6月29日(水)にFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)の会合で、F1の競技および技術規則の微調整が行なわれた。一方で、2026年以降に導入される次世代パワーユニット(PU)の規則は最終決定には至らなかった。
WMSCでは、今後の2026年に導入されるPU規則について議論されたが、新しいレギュレーションに正式な署名はされなかった。
■次世代PUのレギュレーション決定、延期の可能性? メルセデス代表「あまり長引かないことを願う」
アウディとポルシェはレギュレーションが整ってからエントリーを確定することになっており、この問題は今後数週間のうちに解決されることが期待されている。
また今季は、各チームが相次いで信頼性トラブルに見舞われたこともあって、現行のPUのコンポーネント制限に関するルールが修正されることが決まった。
パルクフェルメ下であっても、ペナルティを受けることなくプール内のコンポーネントに交換することができるようになる。これまでは、自動的にピットレーンスタートとなっていた。
さらにFIAは、PUの一時的な修理を認める規定をルールに追加した。コンポーネントが損傷、あるいは故障した際には、同一の素材または複合素材による修復の許可を求めることができる。ただこれは、局所的および最小限かつ一時的な修復に限られる。
今回のミーティングでは、今季話題となったその他の問題点についても、ルール整備が進められた。
エミリア・ロマーニャGP後に行なわれたピレリのタイヤテストで、フェラーリが異なる仕様のフロアを走らせたことが話題となり、タイヤテストのための車両の制限に関するルールが見直されている。
また、リヤウイングやビームウイングの柔軟性を確認するためのたわみテストの条件が変更。リヤウイングのたわみに関してはわずかに緩和されたものの、ビームウイングのたわみに関してはテストが厳しくなっている。
さらにミラーのレギュレーションも後方の視認性が向上するよう、改定されている。
一部チームがレース前の燃料冷却の問題に直面したことを受けて、気温が高いレースでは燃料を20℃まで冷却することが認められるようになった。
また今季から、ドライバーの負担を減らすことを目的にドライバー記者会見が金曜日に行なわれていたが、これが従来のように木曜日に実施されることになった。ドライバーが木曜日からメディア対応やPR活動をしており負担軽減につながっていないこと、走行が始まる直前というタイミングで会見があることで、ドライバーのみならずプレスからも不評だったことなどがその理由だ。
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