■さらなる「買い得価格」の設定が「成功のカギ」か
日産のコンパクトSUV「キックス」は、2020年6月に日本で発売されました。ベースモデルはブラジルで2016年にデビューしており、その後にマイナーチェンジを実施しているとはいえ、すでにやや古さが否めない状況です。
そんななか、米国では2024年3月に新型キックスが発表されました。上質さを高めた内外装で、「小さな高級車」といっても過言ではない仕上がりに、日本のユーザーも注目しています。国内導入はいつになるのでしょうか。
【画像】超カッコいい! これが日産の「小さな“高級”SUV」です! 画像で見る(30枚以上)
新型キックスの外観は、よりモダンで大胆なイメージに進化し、特徴的なフロントマスクやスクエアで力強いスタンスが特徴です。
特に注目すべきは、ボディサイズの拡大です。
現行モデルが全長4290mm×全幅1760mm×全高1605mm(日本仕様)なのに対し、新型は全長約4366mm×全幅約1800mm×全高約1630mmに拡大し、最低地上高も約213mmへと引き上げられました。
プラットフォームには、コンパクトカー「ノート」や「ノート オーラ」と共通の最新世代「CMF-B」を採用しています。
北米仕様のパワートレインは、2リッター直列4気筒ガソリン自然吸気エンジンとCVTの組み合わせで、FFのほか4WDも設定されています。
ハイブリッド「e-POWER」のみが設定される日本の現行キックスとは、大きく異なる点です。
インテリアも大幅にアップグレードされ、各部の質感も大幅に高められています。
また、12.3インチの大型デュアルディスプレイや先進運転支援システム「Nissan Safety Shield 360」、「プロパイロット アシスト」も設定されるなど、商品力も大きく向上しています。
では、この新型キックスは日本市場に導入されるのでしょうか。
日産からの公式発表はまだありませんが、国内のコンパクトSUV市場はいまも順調に需要が伸びている状況であり、早期に導入される可能性は極めて高いでしょう。
ただ日本仕様のパワートレインは、現行モデルと同様にe-POWER専用となることが確実視されています。
搭載されるパワートレインについては、現在「セレナ」で使用されている1.4リッター版や、ノート/ノートオーラと同じ1.2リッター版など、現行の“第2世代”e-POWERか、あるいは現在開発中といわれている“第3世代”の次期型e-POWERとなる可能性もありそうです。
また現行型同様に、e-POWER 4WDも設定されるでしょう。
価格については、現行型が約300万円からのスタートですが、ライバルのトヨタ「ヤリスクロス」やホンダ「ヴェゼル」といった強力なライバルとの価格バランスも重要なポイントとなります。
現行型はタイ製の輸入モデルですが、新型は国内製造に切り替えて輸送コストなどを抑えることで、もう少し安く設定することができるかもしれません。
さらにいえば、ライバルのコンパクトSUVではハイブリッドのほかに、200万円台で購入できる1.5リッターガソリンエンジン車も設定して、需要の底支えを図っています。
拡販を狙うなら、日産も新型キックスに対し同様の施策が求められるところです。
※ ※ ※
新型キックスが早々に日本市場にも導入される可能性は高いと考えられます。
商品力の大幅向上が期待される一方で、最終的な価格設定が成功の鍵を握るといえるでしょう。
なお2025年10月には、国内最大の自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025」が東京で開催されます。
ショーの目玉として、新型キックスe-POWERがお披露目されることを大いに期待したいところです。
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