■ホンダの新型SUV「パスポート」は、2026年後半に発売予定
2026年3月9日、ホンダは北米市場で高い評価を得ている「パスポート」を日本市場へ導入すると発表しました。
その後、ユーザーから寄せられた反響について、首都圏のホンダディーラーに問い合わせてみました。
1993年、初代パスポートがデビューしました。初代パスポートは、本格的なオフロード走破性能を持ちながら、オンロードでも快適に走ることが可能な大型のSUVです。
このモデルは北米市場向けのモデルであり、当時提携関係にあったいすゞが生産していた「ロデオ」(日本名「ミューウィザード」)のOEMモデルとして販売されていたのです。
その後、いすゞのOEM仕様となる2代目パスポートの生産が2002年に終了しました。
しかし、2019年になって、ホンダの自社開発モデルとして復活を果たします。今回導入されるのは、2024年11月にフルモデルチェンジした4代目です。
生産を担うのは「ホンダ・ディベロップメント・アンド・マニュファクチュアリング・オブ・アメリカ」のアラバマ4輪車生産工場です。そのため、日本には輸入車として導入されます。
この導入を後押ししたのが、2026年2月に施行された国土交通省が新たに創設した米国製乗用車に関する認定制度です。
日本市場には、オフロード性能を高めた上級グレード「パスポート トレイルスポーツ エリート」が導入されます。
ボディサイズは、全長4864mm×全幅2017mm×全高1857mm、ホイールベースは2885mmです。トヨタ「ランドクルーザー300」(全長4950-4985mm×全幅1980-1990mm×全高1925mm、ホイールベース2850mm)に匹敵するサイズといえば、いかに大型のSUVであるかが想像できるはずです。
カテゴリーを問わず、日本国内で販売されているクルマで、全幅が2mを超えるモデルはかなり少数派です。大柄なクルマが好きなユーザーには、間違いなく魅力的に映るはずです。
搭載されるパワートレインは、最高出力285馬力、最大トルク355Nmを発揮する3.5リッターV型6気筒自然吸気エンジンです。このエンジンに、パドルシフト付きの10速ATと、ホンダ独自のトルクベクタリング4輪駆動システム「第2世代i-VTM4」を組み合わせています。
またパスポートは数あるSUVのなかでも、本格的なオフロード走行を想定して設計されています。最低地上高は211mmで、スズキ「ジムニー」の205mmを上回りました。アプローチアングルは23度、デパーチャーアングルは27.1度を確保しています。
その結果、あらゆる悪路に対応できる走破性と、5名がゆったり過ごせる広々とした室内空間を、高いレベルで融合させました。
路面状況や用途に応じて選べる7種類のドライブモード(「Normal」「ECON」「Sport」「Snow」「Trail」「Sand」「Tow」)を用意しています。
内装や安全装備も、フラッグシップモデルにふさわしい充実ぶりです。12.3インチのカラータッチスクリーンや10.2インチのデジタルメーターといった最新のインフォテインメントシステムに加え、ワイヤレス充電器や前後席のシートヒーターも標準装備されます。
安全性にも抜かりはありません。衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールを含む運転支援システム「ホンダ センシング」を搭載しました。オンロードでもオフロードでも、安全な運転をサポートします。
米国での車両本体価格は5万2650ドル、日本円で約840万円です(2026年8月下旬時点)。まだ日本国内での価格は不明です。
そんなパスポートは2026年後半に発売予定となっていますが、現在までのユーザーの反響について、8月下旬に首都圏のホンダディーラーに問い合わせてみました。
「『デザインは気に入ったけど、実際のサイズ感が知りたいので実車を見たい』というお問い合わせが多いですね。
街中でもまず見かけることがないであろうモデルですし、ボディサイズの数値を見ても今ひとつイメージができないというお客様のお気持ちも理解できます。
ましてや左ハンドル仕様なので、多少なりとも左ハンドルに慣れていないと慣れるまで運転も大変だと思われます。
発売時期に近くなれば展示車の情報なども入ってくると思うのですが…」
他のホンダディーラーにも問い合わせてみました。
「お客様としても、パスポートの仕様や価格など、知りたいことはたくさんあると思うのですが、詳細な情報が得られていないのが現状です。現地の価格を日本円に換算すると、800万円を超えてくる確率が高いです。
そうなると、実車を見ずにポンと契約書にハンコが押せる方はそうそういらっしゃらないと思いますし、展示車の情報が入り次第、ご案内していく予定です」
国土交通省が新たに創設した米国製乗用車に関する認定制度により、各メーカーからさまざまなモデルが輸入されようとしています。
どうしても欲しい場合、これまでであれば並行輸入するしかありませんでしたが、今回の制度によってディーラーで正規ルートの新車を手に入れることができます。
購入を検討していた、あるいは中古車を探していた人にとってはまたとない機会といえます。
今回のパスポートもそんななかの1台です。
ホンダの「H」を示すエンブレムでありながら、左ハンドル仕様のまま販売される点も、マニア心を大いに刺激するのではないでしょうか。(松村透)
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みんなのコメント
まだ残クレ途中だけど