アルピーヌF1はソーシャルメディアに、2025年シーズンに使用するニューマシンの手がかりとなる非常に興味深い動画を投稿した。その短いクリップには、シャシーの内側に『BWT Alpine - Chassis A525-5』と記されたステッカーを貼る様子が記録されていた。
それ自体は、現行のグラウンドエフェクト・レギュレーション最終年を戦う新しいF1マシンの誕生を意味するモノ。だが問題は『A525』と名付けられるであろうニューマシンのシャシー番号が、すでに5台目になると読み取れる点だ。
■ガスリー、2025年の目標はアルピーヌのランキング5位「激しい争いになるが、間違いなく達成可能」
ニューマシンの車体番号は通常『◯◯-1』となるはずだ。プレシーズンテストに向けて2台分、スペアも含めたとしてもこの時期に5台のシャシーを製作したとは考えられず、昨シーズンの車体を今年も使用することを選択した可能性の方がはるかに高いだろう。
つまり今回アルピーヌが公開した動画は、今季のマシンが昨シーズンからの流れを引き継いだ、継続的なストーリーを持っているマシンだと示しているのかもしれない。
こうしたアプローチは、あまり見られないモノではあるが、理解できない手法ではない。アルピーヌは短期的な結果にあまり注力しておらず、新しい技術規則が施行される2026年に焦点を当てているからだ。
2026年のルール変更は現在の勢力図を大きく変える可能性がある。大逆転を狙うチームにとって今シーズンはあくまで2026年への足がかりなのだ。
2024年シーズンのアルピーヌは、2台ともグリッド最後方からという悲惨なスタートを切ったが、その後徹底的なチーム再編を経て、土砂降りのサンパウロGPでエステバン・オコンとピエール・ガスリーがダブル表彰台を獲得するなど、上昇局面に入ってシーズンを終えた。
しかしアルピーヌは2025年もライバルたちより30馬力以上もパワーが落ちると言われているルノーパワーユニット(PU)を使わざるをえない。一方で2026年からは、アルピーヌはメルセデスのカスタマーPUを使用できる。
そういった意味でも、アルピーヌが一定の成果を残した2024年のシャシーを継続使用するという賭けに出て、2026年のマシンに多くのリソースを割くことを決めたのだとしたら、論理的な判断だと言える。
またコンサルタントとしてチームに復帰したフラビオ・ブリアトーレと、オリバー・オークスの新チーム代表就任という”治療”は、チームにとって新たな推進力となるだろう。
加えてチームにとってこれは前例のない選択ではない。公式には明示されていないが、ルノー時代の2020年にチームは前年のシャシーを流用したと考えられている。その年のマシンであるR.S.20はナローノーズだったが、シャシーはワイドノーズだったR.S.19の特徴を踏襲していたからだ。
いずれにせよ、アルピーヌが2024年からシャシーを流用したのだとしたら、それは2026年を見据えた選択だと言える。
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