スーパーGTの2025年シーズン開幕目前というタイミングで、GT300のPONOS RACINGから離脱することを申し出たリル・ワドゥー。本人にその理由を聞いた。
フェラーリのファクトリードライバーとしてスポーツカーレースを主戦場に戦うワドゥーは、昨年PONOS RACINGからスーパーGTに初参戦。第6戦SUGOでは雨にめっぽう強いミシュランタイヤの強みも活かして好走を見せ、ケイ・コッツォリーノと共に2位表彰台を獲得した。同シリーズでの女性ドライバーの表彰台は、全日本GT選手権時代の1995年以来29年ぶり2度目という快挙であった。
■スーパーGTでは初の快挙! 女性ドライバーのリル・ワドゥーが2位表彰台獲得。終盤に首位から陥落も「ベストは尽くした」
今季もPONOS RACINGに残留し、コッツォリーノと共にフェラーリ296 GT3を走らせることになっていたワドゥーだが、開幕戦岡山のレースウィークに入ってから突如離脱が発表された。チームのリリースでは、ワドゥーからの申し出を受ける形で双方合意の上でドライバー契約を解除することになったと説明されていた。
6月14日、15日に行なわれるル・マン24時間レースに出場するワドゥーはmotorsport.comの取材に応え、他の参戦カテゴリーとの日程重複がスーパーGT参戦を取りやめる理由になったと明かした。
ワドゥーは今季、スーパーGT以外にはヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)とIMSAスポーツカー選手権(※ミシュラン・エンデュランス・カップの5戦)に参戦予定だった。ただスーパーGTに参戦するとなると、第2戦富士、第5戦富士、第7戦オートポリスがELMSと、第6戦SUGOがIMSAと被ってしまっていた。つまり、少なくとも全てのカテゴリーにフル参戦できる状況ではなかったのだ。
「スーパーGTへの参戦を取りやめるのは悲しいことでした。あそこで走るのを楽しんでいましたし、選手権のレベルも非常に高かったですからね」とワドゥーは言う。
「残念なことに色々なところで日程重複があり、とても難しい状況だったので、PONOSと共に参戦しないという決断を下しました。私にとってもチームにとっても、ある時は出られてある時は出られないという状況は厳しいものでした」
3月の時点では、富士スピードウェイでの公式テストにも参加していたワドゥー。その後ELMS開幕戦に出場するべくバルセロナに渡り、再び日本へと戻ったのだが、そこで離脱の意思をチームに伝えたようだ。
「バルセロナ(ELMS開幕戦)の後に日本に戻ってきたのですが、その時に私はやめることになるかもしれないということを伝えました」
「世界中のあちこちを飛び回るというのは私にとって簡単ではなかったので、共にそういう決断を下しました。(チームとは)全てが滞りなく、後腐れなくお別れすることができたので、それは良かったです」
「スーパーGTには最高の思い出があるだけでなく、素晴らしい経験が出来て勉強にもなりました。結果的には悪い決断ではなかったと思っていますし、後悔は全くありません。唯一あるとすれば、ファンの皆さんに対してですね。皆さん本当に素晴らしく、あそこで応援してくれたことが嬉しかったです。またどこかでお会いできればと思います」
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