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ブレンボが EICMA 2022 にてモーターサイクル用製品を初公開(動画あり)

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ブレンボが EICMA 2022 にてモーターサイクル用製品を初公開(動画あり)

ブレンボがミラノモーターサイクルショー(EICMA)2022において、モーターサイクル用の新製品を初公開した。今回発表されたのは、優れた耐熱性と制動力、環境性能を併せ持つブレーキパッド「GREENANCE」、レース仕様に近い仕様に設計された新型「19RCS CORSA RR-Race Replicaマスターシリンダー」および改良型「GP4 MSブレーキキャリパー」の3製品。なお、販売価格など詳細については現在のところ情報はない。

ブレンボ、モーターサイクル3製品をEICMA 2022にて初公開世界最大規模のモーターサイクル国際見本市にて、 環境に優しいブレーキパッドGREENANCE、 新型19RCSコルサコルタ RR レースレプリカモデルのラジアルマスターシリンダー、そして改良型GP4-MS キャリパー

人気モデルを徹底的に試乗インプレッション

東京(日本)、2022年11月21日 EICMA 2022 ブレンボは世界最大規模のモーターサイクル国際見本市であるミラノモーターサイクルショー(EICMA) 2022において、新たに開発した「GREENANCE」ブレーキパッドを発表しました。当社のアフタマーケット向けブレーキパッドシリーズは今後、このシリーズへの段階的切り替えを行います。シンタードからカーボンセラミックに至るまでなコンパウンドを用いた新しいブレーキパッドは、公道・オフロード、スクーターなど幅広いモーターサイクルごとの特性に合わせることが可能となります。

ブレンボ GREENANCEパッドはブレーキ温度の上昇時にも安定した性能を発揮するように作られており、優れた耐熱性を発揮します。事実、ダイナミック動力計効率試験では、高温・高速環境下で従来品より安定的な摩擦係数を示し、市販の比較対象製品と比べて平均で10%高い摩擦係数を記録しました。また、ブレンボ GREENANCEパッドの独自ベンチテストでは、摩耗率が市販の同等製品を15%下回りました。

ブレンボ GREENANCEパッドは材料に銅とニッケルを使用せず、セラミックコンパウンドについてはアンチモンとアスベストを含みません。このほか、生産工程におけるメタンガスの使用を排除したことによって、CO2換算で年間約176トンの温室効果ガスの排出を削減できます。

「GREEN(グリーン/環境にやさしい)」と「PERFORMANCE(性能)」をその名の由来とするブレンボ GREENANCEパッドはお客様の期待に応えるパフォーマンスを有すると同時に、サステナブルな環境に貢献したいという願いも叶えています。だからといってブレーキ性能に妥協は許さず、従来の配合材料と同等以上の制動力を発揮します。

また、ブレンボ GREENANCEパッドはECE R 90認証を受け、摩擦材とバックプレートを接着させ、耐熱性を高めるグリッピング技術としてNUCAPリテンションシステムを採用しています。

さらにブレンボはEICMAにて、GREENANCEパッドに加え、新型19RCS CORSA RR-Race Replicaマスターシリンダーと、改良型GP4 MSブレーキキャリパーも初公開しました。

MotoGP(ロードレース世界選手権)やSBK(スーパーバイク世界選手権)に用いられるマスターシリンダーと同様、ビレットより機械切削された新しいブレンボ 19RCSコルサコルタ RRは軽量化を図りつつ、レース仕様の設計をできる限り再現しています。チタングレーの硬質アルマイトのボディの表面は優れた耐摩耗性を発揮し、可動部品同士の摩擦を大幅に軽減します。従来のモデルと比較して19RCSコルサコルタ RRはより濃く深みのある色合いをしていて、Moto2、Moto3クラスモデルの外観にさらに近づけました。

フローティングピストンとガスケットはMotoGPと同様のコンポーネントを用いており、これはブリーダーボルトやニップル部分も同じです。ブリーダーボルトとニップルはボディに対して30度以上傾いており、マスターシリンダーのブリーディングがしやすくなっています。

設定を変更するだけで、ブレーキングレスポンスとバイクのフィーリングを素早く、思い通りに切り替えることが可能です。

3つ目の初公開製品は、ブレンボ GP4シリーズの最新モデル、改良型GP4-MS キャリパーです。現代のモーターサイクルのニーズと、要求の厳しいサーキット走行愛好家の期待に応えます。

パワフルなオンロードバイク向けに設計・開発されたGP4-MSはサーキット発想の公道仕様ブレーキキャリパーです。


MotoGPでプロライダーが用いるブレンボ製キャリパーと同様、改良版GP4-MSもアルミビレットとモノブロック設計の組み合わせから生まれています。鋳造によるブレーキ部品と比較し、アルミビレットを機械切削加工することによって素材の特性を生かすことができ、過酷な走行環境でも高い安定性を発揮し、その結果、耐久性を損なうことなくブレーキシステム全体の性能を高めることができます。

欧州の大型バイクに用いられる標準的なラジアルフォークと互換性のある従来のGP4-MSキャリパー(取付ピッチ100mm)の人気を受け、今回の改良版では日本のスーパースポーツバイク向けに取付ピッチ108mmがラインナップに加わりました。

フロント部の補強リブは4本のアルミ製ピストンを取り囲み、システム剛性を最大限に高めることによって、走行中のバイクの安定感と信頼を体感できます。ブレンボ GP4シリーズの特長の一つであるニッケルコーティングによる表面処理により、高温環境でも本来の強さと性能を発揮します。

特にボディの外側に取付られたベンチレーション用のフィンは、ブレーキシステムの熱交換を促して冷却効率を高めています。走行による空気循環はもちろん、ブレーキディスクとホイールの回転によって引き起こされる空気の動きがより重要な働きをします。

このブレンボ GP4-MS キャリパー最新モデルはニッケル表面仕上げによって外観の美しさにも磨きをかけ、明るくなめらかな印象を与えると同時に耐久性、耐摩耗性、走行時の最適性能を確保し、一切の妥協のない走りを叶えます。

リリース株式会社ブレンボ・ジャパン(2022年11月22日発行)

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