2024年12月の「クロストレック」に搭載されたスバルのストロングハイブリッドシステム。2025年4月には6代目となる新型フォレスターにも搭載され、新型フォレスターの人気をさらに押し上げている。
こうなると、次に期待されるのが「レヴォーグ」への搭載。はたして現行型への追加はあるのか、それとも次期型まで待たなければならないのか!? そしてその次期型はどんなモデルになるのか!?? スバルの人気ステーションワゴン「レヴォーグ」の今後を予想してみよう。
(編集部注…本稿は吉川賢一氏の予想に基づいた記事となります。ベストカー本誌が掴んでいる情報とはやや異なるところもありますが(「フルチェンジではなくマイチェンの可能性も」「モビリティショーに出展しない可能性も」等)、その点も踏まえてお楽しみください)
【最新版】レヴォーグ次期型、ストロングハイブリッドいつ搭載?グレード&価格帯を一挙公開
文:吉川賢一/写真:SUBARU、ベストカー編集部
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【画像ギャラリー】ストロングハイブリッド搭載はいつになる!?? スバルの売れ筋モデル「レヴォーグ」と「レヴォーグレイバック」(21枚)
デビューイヤーにはCOTY受賞した現行レヴォーグ
2020年10月に登場した、現行モデルの「レヴォーグ」は、日本市場で扱いやすいサイズ(全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mm)や、優れた車体剛性がもたらす爽快な走り、高度運転支援機能「アイサイトX」の先進性などが高く評価されているモデルだ。デビューイヤーには2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞しており、国産車の中でも屈指の完成度を誇るモデルとなっている。
パワートレインは、1.8L水平対向直噴ターボ(177PS/300Nm)にリニアトロニックを組み合わせた標準モデルと、2.4L直噴ターボ(275PS/375Nm)を搭載するSTIスポーツの2本立て。STIスポーツはエンジンレスポンスやステアリング特性、AWD制御、さらに可変ダンパーの採用によって、多彩な「走りのキャラクター」を演出することもできる。
2023年11月には車高をリフトアップしたクロスオーバー派生車「レイバック」を追加。SUVの利便性も備えたことにより、さらに魅力的なモデルとなった。
2020年10月にデビューした現行レヴォーグ。2024年12月には、年次改良された「E型」が発売となった
全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mmは、日本市場ではありがたいボディサイズだ
ストロングハイブリッド搭載は、次期型へのフルモデルチェンジを待つのでは!??
しかしながら、直近(2025年4月から6月)の販売は、月に1000台程(うち約3割がレイバック)。2024年12月には年次改良版「E型」が登場したにもかかわらず、販売当初の目標である月2200台の半分にとどまっている状況だ。現行型登場から5年が経過し、クロストレックや新型フォレスターに搭載されたストロングハイブリッド投入による「テコ入れ」が欲しいところなのだが、筆者は、現行レヴォーグへのストロングハイブリッド投入はないとみている。
その理由はモデル周期だ。スバル車は、その多くがおおよそ6~7年周期でフルモデルチェンジを迎えており、レヴォーグも早ければ2026~2027年には次期型が登場するはず。新たなパワートレインを搭載するには、搭載できる素地があったとしても、生産ラインの改修や新規パーツ開発、販促体制の整備など相当なコストがかかり、残り約2年のモデルライフを考えれば、それほどの投資を現行型に行うのは非現実的。ハイブリッドの搭載は、次期型へのフルモデルチェンジを待つのが妥当だ。
国内スバルの全体戦略としても、いまは販売好調な新型フォレスターに国内販売の主軸を任せ、1~2年後に新型レヴォーグへストロングハイブリッドを投入するほうが、理にかなっている。
現行レヴォーグのインテリア。液晶メーター+縦型センターディスプレイの構成は、新型フォレスターと共通だが、やや新鮮味が薄れてきた印象で、刷新を期待したいところだ
次期型では新型アウトバックのような力強いフロントフェイスに!??
では、次期レヴォーグはどのようなモデルになるのだろうか。筆者は、従来型のステーションワゴンとしてのスタイリングを継承しつつ、レイバックで培ったクロスオーバー的な要素を織り交ぜたデザインとなってほしいなと考えている。2025年4月にニューヨーク国際オートショーで世界初公開された新型アウトバックのような、無骨で力強いフロントフェイスは、オフロード志向のSUVとして非常に好相性であり、次期レヴォーグにもこの新型アウトバックの方向性が採り入れられれば、大きな注目を集めるに違いない。
そのうえで、全幅1800mm未満という取り回しのいいボディサイズは維持し、かつてのレガシィのようにアメリカナイズされて肥大化する道は避けて欲しいところ。BMWの3シリーズと5シリーズ、メルセデスベンツのCクラスとEクラスのように、ラージサイズの新型アウトバックの弟分のような存在で次期レヴォーグが登場することになれば、スバルにとって合理的かつ理想的な戦略となるのではないだろうか。
パワートレインは、新型フォレスター同様に2.5Lストロングハイブリッドと1.8Lガソリンモデルの2本立てとなるだろう。もちろんスバルの代名詞ともいえるフルタイムAWDも搭載されるはずだ。
ベストカーによる予想CG。ボディサイズは現行モデルを維持するが、より上級のステーションワゴンと一新される見込み。エンジンフードのエアインテークはなくなる可能性もある
2025年4月に米国でワールドプレミアされた新型「アウトバック」。12.3インチのフル液晶メーターと、従来の縦型から横型へと変更された12.1インチのセンターインフォメーションディスプレイを搭載
2025年秋のジャパンモビリティショーでデザインコンセプトカー発表か!??
スバルはこれまで、新型車の投入にあたっては、モーターショーなどでコンセプトカーやプロトタイプを発表してきた。その流れを踏まえると、2025年秋のジャパンモビリティショー2025で次期レヴォーグのデザインコンセプトを示すプロトタイプカーを発表し、1~2年後に新型レヴォーグ正式発表、というマイルストーンを用意している可能性は高い。
これまでストロングハイブリッドモデル不在という「弱点」を抱えてきたスバルだが、ここにきて潮目が変わりつつある。次期レヴォーグの動向には、これまで以上に注目が集まりそうだ。
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