サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 2桁ナンバー物語 Vol.12 湘南33のトヨタ・ランドクルーザー・プラド(後編)

ここから本文です

2桁ナンバー物語 Vol.12 湘南33のトヨタ・ランドクルーザー・プラド(後編)

近年、ナンバープレートの分類番号(地名のとなりに記載)は3桁が主流になり、2桁は少なくなっている。2桁のクルマは、多くが20年以上所有され続けている場合が多い。20年以上もおなじクルマに乗り続ける理由とは? 第12回は“湘南33”のトヨタ「ランドクルーザー・プラド」を所有するオーナーをたずねたお話の後編。

エンジンを1度交換

ヒュンダイから新型ピックアップ「サンタクルス」登場!

1996年型のランドクルーザー・プラドを所有するAさん。筆者とはネットオークションの出品者と落札者として、偶然知り合った。

【前編はこちら!】

約24年間所有するランドクルーザー・プラドの総走行距離は25万km弱! メインテナンスは、購入先のトヨタ・ディーラーにすべて任せているという。

「大きなトラブルはほとんどありませんが、エンジンの破損は1度ありました」

10万km手前で、エンジンが破損したそうだ。「大きなトラブル」というべきだろう。走行中に、エンジンの部品が金属疲労によって折れたそうで、そのため各所に亀裂が入った。
【Vol.1 春日部33のブガッティ EB110 前編/後編】
【Vol.2 品川35のアルピナB8 4.6 リムジン 前編/後編】

「エンジンに異常を感じてクルマを降りたところ、水道の蛇口から水が出るみたいに、エンジンオイルが大量に漏れていました」

さぞや、修理費用は高額になっただろう、と思いきや、「保証期間内だったため、無料で新品のエンジンに載せ替えてくれました」とのこと。
【Vol.11 横浜33の日産シーマと女優・伊藤かずえさん 前編  /後編】

細かいトラブルや修理も経験しているそうだ。「24年も乗っていればしょうがないですよ」と、話す。

「飛び石が原因によるフロントスクリーンのひび割れは4回経験し、そのたびに交換しました。パンクも複数回経験しています。運転席のシートベルトも擦り切れたので交換したことがあります。電動モーターで伸縮するラジオアンテナは、動かないままです。別に伸縮しなくても困らないので、そのままにしていますが……」

車検整備時にかかる費用は20万円ほどだという。前回の検査時ではラジエターを交換して約30万円になったという。

「ディーラーには、『長く乗るつもりなので、部品があるうちに各所をしっかり整備してほしい』と、お願いしたら、予告なしに39万円の請求がありました(笑)。だから、コンディションが良いのかもしれません。とはいえ、ディーラーとしても、新車に買い替えさせることを諦めていないようですが」
【Vol.3 練馬34の日産 ステージア 前編/後編】
【Vol.4 八王子33のディーノ246GT 前編/後編】

車検のたびに「そろそろ新車に買い替えませんか?」と、勧められるという。

「4回目のフロントスクリーンの交換時には、ディーラーから『ボディの一部に錆があるので、フロントスクリーンを交換しても雨漏りなどが発生する可能性があります』と、連絡がありました。『これを機に新車に買い替えませんか?』といわれたので確かめに行くと、大したサビではありませんでした(苦笑)。防錆処置を施して、フロントスクリーンを交換しましたが、その後とくに問題は発生していません」

新車への乗り換えを勧められるも……

ほかにも整備にかんする興味深いエピソードを聴いた。

「ステアリング・ホイールのレザーが擦り切れたため、新品への交換を依頼したら、安価なウレタン製のステアリング・ホイールになっていたこともありました(笑)。引き取りと納車を担当したディーラーの営業マンも、指摘されるまで気がつかなかったようです……今となっては笑い話ですが」
【Vol.5 三重33のBMWアルピナ 3.0CSL B2S 前編/後編】
【Vol.6 横浜33のフェラーリ テスタロッサ 前編/後編】

意図せず新品に交換された部品もあったという。

「ワイパーアームの一部の塗装が剥げたため、塗り直そうと思ったところ、営業マンが『それならお任せください!』と話すので依頼したところ、新品に交換されてしまいました(笑)。しかもリアワイパーは、テールゲートに取り付けられたスペアタイヤに干渉する位置に取り付けられてしまったため、自分で付け直しました」

