6月27日、南ヨーロッパのギリシャにて、2025年WRC世界ラリー選手権の第7戦『アクロポリス・ラリー・ギリシャ』のデイ2が行われ、スペシャルステージ7を終えた時点で、ヒョンデ・シェル・モービスWRTのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヒョンデi20 Nラリー1)がトップとなった。日本の勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合6番手につけている。
そんなデイ2を終えた各陣営より、ドライバーたちのコメントが届いている。
5台中3台にアクシデントも「“ノーマル”なアクロポリスの1日」とカンクネン代表代行。後半の追い上げに集中/WRC第7戦ギリシャ
■Mスポーツ・フォードWRT
●グレゴワール・ミュンスター(#13 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ2総合5番手
「岩などを避けるようベストを尽くした。いくつかのセクションでは細心の注意を払っていたが、それでもフロントが2回パンクしてしまった」
「1回は剥離のためで、もう1回は岩にぶつかったためだ。岩を避ける方法がないときもある」
「それでも、いまのところは満足している。リズムよく走れたと思うし、出走順もうまく利用できた」
●ジョシュ・マッカーリーン(#55 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ2総合12番手
「午前中はパンクしてしまって難しかった。僕は段差だと思ったのだが、全開で走っていればそれは岩のようなものだったのだろう」
「アクロポリスなので、ある程度は予想していたが、今朝はすごくトリッキーだった」
「その後もパンクがあったよ。明日はまた暑さが増すだろうから、勢いを維持する必要がある」
●マルティン・セスクス(#22 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ2リタイア
「これまででもっとも過酷なステージだった。でも、僕はギリシャは初めてだし、おそらく普通のことなのだろうね」
「最初は自分がどこにいるのか、何が起こっているのか、なぜこんなにたくさんの岩やあらゆる物があるのかわからなかったよ。でも、単純に慣れる必要があると思う」
「(最終ステージは)燃料関連の問題があったのだと思う。燃料タンクのどこかから漏れていたようで、リタイアさせざるを得えなかった。必要なものをすべて交換して、明日また走ることになるだろう」
■ヒョンデ・シェル・モービスWRT
●ティエリー・ヌービル(#1 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合8番手
「2回続けてパンクした。あれだけタイムを失うとは思っていなかったので、本当に悔しかったよ。まるで大きなハンマーで2度殴られたような気分がした」
「そして午後は、挽回するのにも本当に苦戦した。車内には充分な水分もないし、体にもつらかったので全体的に苦しかった」
「アクロポリスは確かに厳しいが、僕のキャリアのなかでこれほど多くのパンクに見舞われたことはない。もっと信頼できるものが必要だ。タイヤで結果が決まるのはいいことではない」
●オィット・タナック(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合首位
「全体的にとてもポジティブな1日だった。いろいろな面で非常に厳しい1日だったことは明らかで、すべてを順調にまとめるのが困難なときもあったが、マシンやタイヤにトラブルがなかったのはうれしい」
「本当に長い道のりだった。気温41度のなか、15時間も車中にいたので、大変な旅だった。明日はもっとゆっくりした1日になりそうだ」
「森を通り抜ける、非常にテクニカルで曲がりくねった狭い道になる。これから何が起こるか見てみよう。楽でないことは確かだ」
●アドリアン・フルモー(#16 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合2番手
「今日は本当にポジティブだったけれど、今朝のSS2ではダストのせいで後れをとったから、少しタイムを取り戻す必要がある。それでも、今日は僕にとって本当に良い一日だった」
「ステージの荒れた部分をうまくコントロールできたので、クリーンな部分でプッシュすることができ、それが功を奏した。全体的に、僕たちの出走順は有利だった」
「でも、いくつか非常に荒れたエリアでは速度を落とさなければならず、1日を通して少し妥協しなければならなかった。それでもマシンのハンドリングは素晴らしかった。ギリシャではプッシュしすぎるとトラブルが起きるので、今日のアプローチを明日も続けるよ」
■TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合4番手
「厳しい1日だった。暑かったし、出走順トップの不利も受けた」
「とくに午後は、すべてのステージを清掃しながら走る羽目になって、いいフィーリングをつかむのに苦労した」
「他のドライバーもトラブルに見舞われたおかげもあって、4番手という順位は妥当だと思う。だが、まだ先は長いから、クリーンに戦い続ける必要がある」
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合7番手
「今日は本当に暑くて、クルマもタイヤもドライバーも過酷だった」
「朝は望んだペースを出せずイライラしたし、荒れた路面の衝撃がマシンに蓄積して1日中影響が残ったと思う」
「運も必要なラリーだと改めて思い知らされたが、明日は今日の課題を改善して挑むつもりだ」
●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合3番手
「全体的にはポジティブな1日だった。2番手スタートでこの結果を得られたのは予想以上だ」
「朝のループでは、2本連続でベストタイムを刻めたし、マシンの仕上がりにも満足している」
「路面清掃の影響でタイムを落としたところもあったが、明日はスタート順が良くなる分、さらにアタックできるはずだ」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合6番手
「残念ながら、朝最初のステージの序盤でタイヤを交換しなければなりませんでした。原因は不明ですが、道は荒れていて、路面の岩盤部分には非常に大きな段差がありました」
「アクロポリスでは多くのドラマが起こり得るので、同じような問題が起こらないように走り、ミスを避けるよう努めました」
「1日を終えて総合6番手まで挽回できたのは、朝の状況を考えれば良い結果といえます。まだまだ先は長く、この先何が起こるか分からないので、トラブルを避けつつプッシュし続けるつもりです」
■TGR-WRT2
●サミ・パヤリ(#5 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2リタイア
「今日は岩だらけのステージで、どこを走ってもトラブルと隣り合わせのコンディションだった。プッシュできる区間では攻めたが、トリッキーなセクションではクレバーに走るよう心がけた」
「朝はマシンとの一体感も感じられて順調だったのに、SS5後の技術トラブルでリタイアせざるを得なくなったのは本当に残念だ」
「アクロポリスらしい厳しさだが、明日再スタートできるよう準備を進めるつもりだ」
[オートスポーツweb 2025年06月28日]
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