現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > プジョー加入のキャシディ、フォーミュラEから9X8への乗り換えは「少し時間がかかる」と予想

ここから本文です

プジョー加入のキャシディ、フォーミュラEから9X8への乗り換えは「少し時間がかかる」と予想

掲載
プジョー加入のキャシディ、フォーミュラEから9X8への乗り換えは「少し時間がかかる」と予想

 親会社であるステランティス・モータースポーツとの広範な契約の一環として、2026年のWEC世界耐久選手権でプジョー9X8をドライブすることが発表されたニック・キャシディ。過去3シーズンをABB FIAフォーミュラE世界選手権で過ごしてきたキャシディは、ハイパーカークラスで活躍するまでには「少し時間がかかる」であろうことを認めている。


■日本での活動時代に「トヨタとは話があった」と明かす

岩佐歩夢がパドックに/キドニー縮小版の印象語る/キャシディに太鼓判etc.【第7戦金曜Topics】

 ニュージーランド出身のキャシディは、ステランティスとのこの契約により、新体制のシトロエン・レーシングチームからフォーミュラEにも引き続き参戦することになる。

 キャシディは、WEC第6戦『ローンスター・ル・マン』明けの9月9日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われた1日のテストで、プジョー9X8を初体験した。これは彼にとって、2023年2月にセブリング・インターナショナル・レースウェイでチップ・ガナッシ・レーシングのインディカーのテストを受けて以来となる、スリックタイヤを装着した公式テストとなった。

 キャシディのフォーミュラE以外での最後のフルシーズン参戦は2022年で、このときはAFコルセからWECのLMGTEアマクラスと、DTMドイツ・ツーリングカー選手権の両方で、フェラーリのGT車両をドライブしていた。

 それ以前、キャシディは日本で5年間レース活動を行い、2017年には平川亮とともにスーパーGT・GT500クラスのタイトルを獲得。その2年後には、同じくトヨタ陣営のトムスでスーパーフォーミュラのタイトルも手にしている。

 COTAでのテストに先立ち、Sportscar365のインタビューに応じたキャシディは、近年の耐久レース経験の不足が序盤の足かせになる可能性があることを認めつつも、フォーミュラE以外でも以前の競争力レベルに戻れると自信を見せた。

「本当にワクワクしている」とキャシディは語った。

「2021年に日本からヨーロッパに戻ってきたのは、ハイパーカーとル・マンが中心にあったからだ。僕は辛抱強くそのチャンスを待ち続けてきた。いま、そのチャンスが来たと感じている」

「WECのトップクラスは現在、大きな勢いを誇っているので、参戦するには良いタイミングだと思う」

「トヨタとともに日本で活動していた頃、話はあったんだけど、2023年より前はハイパーカーにはメーカーが1社しかなかった。でも現在はカテゴリーが成長し、より多くのドライバーに多くのチャンスが与えられている」

「2022年にWEC(のLMGTEアマ)でシーズンを過ごした主な理由のひとつは、ル・マンに参戦して経験を積み、将来の交渉を少しでもスムーズにするためだった」

「2020年の初めにユーラシア・モータースポーツからLMP2クラスに参戦し、アジアン・ル・マン・シリーズに参戦した。これも経験を積むためだった。スーパーGTではそのタイプのマシンを知っていたし、たくさんドライブしていたから、その時点では自分に自信があったんだ」

「フォーミュラEで3年間を過ごしたので、元の状態に戻るには少し時間がかかるかもしれないことは重々承知しているよ。過去の経験から、元の状態に戻れると確信はしているが、最初のテストですぐには戻れないかもしれないね」

 プジョー・スポールのテクニカルディレクター、オリビエ・ジャンソニーは先月、第7戦の行われた富士スピードウェイで記者団に対し、COTAテストにおけるキャシディのパフォーマンスに感銘を受けたと語った。

 このテストには、チームに2026年のレースシートが確定しているもうひとり、テオ・プールシェールも参加していた。

 ジャンソニーはさらに、キャシディが来年3月のカタールでのレースデビューに向けて準備を進めており、11月の最終戦後にバーレーンで行われるルーキーテストで9X8をドライブする機会がさらに得られる可能性があると付け加えている。

 キャシディは、AFコルセで2022年に参戦して以来、WECのレベルの高さを高く評価し、遠目から注目し続けてきたと述べたが、現段階でプジョーでの初シーズンの明確な目標設定には慎重な姿勢を示している。

「(プジョーの)パフォーマンスについて判断を下すのは難しいが、外部から言えることは、(ハイパーカー部門の)全員が素晴らしいレベルで活動しており、あらゆる細部が極めて重要だということだ」とキャシディ。

「ドライバーのレベルは信じられないほど高い。ここにいるに値する経験豊富な選手が、たくさんいる。経験不足の自分が代わりに出場するのは決して容易なことではない」

「まずはチームメイトのレベルに近づくことが目標だが、その上でチームワークと組織としての円滑な運営が最優先だ」

「それがこの選手権の良いところだけど、自分のパフォーマンス以外にも結果を左右する要素がたくさんあるので、明確な目標を設定するのは難しいね」

[オートスポーツweb 2025年10月08日]