こうしたエピソードを微笑みながら話す。怒ってはいないようだ。「長く乗っていれば、これくらいのエピソードは致し方ないでしょう(笑)」。おおらかな気持ちでランドクルーザー・プラドとの生活を楽しんでいるのだ。
【Vol.7 横浜34のポルシェ 911  前編/後編】
【Vol.8 品川35のランチア・テーマ・ステーションワゴン 前編/後編】

ちなみにランドクルーザー・プラドとジムカーナ用シビック以外にもクルマがある。しばらくは2台体制だったものの、「もう少し普段乗り出来る“趣味車”が欲しくなって……」ということで、さらに1台を増車したそうだ。

最初に購入した3台目はトヨタの「MR-S」、その後12代目の日産「スカイラインクーペ」やフォルクスワーゲン「ゴルフIV」を乗り継いだ。「純粋にドライブを楽しむための少し速いクルマが欲しかったんです」と、Aさん。

現在は3代目のルノー「メガーヌR.S.」に乗っている。ボディカラーはホワイトだ。

「メガーヌRSは、みんなでサーキットに行くときなどに乗ります。普段の移動はランドクルーザー・プラドとスマートです」

さらにもう1台、つまり、4台目のクルマとして2代目「スマート」も所有する。約5年前に購入したそうだ。
【Vol.8 品川35のランチア・テーマ・ステーションワゴン 前編/後編】
【Vol.9 品川35のランチア・テーマ8.32  前編/後編】

「それまではランドクルーザー・プラドを普段の移動用に使っていたのですが、暖機運転などが大変で……。今のクルマとはちがって、しっかり暖めないとパワステなどの動きも渋くなります」

そこで、気軽に乗れるスマートを知り合いのカーショップから譲ってもらったという。ちなみに、もう1台増車出来るなら現行のアルピーヌ「A110」やプジョー「508」、フォルクスワーゲン「アルテオン」などが候補とのこと。

壊れるまでとことん乗ります

とはいえ、ランドクルーザー・プラドを手放すつもりはないそうだ。

「壊れないから買い換えません。身体になじんでいますし、困っていることも特段ありませんので」

ローンをすべて完済しているのも買い替えない理由のひとつだ。「新しいクルマに買い替えるとなると、お金が必要になりますからね(笑)」。

もし買い換えるとしたら、と尋ねると、「ランドクルーザー・プラドとおなじく3ドアのコンパクトなSUVで、かつサンルーフ付きのものがいいですね」と、述べる。

が、そんなSUVはほとんどないそうで、先代の「レンジローバー・イヴォーク」くらいしか思い当たらないという。
【Vol.10 品川33のメルセデス・ベンツ500SL  前編 /後編】
【Vol.11 横浜33の日産シーマと女優・伊藤かずえさん 前編  /後編】

「もしプラドが本当に壊れたら、スマートも処分してフィアット『パンダ 4×4』に買い換えようかなぁ、と、妄想はします。けれども、壊れない。だから、壊れるまではとことん乗り続けます」

Aさんとランドクルーザー・プラドの生活は、まだ当分のあいだ続きそうだ。

【2桁ナンバー物語 過去記事】
Vol.1 春日部33のブガッティ EB110 前編/後編
Vol.2 品川35のアルピナB8 4.6 リムジン 前編/後編
Vol.3 練馬34の日産 ステージア 前編/後編
Vol.4 八王子33のディーノ246GT 前編/後編
Vol.5 三重33のBMWアルピナ 3.0CSL B2S 前編/後編
Vol.6 横浜33のフェラーリ テスタロッサ 前編/後編
Vol.7 横浜34のポルシェ 911  前編/後編
Vol.8 品川35のランチア・テーマ・ステーションワゴン 前編/後編
Vol.9 品川35のランチア・テーマ8.32  前編/後編
Vol.10 品川33のメルセデス・ベンツ500SL  前編 /後編
Vol.11 横浜33の日産シーマと女優・伊藤かずえさん 前編  /後編
Vol.12 湘南33のトヨタ・ランドクルーザー・プラド 前編

文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)

おすすめのニュース

サイトトップへ

(株)カービュー関連サービス

メールマガジン メールマガジン

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します