F1日本GP初日FP2で、ホンダ製パワーユニット(PU)勢は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがメルセデス勢2台に次ぐ3番手のポジションを手にした。この他、フェルスタッペンのチームメイトであるアレクサンダー・アルボンが6番手、トロロッソ勢もピエール・ガスリーが9番手、ダニール・クビアトが12番手と、軒並み上位につけた。
ただ金曜日の午前10時には、接近する台風19号の影響により、土曜日のスケジュールの中止が発表。チームはこれに対処する必要性に迫られた。
【動画】2019年F1第17戦日本GPフリー走行2回目ハイライト
「明日(土曜日)は台風の接近に伴い、プログラムが全てキャンセルということになりました。そして我々もサーキットに立ち入ることができないという判断が下されました。そのため、土曜日の走行なしで日曜日の予選と決勝に挑むことになり、それに向けてセッティングを出すという金曜日のセッションになりました」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、セッション終了後の記者会見でそう語った。
「レッドブルの2台に関しては、FP1(フリー走行1回目)ではバランスが良くありませんでしたが、FP2では改善できています。とはいえ、両ドライバーともに満足できていない部分もありますので、日曜日に向けてさらに改善していきます」
「トロロッソもFP1からFP2にかけてマシンを改善することができました。レースに向けてはさらに改善していきます」
なおこの日使ったPUは、4台すべてがスペック4。今回から投入している新燃料にも、問題は発生しなかったようだ。
「今日は全車スペック4を使いました。燃料も新しいモノを使っていますが、大きな問題はありません。これから細かいところを見て、改善できるところ、パフォーマンスをアップすることができるところは、チームと一緒に最適化を進めます」
「手応えについてはまだ初日なんで、分かりません。今日しかないんですけどね……ただ満足できていない部分もあるので、それをレースに向けてセットアップしていくのが重要になると思います」
ただ前述の通り、土曜日のサーキットは完全閉鎖。たとえチーム関係者といえども、ガレージはもちろん、サーキットの敷地に入ることもできない。
「明日はここ(サーキット)には来られませんが、私は仕事をします。色々と考えることがあるので、予習と復習です」
「できることとできないことがあります。走行データはHRD Sakuraに送られているので、それを引き出して作業することができます。しかしネットワークの速さの問題もあるので、自分のコンピュータに落として仕事をするか……とにかく、在宅勤務的なことは、多少は範囲が狭まりますが、今の時代なら大抵のことはできます」
「せっかく多くのみなさんに楽しみにしていただいている1日です。私がF1ファンで、土曜日に走らないとなったら、ものすごくがっかりすると思います。それは私にも分かります。楽しみにしていただいているみなさんに申し訳ないと思うのと同時に、我々にとってもホームレースですから……通常のプログラムをこなして、しっかりとレースに挑めることを期待していましたから、そこはがっかりしています」
なおFP1では山本尚貴がトロロッソのマシンを駆り、F1公式セッションデビューを果たした。この走行について田辺テクニカルディレクターは、改めて次のように語った。
「山本尚貴選手がトロロッソのマシンでFP1を走行しました。初めて、しかもレースウィークエンドのプラクティスの走行を担当しましたが、チームやレッドブルの面々からも、良い走りをしていたよねと言われています。その中で、”乗せられる”わけじゃなく、ちゃんと乗って、そして車体やパワーユニット(PU)のフィードバックをしてくれています。満足いく結果だったのではないかと思います」
「ホンダにとってのホームレースでF1に乗るということは、日本の若いドライバーたちも勇気付けられたのではないかと思います」
「忙しくてまだ細かいことは話せていませんが、この後じっくりと座って話をさせてくださいというところですね」
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