■オシャレな「コルト」に激安すぎた「リミテッド」
それまで三菱自動車工業(三菱)のコンパクトカーとして存在していた「ミラージュ」に代わり、2002年11月に登場した「コルト」。
【画像】超カッコイイ! これが「99万円のお手頃モデル」です! 画像で見る(40枚)
当時は三菱のリコール隠し問題の影響もあり、「まじめ、まじめ、まじめ、コルト」というCMのキャッチコピーで話題になったことを記憶している人もおられるのではないでしょうか。
このコルトの車名は、国内では「コルトギャラン」に代表されるように、1960年代に使用されていたもので、久々の復活。三菱が当時、心機一転の再スタートを切ろうという想いがあったことがうかがえます。
そんなコルトは当時提携関係となっていたダイムラー・クライスラー(当時)との共同開発で生まれたもので、「スマート フォーフォー」とプラットフォームを共有していたことでも知られていました。
デビュー当初は「カスタマーフリーチョイス」と名付けられた、内外装やエンジン、ホイール、シート、オーディオなどをユーザーが自由に選ぶことができる仕組みを採用。
「エレガンス」「カジュアル」「スポーツX」という推奨パッケージが3種類用意されていたことも特徴でした(カスタマーフリーチョイスは2005年11月で廃止)。
当初のエンジンは1.3リッターと1.5リッターの自然吸気仕様2種類、トランスミッションはCVTのみとなっていましたが、2004年10月には1.5リッターターボエンジンを搭載した「ラリーアート」やステーションワゴンモデルの「コルトプラス」を追加。
さらに2006年5月には1.5リッターターボエンジンに5速MTを組み合わせた(CVTも存在)ホッテストモデルの「ラリーアート バージョンR」も登場しています。
こういったモデルだと、どうしてもホットモデルに注目が集まりがちではありますが、モデル末期の2009年2月にはコルトとしては初めて100万円を切る、99万8000円(当時)という価格を付けた特別仕様車の「リミテッド」が追加されます。
このリミテッドは最もベーシックな「ベリー」をベースにしているのですが、ベリーでも124万9500円という価格だったため、極限まで装備が省かれているのが特徴でした。
エクステリアではホイールキャップやカラードドアミラー、プライバシーガラスなどが省かれ、フロントガラスのUV&ヒートプロテクト機能も省略。
快適装備ではオートエアコンやオートライト、パワーステアリング、パワーウィンドウなどは標準装備となるものの、オーディオレスかつスピーカーもレスとなり、キーレスエントリーも非装着(集中ドアロックは装備)。
内容としてはかなり割り切ったものとなっており、まるで商用モデルかのようなものとなっていたのでした。
ただボディカラーはホワイト、シルバー、ブラックに加え、乗用車感のある「レッドメタリック」も用意されており、カタログにはこのレッドメタリックの写真が使われていました。
結局、コルトは2012年末まで生産が続けられ、復活したミラージュにバトンタッチすることになるのですが、後を継いだミラージュにも99.8万円の価格をキープした「E」グレードを設定。
安価なコンパクトカーを求めるユーザーが一定数いたことを証明したのでした。(小鮒康一)
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みんなのコメント
今、コルト売ったらこれくらいのでも180万くらいじゃないか?
以外にトルク感あふれる走りはCVTの恩恵かもしれないけど、キビキビとそしてドラポジとフロントガラスのスラントと相まってじつに運転しやすく楽しかった。
スペースユーティリティも意外に良好で、じつに使い勝手に優れたマルチに活躍する隠れた名車だと思った。