FIM世界耐久選手権(EWC)のプロモーターであるユーロスポーツは、2019-2020シーズンからセパン・インターナショナル・サーキットでの8時間耐久レースを新しく開催することを発表した。
コカ・コーラ鈴鹿8時間耐久ロードレースが開催されている鈴鹿サーキットで記者会見が行われ、EWCをプロモートするユーロスポーツのフランソワ・リベイロ代表、株式会社モビリティランドの山下晋社長、セパン・インターナショナル・サーキットのラズラン・ラザリ代表らが登壇。その詳細について明らかにされた。
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このセパン8時間耐久レースは、EWCのカレンダーに加わるとともに、そのシーズングランドフィナーレである鈴鹿8耐の参加資格を得るための“予備予選レース”という位置付けられているという。
そのため、週末のレースフォーマットは全て鈴鹿8耐と同じにし、金曜日に予選、土曜日にトップ10トライアル、そして日曜日の決勝レースも8時間耐久で行われ、日没後の夜にゴールを迎える。なお、初開催は2019年12月になるとのことで、東南アジアのチームが多く参戦することが見込まれているが、鈴鹿8耐参戦を見据えている日本やヨーロッパに拠点を置くチームもセパンへ遠征しやすいように、ロジスティックスの費用は全てEWCが負担するという。
2015年からEWCのプロモーターを務めるユーロスポーツ。リベイロ代表は、セパン8時間をカレンダーに加えることで、EWCが新たなステップを踏むことになると語った。
「我々は2015年からEWCを担当してきて、これまでステップ・バイ・ステップで様々な部分を整備してきた。その一つのステップとして、鈴鹿8耐をグランドフィナーレの舞台にすることができた。そこから、今度はアジアへ進出していく新たなスタートを切ることになる。セパンでの開催は、その布石となるだろう」
この発表のために鈴鹿に来場したセパン・インターナショナル・サーキットのラズラン・ラザリ代表は、2017年にF1マレーシアGPが終了して以降、新たなビックレース開催を模索した結果、EWCが最適だったという。
「2017年にF1が終了してから、それに変わる大きなレースイベントとして何をするか? ということを考え始めた。そこで我々としては何を開催するのが適切なのか、昨年3カ月に渡って、SNSなどで国民に意見を聞いた。その結果、最も人気だったのがEWCとWTCRだった」
モビリティランドの山下社長は「昨年からEWCのグランドフィナーレとして鈴鹿8耐を開催することになり、これまで以上にヨーロッパやアジアからの認知度が高まっています。こうして全く同じフォーマットで、アジアでもう1戦開催されることになり、まさに(セパン8時間は)兄弟レースだと思っています」と笑顔でコメントした。
実際に、セパン8時間でどのような結果を残すと鈴鹿8耐への参戦資格が得られるのか、これまで同様にシード権などの適用はあるのかなど、具体的な部分についてはこれから調整が進められていくとのことだ。
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