2026年にアニバーサリーイヤーを迎えるホンダ車が4車種ある。その中から、ここでは30周年を迎えるホンダ ステップワゴンを取り上げ、6代にわたる歴史の中から、その変遷と役割を貴重なカタログとともに振り返ってみよう。
※本稿は2026年3月のものです
【画像ギャラリー】「わくわくゲート」の衝撃ギミックこそホンダらしい!! 30周年記念モデルのリアも注目だぞ!(41枚)
文:ベストカー編集部/写真:ホンダ、ベストカー編集部/資料提供:ホンダアクセス
初出:『ベストカー』2026年4月26日号
幸せを運んだ自由な空間
日本における「家族時間」の定義が書き換えられたステップワゴン誕生の瞬間。低床レイアウトという画期的なパッケージングは、まさに「魔法の箱」。その扉が開かれた時、遊びのフィールドが無限に広がる。
初代のデビュー時は、空前のRVブーム。アクセサリーの主役は、フィールドへ繰り出すためのデカールやルーフラック、アウトドア用品といった「外遊びの道具」だった。
しかし、物語は単なる実用車では終わらない。後期になると、ホンダの走りへの執念が生んだ「モデューロ」が台頭。ミニバンに空力とハンドリングの概念を持ち込み、単なる移動を「楽しいドライビング」へと変えた。
お父さんたちの「操る喜び」という切実なニーズが、カタログのページを熱くさせ始めたのだ。
2代目では、そのバリエーションがさらに加速。家族一人ひとりの個性に寄り添う「遊び心」がアクセサリーの随所に溢れていた。
そして3代目の登場でトレンドは一変。低床・低重心化がさらに進み、車内は文字どおりの「動くリビング」へ。
リアシートの快適性にフォーカスした大型テーブルや遮光カーテンがカタログの主役となり、車内での「過ごし方」そのものを提案するようになる。
4代目になると「スパーダ」が独自の進化を遂げる。迫力あるメッキパーツやLEDイルミネーションが、いわゆる「オラオラ系」のトレンドを牽引した。
5代目は、独創的な「わくわくゲート」で実用性を極めつつ、アクセサリーはさらに深化。パフォーマンスダンパーなど、目に見えない「乗り味」を整える機能パーツが、成熟したユーザーの支持を集めた。
そして現行では、現代の風景に溶け込むクリーンな「AIR」と、力強くも洗練を極めた「スパーダ」というふたつの解答だ。
現代のアクセサリーパーツが担う役割は、誇示するための装飾ではなく、オーナーの生活の質を静かに、かつ確実に高めるための「上質な仕立て」へとシフトしていっている。
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みんなのコメント
わくわくするような車も無くなったな