文:AUTOSPORT web
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

ダッシュボード奥の掃除もチョー簡単!! ホコリも手垢もラクラクとれる! 年末愛車大掃除に強い味方登場!?
ダッシュボード奥の掃除もチョー簡単!! ホコリも手垢もラクラクとれる! 年末愛車大掃除に強い味方登場!?
ベストカーWeb
波乱万丈のなか3勝をマーク!! 日本ラリー界の若きエース・新井大輝が2025年の全日本ラリー選手権を振り返る!
波乱万丈のなか3勝をマーク!! 日本ラリー界の若きエース・新井大輝が2025年の全日本ラリー選手権を振り返る!
ベストカーWeb
北欧デザインの巨匠、ハンス・ウェグナーの過去最大規模となる回顧展が渋谷ヒカリエで開催中!
北欧デザインの巨匠、ハンス・ウェグナーの過去最大規模となる回顧展が渋谷ヒカリエで開催中!
GQ JAPAN
令和版「マクラーレンF1」がオークションに登場 ゴードン・マレー最新作「S1 LM」1号車の“驚愕の落札価格”とは
令和版「マクラーレンF1」がオークションに登場 ゴードン・マレー最新作「S1 LM」1号車の“驚愕の落札価格”とは
VAGUE
編み込みの美学が冬の装いを格上げするボッテガ・ヴェネタ──2025年の秋冬スタイルを小物でアップデートする
編み込みの美学が冬の装いを格上げするボッテガ・ヴェネタ──2025年の秋冬スタイルを小物でアップデートする
GQ JAPAN
キャンプツーリングの簡単アレンジ飯 栄養たっぷり「鯖缶・即席塩ラーメン」は冬にもオススメ!!
キャンプツーリングの簡単アレンジ飯 栄養たっぷり「鯖缶・即席塩ラーメン」は冬にもオススメ!!
バイクのニュース
メーカー純正のパーツでもメッキだからダメ! トラック野郎が受けた理不尽すぎる仕打ち
メーカー純正のパーツでもメッキだからダメ! トラック野郎が受けた理不尽すぎる仕打ち
WEB CARTOP
436万円! リッター「23km」走る「“新”コンパクトSUV」発表! 全長4.3mの“ちょうどいいボディ”採用! 1.2リッター「ターボ」エンジン搭載のシトロエン「C4 MAX HYBRID」登場
436万円! リッター「23km」走る「“新”コンパクトSUV」発表! 全長4.3mの“ちょうどいいボディ”採用! 1.2リッター「ターボ」エンジン搭載のシトロエン「C4 MAX HYBRID」登場
くるまのニュース
普通の自転車には戻れない... 荷物も坂も全部ゴリ押し!? 免許不要で乗れる“漕がない電動モビリティ”「モペロ ミニ・カーゴ」ってどんなモデル? ネットでの反響とは
普通の自転車には戻れない... 荷物も坂も全部ゴリ押し!? 免許不要で乗れる“漕がない電動モビリティ”「モペロ ミニ・カーゴ」ってどんなモデル? ネットでの反響とは
VAGUE
【ランドローバー】総黒仕上げのステルスモデルも追加「レンジローバー」2026年モデルの受注を開始
【ランドローバー】総黒仕上げのステルスモデルも追加「レンジローバー」2026年モデルの受注を開始
Auto Prove
ファン感謝イベント冬の時代!? それならとモデューロと無限が一肌脱ぐ! 「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」にファンの心も暖まった!
ファン感謝イベント冬の時代!? それならとモデューロと無限が一肌脱ぐ! 「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」にファンの心も暖まった!
ベストカーWeb
モードでプレイフルなひねりで秋冬を彩るマルニ──2025年の秋冬スタイルを小物でアップデートする
モードでプレイフルなひねりで秋冬を彩るマルニ──2025年の秋冬スタイルを小物でアップデートする
GQ JAPAN
今では一般的でも当時は「空飛ぶサスペンション」と評された!? 高性能サスの基本形として40年以上も採用され続けている「モノサス」とは?
今では一般的でも当時は「空飛ぶサスペンション」と評された!? 高性能サスの基本形として40年以上も採用され続けている「モノサス」とは?
バイクのニュース
「聖夜の8万円」は何の対価だったのか? バブル期、ホテルとクルーズ船が競った「乱されない時間」の正体
「聖夜の8万円」は何の対価だったのか? バブル期、ホテルとクルーズ船が競った「乱されない時間」の正体
Merkmal
耳元を飾る“音のジュエリー”!? 創立100周年を迎えた「バング&オルフセン」から“新型高級イヤホン”が登場 ブランドの真髄を体現したアイテムの魅力とは
耳元を飾る“音のジュエリー”!? 創立100周年を迎えた「バング&オルフセン」から“新型高級イヤホン”が登場 ブランドの真髄を体現したアイテムの魅力とは
VAGUE
2025年に古着シーンに起きたこと、すべて──連載「古着総括 2025」
2025年に古着シーンに起きたこと、すべて──連載「古着総括 2025」
GQ JAPAN
マルコ博士のレッドブル離脱……背後にあった事情を検証する。そしてフェルスタッペンの将来など、今後どんな影響が及ぶのか?
マルコ博士のレッドブル離脱……背後にあった事情を検証する。そしてフェルスタッペンの将来など、今後どんな影響が及ぶのか?
motorsport.com 日本版
640馬力の「和製スーパーセダン」に“反響殺到”!「やっぱり日本の技術はスゴイ!」「未来感が好き」の声も! “最高速370キロ”の超・高性能実現する「8輪駆動」の爆速マシン「エリーカ」とは!
640馬力の「和製スーパーセダン」に“反響殺到”!「やっぱり日本の技術はスゴイ!」「未来感が好き」の声も! “最高速370キロ”の超・高性能実現する「8輪駆動」の爆速マシン「エリーカ」とは!
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村