2024年F1ラスベガスGPの木曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=5番手/フリー走行2=17番手、セルジオ・ペレスはフリー走行1=10番手/フリー走行2=19番手だった。
レッドブルは今回、アップデートコンポーネントとして、フロントウイングとフロアフェンスの変更を申告している。
F1ラスベガスGP FP2:好調メルセデスのハミルトンが最速。角田は初日10番手、アルピーヌやハースもトップ10入り
チームはまた、「タイヤをできる限り早く温めることに目を向けるなかで、ラスベガス用リヤウイングにより、気温が低いコンディションで勝利の可能性が高まることを期待している」とも述べている。
ミディアムタイヤでのタイムで下位に終わった初日について、チームは、「マックスもチェコもフリープラクティスでグリップを見つけることができず、ベストのパフォーマンスを発揮することができなかった」とコメントした。
「FP2では、アレクサンダー・アルボンのウイリアムズが出した赤旗の影響で、ふたりともソフトタイヤでのランを走り切ることができず、順位は改善しなかった」
しかし、いずれにしてもペースは満足いくものではなく、チーム代表クリスチャン・ホーナーは、その原因は気温とタイヤにあると述べた。
「それが重要な原因だった。ショートランでは温度が適切ではなく、うまくいかなかった。ロングランではマシンは問題なく機能したが、ショートランではタイヤを正しいウインドウに入れることができなかったのだ」
FP1終盤、フェルスタッペンがステアリングホイールの不調を訴えていたが、これについてチームは、無線の接続が時々切れる症状が表れていたと説明している。
フェルスタッペンは、ラスベガスGPで4度目のドライバーズタイトルを決める可能性がある。現時点でランキング2位のランド・ノリスとの差は62ポイントだが、ラスベガスGP後にノリスに60ポイント以上差をつけていれば、フェルスタッペンのタイトル獲得が確定する。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=5番手(1分36秒038:ソフトタイヤ/25周)/フリー走行2=17番手(1分35秒834:ミディアムタイヤ/25周)
今日はコースがとても滑りやすかった。特に1ラップランではタイヤを機能させることに苦労し、ペースがかなり遅かった。ロングランはショートランよりは多少競争力があったけれど、まだ微調整すべき点がいくつかある。
気温がとても低く、独特のコンディションだ。とはいえ、全員にとって同じ条件なので、自分たちが何を間違えているのかを理解する必要がある。
僕たちの問題は間違いなくタイヤに関連したものだ。グリップがなく、氷の上を走っているような感じだ。それを修正するために何ができるかを検討し、明日に向けて改善できればと思う。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=10番手(1分36秒536:ソフトタイヤ/25周)/フリー走行2=19番手(1分36秒055:ミディアムタイヤ/25周)
1ラップに関してはまだやるべきことがある。ロングランはそれに比べれば多少期待できそうだが、それでも望んでいる状態には至っていないから、すべてを引き出すために、今夜、集中する必要がある。
今日は主に低速でのバランスにおいて苦戦した。リヤウイングのダウンフォースレベルの関係で、リヤが大きくステップアウトし、かなりトリッキーだった。特に1ラップにおいて改善が必要だ。それを成し遂げて、一歩前進し、正しい方向に進みたい。
日曜日が最も重要だ。ここはオーバーテイクが可能だから、レースで良いペースを発揮できる状態であることが非常に重要になるだろう。
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