わずか1年でマイナーチェンジを果たした
昨年刷新されたカローラスポーツは、今までのカローラのイメージを高いレベルまで昇華させたものであった。
新たな“TNGAプラットフォーム”は、ねじれ剛性が高く着座位置は低い。
その恩恵を受けた性能は、ただ走りだけではなく内装の質感まで及んでいる。
ジャーマンスリーの自動車メーカーに追いつけと言わんばかりの向上心。そしてその意欲を感じずにはいられない。
そのひとつの表れとして、わずか1年でサススペンションやステアリング系を見直しを行ったのだ。
今回のマイナーチェンジで、どのような方向性で変わったのかを試乗で確かめたいと思った。
1.8Lのハイブリッドには、2WD。1.2Lターボには、2WDと4WDにCVTによるATと6MTがある。
このバリエーションを見るだけでも、スポーツハッチバックとして定義されていることが理解できる。
ちなみに9月に発売されたセダン、ツーリングにも1.2Lターボで6MTの設定があり、エンジン自体がスポーティな要素をもっていると言える。
今回は、ハイブリッドモデルのみを試乗した。
見た目にも引き締まった印象
ルーフをブラックにしたバイトーンモデルも追加して、低く見せると同時に引き締まった印象も感じとれる。
エモーショナルレッドの落ち着いたトーンで、浮わついた雰囲気ではなく大人の印象だ。
走り出しはマイナーチェンジ前とそれほど変わりはないが、前後のボディの動きは滑らかで柔らかに収束するようになった。
一般道に出るところで段差を越える瞬間も、よくサスペンションが動いている感じだ。
幹線道路に出て加速してみる。
やはり乗り心地が良くなっている。
同様のプラットフォームを真っ先に採用したプリウスのように、ストローク感がなく硬めの印象とは違っている。
ただ、モーターからエンジンが始動した時のエンジンフィールと静粛性は、以前のままである。
また、ブレーキフィールも変わりはない。
トヨタのハイブリッド系のブレーキは、コントロールがしにくいのが難点だと常々感じる。
スポーツハッチ然としたコーナリング
横浜みなとみらい地区を走り回ったが、道路状況で明らかに違いを感じるのはコーナリングの姿勢である。
低速からその差異が理解できる
そして、中速ではステアリングの切り始めから車体が路面ときっちりコンタクトを取ろうと姿勢変化を最小限にして、カーブをトレースするのである。
その様子は軽快でお行儀が良い。
ステアリングフィールも大きく変わった印象で、リニアリティーが増した。
カローラスポーツはわずか1年で、一層大人のスポーツハッチに生まれ変わったのである。 文/松本英雄、写真/篠原晃一【試乗車 諸元・スペック表】●1.8ハイブリッドGZ型式6AA-ZWE211H最小回転半径5.3m駆動方式FF全長×全幅×全高4.38m×1.79m×1.46mドア数5ホイールベース2.64mミッションCVT前トレッド/後トレッド1.53m/1.53mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)1.8m×1.51m×1.16m4WS-車両重量1400kgシート列数2最大積載量-kg乗車定員5名車両総重量1675kgミッション位置フロア最低地上高0.14mマニュアルモード- 標準色スーパーホワイトII、シルバーメタリック、アティチュードブラックマイカ、オキサイドブロンズメタリック、シアンメタリックオプション色ホワイトパールクリスタルシャイン、ブラッキッシュアゲハガラスフレーク、スカーレットメタリック、エモーショナルレッドII、アティチュードブラックM/ホワイトパールCS、Aブラックマイカ/エモーショナルレッドII、アティチュードブラックM/シアンメタリック掲載コメント※T-Connect標準サービスは5年間無料です型式6AA-ZWE211H駆動方式FFドア数5ミッションCVTAI-SHIFT-4WS-標準色スーパーホワイトII、シルバーメタリック、アティチュードブラックマイカ、オキサイドブロンズメタリック、シアンメタリックオプション色ホワイトパールクリスタルシャイン、ブラッキッシュアゲハガラスフレーク、スカーレットメタリック、エモーショナルレッドII、アティチュードブラックM/ホワイトパールCS、Aブラックマイカ/エモーショナルレッドII、アティチュードブラックM/シアンメタリックシート列数2乗車定員5名ミッション位置フロアマニュアルモード-最小回転半径5.3m全長×全幅×全高4.38m×1.79m×1.46mホイールベース2.64m前トレッド/後トレッド1.53m/1.53m室内(全長×全幅×全高)1.8m×1.51m×1.16m車両重量1400kg最大積載量-kg車両総重量1675kg最低地上高0.14m掲載用コメント※T-Connect標準サービスは5年間無料ですエンジン型式2ZR-FXE環境対策エンジンH30年基準 ☆☆☆☆☆種類直列4気筒DOHC使用燃料レギュラー過給器-燃料タンク容量43リットル可変気筒装置-燃費(JC08モード)30km/L総排気量1797cc燃費(WLTCモード)25.6km/L└市街地:24.9km/L└郊外:27.2km/L└高速:25km/L燃費基準達成R02年度燃費基準+50%達成車最高出力98ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm142(14.5)/3600エンジン型式2ZR-FXE種類直列4気筒DOHC過給器-可変気筒装置-総排気量1797cc最高出力98ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm142(14.5)/3600環境対策エンジンH30年基準 ☆☆☆☆☆使用燃料レギュラー燃料タンク容量43リットル燃費(JC08モード)30km/L燃費(WLTCモード)25.6km/L└市街地:24.9km/L└郊外: 27.2km/L└高速: 25km/L燃費基準達成R02年度燃費基準 +50%達成車
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