■2代目となったコンパクトSUV、新型「GLA」はもうすぐ日本上陸
気が付けば2020年も6月。あっという間に1年の半分が過ぎようとしている。2020年前半は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、日本だけでなく世界的に大混乱に陥った。それにともない、各国の自動車業界も工場の操業停止や販売店の営業自粛などで多大な影響を受けたが、中国や欧米、そして日本もようやく落ち着きを取り戻し始めている。
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そこで、2020年の後半に導入される輸入ブランドの新型モデルにはどんなものがあるのかを予想してみたいと思う。まずはメルセデス・ベンツからだ。
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チェックしたのは、ドイツ本国のメルセデス・ベンツ本社サイトだ。2019年から2020年にかけて発表された新型車をさらってみた。
2019年初頭から2020年春までを見てみれば、新型「CLAクーペ/CLAシューティングブレーク」、「GLCクーペ」、「GLS」、「Vクラス」、「GLA」「GLB」、「GLE de 4マティック」、「GLEクーペ」、「GLEクラス(マイナーチェンジ)」、「A250e/B250e/CLA250e」「Eクラス(マイナーチェンジ)」という新型車が登場したことがわかる。
このうち、CLAクーペ/CLAシューティングブレークは2019年8月、GLCクーペとVクラスは2019年10月、GLSは2020年3月、そしてGLEクーペは2020年6月に、すでに日本導入されているのだ。
そして残ったのが、まったくの新型モデルであるGLB、フルモデルチェンジして2代目となったGLA、そしてプラグインハイブリッドのGLE de 4マティックとA250e/B250e/CLA250e、そしてマイナーチェンジとなったEクラスだ。
ここで注目となるのは、GLAとGLB、そしてマイナーチェンジされたEクラスの3台だ。このうち、プレミアムコンパクトSUVのGLAとGLBは、2020年6月中の日本発表が噂されている。
Eクラスに関しては、欧州での発売が2020年の夏以降ということで、日本導入は当然、その後になるはず。つまり2020年秋以降となるのではないだろうか。
では、この3台がどのようなクルマなのかをチェックしてみたい。
●新型「GLA」
新型GLAは、2019年12月11日にウェブサイトにて世界初披露をはたした。メルセデス・ベンツとしては、オンラインでおこなったワールドプレミアはこの新型GLAが初となる。皮肉にも、コロナ禍の影響でオンライン発表会ばかりになる2020年を先取りするようなデビューを飾っている。
GLAは、Aクラスと同じMFAプラットフォームを使った、メルセデス・ベンツSUVラインナップのなかで最小モデルという位置づけになる。初代の誕生が2014年で、今回が約6年ぶりとなるフルモデルチェンジとなる。
第2世代となる新型GLAのボディサイズは全長4410×全幅1834mm×全高1611mm、ホイールベースは2729mm。これは従来モデルと比較すると全長は14mm短くなり、全幅は30mm広く、全高は104mm高くなっている。ホイールベースも30mm延長されている。
車高が高くなったことで、フロントシートのヘッドクリアランスが22mm広がった。全長が短くなったがホイールベースが拡大されているため後席の足元も広がって居住性が向上したことが大きな特徴といえるだろう。また、衝突被害軽減自動ブレーキなどの先進運転支援システムがアップデートされ、いくつかの新機能を追加しているのも特徴だ。
欧州仕様のパワートレインはガソリン2種、ディーゼル2種の4種類となる。
最高出力163psの1.3リッター直列4気筒ターボに7速DCTを組み合わせる「GLA200」と、最高出力224psの2リッター直列4気筒ターボの「GLA250」「GLA250 4マティック」、最高出力150psを発生する直列4気筒ディーゼルターボの「GLA220d」「GLA220d 4マティック」、最高出力190psの2リッター直列4気筒ディーゼルターボの「GLA220d」「GLA220d 4マティック」となる。
また最高出力306psの2リッター直列4気筒ターボを搭載する「GLA35 4MATIC AMG」が用意されている。
■マイナーチェンジ版「Eクラス」は2020年内に導入されるか
●新型「GLB」
メルセデス・ベンツ「GLB」は、2019年6月10日にアメリカにてワールドプレミアを飾った、まったくのニューモデルだ。
GLAと同様、Aクラスと同じMFAプラットフォームを使うコンパクトSUVであり、オプションにて3列シート・7人乗りを用意しているのが特徴だ。
SUVクーペスタイルのGLAに対して、GLBはよりファミリー向けを意識させるモデルといっていいだろう。
GLBは全長4634mm×全幅1834mm×全高1659mm。兄弟車GLAに対して全長は224mm長く、全高も48mm高くなっている。またホイールベースは2829・もあり、GLAと比べて100mm長い。その分が室内空間拡大に使用されている。
その結果、1列目のヘッドルームは1035・もあり、セグメントとして最大の寸法を実現。また、3列目シートも身長168cmまでが利用可能。日本人体形であれば、小柄な成人男性までが使える空間が用意されている。荷室容量は560~1755リットル(5人乗り)もあるためステーションワゴンとしての利用も可能だ。
パワートレインは基本的にGLAと共通で、ガソリン2種のディーゼル2種となる。欧州仕様として、最高出力163psの1.3リッター直列4気筒ターボの「GLB200」、最高出力224psの2リッター直列4気筒ターボを搭載する「GLB250 4MATIC」、最高出力150psの2リッター直列4気筒ディーゼルターボの「GLB200d」「GLB200d 4マティック」、最高出力190psの2リッター直列4気筒ディーゼルターボの「GLB220d 4マティック」が発表されている。
コンパクトで実用性が高いモデルということで、日本でも人気が出そうなモデルだ。
●改良新型「Eクラス」
2020年3月に、ドイツ本国でEクラスセダン/Eクラスステーションワゴンの全面的なビッグマイナーチェンジモデルが発表された。
最大の変化は、そのルックスだ。ヘッドライトとグリルのデザインを一新。よりクリーンでワイドなイメージになっている。
インテリアも進化しており、オプションでは12.3インチというワイドなディスプレイをふたつ採用。また、先進の運転支援システムも最新のものに進化している。
パワートレインには、ガソリンエンジン用、ディーゼル用、AWD用など、7種類ものプラグインハイブリッドを用意するというから驚くばかりだ。
ちなみに、Eクラスのクーペとカブリオレも同様のマイナーチェンジを実施。こちらは欧州で秋以降の導入がアナウンスされている。
改良新型Eクラスセダンとステーションワゴンは、日本では2020年後半に導入予定だったが、新型コロナ禍により発表時期が変更される可能性が大きいという。セダン/ステーションワゴンの導入後、2021年前半にEクラスクーペ/カブリオレが日本に上陸する予定だ。
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