航続距離は669kmへ
ポルシェは北京モーターショーで、『カイエン・エレクトリック』のクーペモデルを公開した。パワートレインは共通だが、航続距離は長くなっている。
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新型『カイエン・クーペ・エレクトリック』は、911から派生したという滑らかなルーフラインを備え、全高も24mm低い1650mmとなったことで空力性能が向上。空気抵抗係数(Cd値)は既存のSUVモデルの0.25に対し、わずか0.23を実現した。
これにより、同じ108kWhのニッケル・マンガン・コバルトバッテリーを使用しつつ、航続距離は18km延長されて最大669km(WLTP)となった。
ただし、実用性には多少の影響がある。低いルーフラインにより荷室容量がやや縮小し、SUVモデルの506Lから454Lへと減少した。後部座席のヘッドルームには大きな違いはない。電動リクライニング機能付き2人掛けレイアウトか、標準的な2+1ベンチシートのいずれかを選択できる。
カイエンの製品ライン責任者であるラルフ・ケラー氏は、「カイエン・クーペは当社にとって非常に重要なモデルです。欧州においてはカイエンの販売の約半分を占めており、ニッチな選択肢ではありません。多くの人々が求めており、SUVよりも選ばれるでしょう」と語っている。
パワートレインは3種類用意
基本構造において、新型カイエン・クーペ・エレクトリックは、SUVモデルのカイエン・エレクトリックと同一であり、親会社フォルクスワーゲン・グループのPPEプラットフォームを採用している。このPPEは、『マカン・エレクトリック』やアウディQ6 eトロンにも採用されている。
日本国内向けには、3種類のモデルが用意される。エントリーモデルには最高出力408psのデュアルモーターパワートレインが搭載され、ローンチコントロール使用時にはオーバーブーストにより442psへと向上。0-100km/h加速タイム4.8秒、最高速度230km/hに達する。
中間モデルの『カイエンSクーペ・エレクトリック』は、544ps(ローンチコントロール使用時は666ps)のデュアルモーターを搭載し、0-100km/h加速3.8秒、最高速度250km/hとなる。
最上位モデルの『カイエン・ターボ・クーペ・エレクトリック』では、857psのデュアルモーターを搭載するが、ローンチコントロールを起動させると最大1156psへと強化される。0-100km/h加速2.5秒、最高速度260km/h。
価格は1407万円から
装備仕様はSUVモデルと同様に豪華なものだ。アダプティブエアサスペンションを標準装備し、Sモデルとターボモデルでは「アクティブライド」サスペンションがオプションとして用意される。高速走行時に後輪後方から展開するエアカーテンといったアクティブ・エアロダイナミクス・システムや、そしてリアアクスルステアリング(後輪操舵)なども備わっている。
欧州仕様では390kWの急速充電に対応しており、10分で最大320kmの航続距離を回復できる。
カイエン・エレクトリック・クーペは4月24日から予約受付中で、価格(税込み)はエントリーモデルが1407万円から、Sモデルが1717万円から、ターボモデルが2165万円から。
欧州だけでなく、特に中国では売れ筋となることが期待されており、それが北京モーターショーでの発表の理由と考えられる。
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