車を通してユーザーが趣味などを楽しむことをサポートし、フランス文化やフランスのトレンドを取り入れたライフスタイルを提案している。
アルピーヌは、2019年のル・マン24時間レース会場で発表された、アルピーヌ A110Sを参考出展している。
ルノー ルーテシア
通算5代目となる新型ルーテシアが、東京モーターショーで日本初公開された。
新型ルーテシアのエクステリアは彫刻的なラインを強調したデザインに。中でもエッジの効いたLEDフロントライトと奥行き感が与えられたテールライトが印象的だ。
先代よりも全長は12mm短くなったものの、居住スペースは拡大。
インテリアでは波型のダッシュボードを採用し、メーター類の見やすさと良好な視界を確保するためステアリングがコンパクトになっている。シフトレバーは従来のものより短くして握りやすさが高められている。
そして室内に計26L分の収納スペースが確保されるなど、ユーティリティ性能が向上。トランクスペースは391Lと、同カテゴリーで最も広いスペースが確保された。
ルノーブランドのイージーライフを体現する新型ルーテシアは、2020年前半の日本発売が予定されている。
ルノー メガーヌ ルノー・スポール トロフィー
2019年10月9日に発表されたばかりのメガーヌ ルノー・スポール トロフィー。
ドイツのニュルブルクリンクサーキットにおいて量産FFモデル最速記録を塗り替えてきたモデルのDNAを受け継ぐ車種だけに、東京モーターショー会場で走り好きから注目を集めるのは間違いない。
最高出力300ps、最大トルク420N・m(EDC)/400N・m(MT)というメガーヌ ルノー・スポール史上最もパワフルな1.8L直噴ターボエンジンを搭載。
シャシーにはメガーヌ ルノー・スポールのダンパー、スプリング、アンチロールバーのレートを高めてロールを抑えた“シャシーカップ”が採用された。これはコーナリングスピードの向上を目的としたものだという。
さらに、走行安定性と高い操舵性を両立したトルセンLSD、冷却性能の向上と軽量化を実現した前輪アルミ製ハブ/鋳鉄製スリット入りベンチレーテッドディスクブレーキ、スポーツエグゾーストを装備。クローズドコースでのスポーツドライビング性能を高めることに成功した。
そして、メガーヌ ルノー・スポールにも装備されている4コントロールやダンパー内に第2のダンパーをもつ四輪ハイドロリック・コンプレッション・コントロールが組み合わされる。
インテリアにはレカロ製フロントバケットシート、ナッパレザー/アルカンターラステアリングホイールなどが奢られている。
ルノー トゥインゴ EDC
2019年8月にマイナーチェンジしたトゥインゴ。最新のパリのデザインやライフスタイルに調和するという新しいデザインは、より洗練された印象に。
フロントバンパーに設けられたスリットから入った空気がフロントホイールハウスに抜けるように設計するなど、空気抵抗を減らす工夫も施されている。
インテリアには、7インチタッチスクリーンを装備。Apple CarPlayとAndroid Autoに対応し、タッチスクリーンからスマホ内の各種機能にアクセスできるように。
また、フロントカメラで車両前方の白線を検知し、車線からはみ出しそうになるとアラームで注意を促す車線逸脱警報と、タイヤの空気圧低下を感知するとメーターパネルの表示灯が点灯してドライバーに異常を知らせるタイヤ空気圧警報を新たに装備した。
アルピーヌ A110S
1962年に誕生したA110を現代によみがえらせたアルピーヌ A110。徹底的な軽量化が図られたボディに、 1.8L直4直噴ターボを運転席後方に積んだミッドシップレイアウトを採用。
東京モーターショーでは、アルピーヌ A110のパワーを高めるとともにシャシーに専用セットアップを施したA110Sが参考出品されている。
リアピラーに装着されるトリコロールエンブレムはカーボンファイバーとオレンジに、リアの「ALPINE」のエンブレムがブラックになるなど、A110Sは、A110とは異なる専用デザインに。ブレーキキャリパーはオレンジに変更。そしてスポーツ性を際立たせる光沢仕上げのカーボンファイバールーフが採用された。
シャーシには専用チューニングが施され、スプリングの剛性も50%高められた。それにともない、ダンパーのセッティングも変更されている。
エンジンはA110より最高出力を40psアップし、ターボのブースト圧も高められている。最高出力は292ps/6400rpm、最大トルクは320N・m/2000~6400rpmとなる。最高出力が上がったことでパワーウェイトレシオは3.8kg/psに、0‐100km/hタイムは4.4秒となった。
文/高橋 満(BRIDGE MAN)、写真/尾形和美、編集部
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