2009年にダブルタイトルを獲得したブラウンGPが示したように、F1におけるレギュレーション改定は、早い段階からリソースを投入したチームが一気に勢力図を塗り替えるという、絶好のチャンスとなり得る。
2021年には大規模なレギュレーション変更が予定されているが、それに先立って各チームは、将来の開発に向けて既にリソースを調節し始めている。上記の理由から、2021年に向けて先行投資するという誘惑に駆られているチームもあると思われる。
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しかし、ルノーのエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは、2021年に向けて先行開発に労力を割くということは、規則変更が行われない2020年に大きく出遅れる危険性があるため、得るものが少ないと考えている。
motorsport.comに、2021年に向けて焦点を移したいと考えているかどうかを尋ねられたブコウスキーは、次のように語った。
「2020年は規則が現状維持される年となるので、2019年に取り組んでいることは全て、2020年のためになるだろう」
「2019年のあらゆる開発をストップした場合、2019年と2020年(のパフォーマンス)に不利益をもたらすだろう。その影響は2020年までではあるが、それ(2021年に向けた開発)を今から行うのは危険すぎる。ただ、これは両立が難しいことなんだ」
「我々は現在、通常なら2つ(2019年、2020年)のマシンを開発するために投じるリソースを、3つ(2019年~2021年)のマシンの開発プロジェクトに当てている。妥協をしなければならず、優先順位を慎重に選んでいく必要がある」
「確かに、2021年の規則変更とそれに伴うチャンスがあるので、我々は重要な局面にあると言えるが、まだ我々には2019年と2020年に向けた野心がある」
今後コストキャップが導入された場合、チーム全体のインフラを見直す必要が生じると思われるので、2021年に向けたリソースのバランスを取るのはさらに難しくなっていくだろう。
ブコウスキーは、コストキャップの詳細が明確となるまで、これらの計画を先立って行うことはとても難しいと語った。
「コストキャップの設定額と範囲の両方が議論されていて、確定されていないのでコメントするのは難しい」
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