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「自走可能なラグジュアリーホテル」普通免許で運転可能な最高級ドイツ製キャンピングカーとは

■いま、日本では空前のキャンピングカーブーム

 いま、日本でキャンピングカーが空前のブームとなっている。

アストンマーティン「DBX」に見るテスト車両の擬装ラッピング

「日本RV協会」が発表した資料によると、2018年にはキャンピングカーは国内で過去最大となる年間5600台以上もの生産台数を記録したという。

 さらに国内のキャンピングカーの保有台数は、10年前と比べて2倍以上となる11万台もの台数が保有されているとのことで、このことからもキャンピングカーの人気が高まっているのがわかる。

 キャンピングカーには大小さまざまなモデルがあるが、いくつかの種類に分類することができる。

 人気なのが、トヨタ「ハイエース」や日産「NV350キャラバン」といった商用バンをベースに架装(コンバージョン)を施した「バンコン」と呼ばれるタイプだ。このバンコンの場合、一見するだけではキャンピングカーと判断できないものが多くなる。

 そのほか、キャブオーバー(前席がエンジンの真上にある)のトラックをベースに架装された「キャブコン」というタイプも人気だ。日本のキャンピングカーの約6割が、これらバンコンやキャブコンが占めているそうだ。

 いずれもベッドやキッチン、モデルによってはトイレスペースまで設けられており、ボディサイズも日本を走るにはほど良い大きさで、日本のキャンピングカーを代表するモデルたちといってもいいだろう。

 その一方で、アメリカやヨーロッパなど海外製のキャンピングカーは、大陸の横断や各地を移動しながらバカンスを楽しむため、車内は国産モデルと比べても広く、大きく、長期間生活できるように住まいと同じ設備を整えたモデルが主流となる。

 また、国産キャンピングカーのようにベースモデルというのがないため、シャシとエンジン、それにトランスミッションだけのストリップボディにキャビンを構築していく『フルコンバージョン』という製作方法を取っているモデルも多くある。

 そのおかげで、自由度の高いインテリアを産み出しており、車内設備の充実度や質感の高さも、国産のバンコンやキャブコンと比べると目を見張るものがある。

■車両重量が軽いヨーロッパ製キャンピングカー

 そうした海外製のキャンピングカーは、日本ではハイエンドモデルという位置づけとなり、車両本体価格も1000万円を超えるモデルも多く存在する。

 これらはボディサイズも全長6mオーバー、全幅でも2mを超えて、中~大型の商用車と匹敵するほどのサイズとなるものも多い。

 そして、車内も常設や格納式のベッドも備え、大人4~6名がくつろげるリビングスペースまで設定。インテリアのクオリティも高級ホテルのような佇まいで、自走できるラグジュアリーホテルといっても過言ではない。

 幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2020」というイベントで、もっとも高額なモデルが展示されていたので紹介しよう。

 東京都杉並区に本店がある東和モータース販売は、1992年にキャンピングカーの専門店を開設して以来、軽自動車のキャンピングカーから輸入車の大型モデルまで扱っており、年間で300台以上のモデルを販売している日本でも老舗のキャンピングカーディーラーだ。

 そんな東和モータース販売のブースで展示されていたモデルは、ドイツ製の『デフレス グランドアルパ I7820-2』で、車両本体価格2200万円(諸費用・消費税別)となり、日本では今回のイベントで初めて展示したそうだ。

 東和モータース販売の東京本店で主任の宮田氏に、同モデルの魅力や購入層、そして購入してからの楽しみかたなどを聞いた。

 「購入層でいうと、小さなお子さま連れのご家族からペット連れの夫婦など、多くのユーザーから支持を頂いております。変わった所では、建設工事現場にて、現場の事務所の代わりとして使われる方もいらっしゃいます」とのこと。じつは国産のキャンピングカーからの乗り換える人も大勢いるそう。

 購入してからの使い方を聞くと、「週末のレジャーとして使われる人が多いようですが、やはりこのモデルはいつでも、どこへでも気兼ねなく行けるというのが大きな魅力だと思います。

 ホテルや宿のように予約をしないでも、好きな時間に、好きな場所で、疲れたらそこで休む。自由で開放感のある旅が楽しめると思います」とのこと。やはりキャンピングカーのメリットは、いつでも好きな場所へ行き、思い向くままに旅を楽しめるという自由さが醍醐味のようだ。

 最後に展示車「デフレス グランドアルパ I7820-2」の魅力について聞いてみた。

「この車両は欧州製で、現地のモデルはデザイン製が高いのが特徴ですが、もうひとつ、車体重量が軽いことが挙げられます。じつは細部に至るまで軽量化に取り組んでいます。

 車内にはベッドやリビングスペースまで設けているのですが、重量を軽くしているおかげで、長時間走っていてもストレスを感じることはありません。また、欧州では山岳道路とかも多いのですが、ディーゼルターボエンジンを搭載しているので、トルクがありグイグイと走ってくれます。

 走る条件は日本と近いので、欧州製のモデルが日本で走るには一番良いと思います。あと、意外と驚かれるのが燃費ですね。実は燃費10km/Lくらいなので、ボディサイズから想像すると意外と燃費が良いんですよ」とのこと。

 贅沢にくつろげる空間にだけでなく、走りの良さも欧州製キャンピングカーの魅力のようだ。

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