F1は2026年カレンダー最終草案をチーム側に対してエミリア・ロマーニャGPの際に提示したものの、その後も変更を余儀なくされ、不透明な要素が解消されないために、正式発表を延期している。
イモラで渡された最終版とされていたものは、24戦で構成され、エミリア・ロマーニャGPが消滅し、スペイン・マドリードでのレースが含まれていた。また、3連戦は終盤の1回に減らされていた。
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しかしその後、変更が加えられたことで、シーズン終盤の7週間のなかに2回のトリプルヘッダーが組み込まれた。さらに、スペインGPの週末に、チームは、マドリードでのグランプリが2026年に開催される保証はまだないと伝えられた。新グランプリのプロジェクトに関して資金調達に問題があり、2026年9月中旬に組み込まれている開催日に準備が間に合うかどうか、F1商業権保有者は深刻な懸念を抱いている。
こうした状況を踏まえて、F1のCEOステファノ・ドメニカリは、マドリードでの初グランプリを2027年に延期する場合の代替カレンダーを考案している。しかしその案を、カナダGP直前に予定されている世界モータースポーツ評議会の会合に提出するためには、バルセロナのプロモーターが、大幅な日程変更を受け入れる必要がある。
現在のカレンダー案においては、マドリードでのスペインGPは、イタリアGの翌週、9月第2週末に組み込まれている。もしもマドリードのプロモーターが、2026年の開催は困難であるため初開催を2027年に延期したいと認めた場合、イモラが代替イベントとして選ばれる見込みだが、イモラとモンツァ、つまりイタリア国内でのレースが連続で開催されることは、商業的に好ましくない。
そのためドメニカリは、バルセロナのプロモーターに対し、マドリードのプロジェクトが延期された場合、2026年の開催を9月第2週末に移すことを受け入れるよう要請している。それにより、イモラをバルセロナの本来の日程であるモナコGPの翌週に組み込むことを考えているのだ。
当然のことながら、グランプリのプロモーターとしては、伝統的な日程から新たな時期へと開催時期を移すことには、常に消極的だ。それにより、常連の観客を失う恐れがあるからだ。
しかしバルセロナにとっては、日程の大幅変更を受け入れてF1に協力する姿勢を示すことは、新契約を獲得する際にプラスに働く。さらに、カタロニア側からすれば、マドリードのプロジェクトに遅れが出ることは大きな喜びであり、喜んでマドリードなしのカレンダー案を受け入れるだろう。この2都市間のライバル意識は非常に強く、スペイン以外の人々がその根深さを理解することはほとんど不可能なほどである。
[オートスポーツweb 2025年06月09日]
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