角田裕毅のF1サウジアラビアGPは、友人であるピエール・ガスリーとの接触により、わずか4つのコーナーで終わった。しかし、レッドブルの首脳陣は、角田に関してポジティブな発言をしている。さらに、角田が予選での自信を高める手助けをするために、チームはシルバーストンで1日間のテストを実施し、2年前のRB19に彼を乗せた。このテストは、角田にとって、昨年最終戦後のアブダビテストでRB20を走らせて以来のレッドブルでの本格的なテストデーとなった。
クリスチャン・ホーナー代表は、サウジアラビアGP決勝後は、マックス・フェルスタッペンへのペナルティ問題に集中し、スチュワードが不当な裁定をしたとメディアに対して懸命に主張していた。しかしそんななかでもホーナーは、レース後のメディアブリーフィングにおいて、角田の週末についても触れた。
避けようのなかった接触。一方で「自信もついてきた」と進歩に満足、今後は旧型車テストも【角田裕毅F1第5戦分析】
ホーナーは、角田の早すぎるリタイアについて、「裕毅にとって残念なことだ」と述べ、さらに「ピエールとの間に起きたレーシングインシデントだったと思う。彼は壁際にいた。スチュワードミーティングでも、両ドライバーがそれがレーシングインシデントであったことを認めていた」と付け加えた。
「(このクラッシュは)彼にとって苛立たしいものであったに違いない。(走り続けていれば)彼は確実に大きなポイントを争うバトルに加わっていただろう」
「(予選では)Q2のタイムをもしQ3で再現できていれば、彼は6番手グリッドを確保していたはずだ」
モータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコもまた、この3戦での角田に良い印象を持ったようで、フェルスタッペンには届かないながらも「適切なスピードを発揮し、アプローチも正しい」と述べている。
サウジアラビアでのクラッシュについては「ガスリーとのあのような1周目のクラッシュは、時に起こり得ることだ」とマルコは言う。「我々の計算によれば彼は6位になっていた可能性がある。これは大きな進歩である。なぜなら、彼以前の(最近の)セカンドカーは、トップ10に近付くことがほとんどなかったのだから」
角田が予選でマシンのパフォーマンスを最大限に引き出せるようになるよう、チームはサウジアラビアの後に彼にテストの機会を提供した。4月22日火曜日に角田はミルトン・キーンズの本拠にあるシミュレーターを使い、翌日にはシルバーストンで、2023年型RB19での走行を行った。
RB19は、2023年にレッドブルとマックス・フェルスタッペンがタイトルを獲得、チームが22戦中21勝を挙げ、シーズン最多勝利という記録を達成したマシンだ。
今年の競技レギュレーションでは、過去のマシンを使用したテスト(TPC)は、レースドライバーに関しては、1年で最大1000kmの走行距離に制限される。角田のシルバーストンテストは、年内にフェルスタッペンが同様のテストを行う必要性を考慮して、走行距離が決められた可能性が高い。
[オートスポーツweb 2025年04月24日]
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角田にはやりようがなかった