5月9日、アルデンヌ地方に位置するベルギーのオールドトラック、スパ・フランコルシャン・サーキットでWEC世界耐久選手権第3戦『スパ・フランコルシャン6時間レース』のフリープラクティス3回目(FP3)が行われ、アントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン組50号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ)が全体トップタイムをマークした。
予選前最後の走行セッションとなったFP3は、青空が広がった現地11時に気温13度、路面温度22度というコンディションの下で実施され、開始直後からハイパーカーとLMGT3の2クラスから計36台のマシンがコースインしていった。
【タイム結果】2025年WEC第3戦スパ・フランコルシャン プラクティス3回目
この中には前日のFP2でクラッシュを喫した51号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ)と007号車アストンマーティン・ヴァルキリー(アストンマーティンTHORチーム)も含まる。一方、ひときわダメージが大きくFP3をスキップして予選出走を目指すとしていた60号車メルセデスAMG GT3エボ(アイアン・リンクス)はピットガレージでの修復が続けられている。
3度の赤旗に加えてフルコースイエローによる介入も複数回みられたFP2と打って変わって、このFP3はクリーンなセッションに。数少ないアクシデントのひとつは平川亮が乗り込んだ8号車トヨタGR010ハイブリッド(トヨタ・ガズー・レーシング)のスピンと、チェッカー後にオー・ルージュで発生した51号車フェラーリと46号車BMW M4 GT3エボ(チームWRT)の接触だが、幸いどちらも大事に至っていない。
そんな同セッションでは、とくにハイパーカークラスで早い時間帯に予選シミュレーションが行われた関係で、序盤にタイムアタックが集中した。ターゲットタイムとなったのは、ロバート・クビサ駆る83号車フェラーリ(AFコルセ)の2分01秒205。これを50号車フェラーリがわずかに上回ると、フォコは続けざまに自己ベストを更新し2分00秒596までタイムを縮めてみせる。
直後20号車BMW MハイブリッドV8が2分00秒604で肉薄するも、このタイムはトラックリミット違反により取り消される。代わって暫定3番手となっていたアール・バンバー駆る38号車キャデラックVシリーズ.Rの2分00秒793というタイムが2番手に。キャデラックの姉妹車12号車がこれに僅差で続き、この上位3台のみが2分00秒台のタイムをマークした。
4番手は黄色い83号車フェラーリ。5番手には一度スピンがあった8号車トヨタが入った。タイムは2分01秒259でここまでがトップと1秒圏内だ。1秒001遅れた6番手93号車プジョー9X8(プジョー・トタルエナジーズ)と7番手につけたトヨタ7号車が2分01秒台の中盤から後半のタイムで続き、8番手の99号車ポルシェ963(プロトン・コンペティション)以降は2分02秒台となっている。
LMGT3クラスは、序盤にサイモン・マンのアタックで2分17秒831をマークした21号車フェラーリ296 GT3(ビスタAFコルセ)が最速。クラス2番手を0秒350突き放してみせた。
その2番手は88号車フォード・マスタングGT3(プロトン・コンペティション)で、ジャンマルコ・レボラートが2分18秒181をマーク。3番手にはクレメンス・シュミットが乗り込み2分18秒676というタイムを記録した87号車レクサスRC F GT3(アコーディスASPチーム)が入った。
トップから1秒046遅れた4番手に10号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3エボ(レーシング・スピリット・オブ・レマン)がつけ、中山雄一が合流している78号車レクサス(アコーディスASPチーム)が5番手に。セッションの終わりに“あわや大クラッシュ”の危機に瀕した46号車BMWが6番手で続いている。今週はやや苦戦気味の佐藤万璃音組95号車マクラーレン720S GT3エボ(ユナイテッド・オートスポーツ)はクラス16番手だ。
WEC第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースのポールポジションと決勝のスターティンググリッドを決定する公式予選は、このあと14時40分(日本時間21時40分)から実施される。
[オートスポーツweb 2025年05月09日]
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みんなのコメント
今年マジで完封する勢いじゃないか?
まぁでも1強は興行として良くないからル・マンの後はフェラーリはまたグズグズにされるんだろうなぁ。
どうせなら本当に完封して欲しい。
私はプジョー信者なんでね。
何処が勝ってもいいのよ。