日本では見慣れない巨大SUVやピックアップが、正規販売される時代がやってくる!? 米国製乗用車の新たな認定制度を背景に、国内メーカーが北米生産モデルの日本導入へ動き始めている。ムラーノに続き、アセントやパスポート、全長5.9m級のタンドラまで候補に浮上。アメリカ育ちの日本車、その実力をチェックする。
※本稿は2026年6月のものです
【画像ギャラリー】デカっ!! これ本当に日本メーカーのクルマ!? アセントやタンドラほか「北米育ち」の日本車を一挙に(20枚)
文:ベストカー編集部/写真:佐々木純也、スバル、日産、ホンダ、トヨタ
初出:『ベストカー』2026年7月26日号
トランプ関税から生まれた新ラインナップ
米国製乗用車の新認定制度導入により、比較的簡単な手続きで北米生産車の日本導入が可能になった。その新制度を利用し、日米の自動車販売格差を少しでも解消するため、各社が北米生産車を日本で販売する。
トヨタ、日産、ホンダに続きスバルも名乗りを上げ、北米専売車が続々と正規導入圏内へ入ってきた。その実力を徹底検証する。
スバル アセント……3列シート7人乗りのスバル最大SUV
本誌最注目車はスバルアセント。米インディアナ工場生まれの3列SUVで、水平対向2.4LターボとシンメトリカルAWDを組み合わせる、アメリカ育ちのスバル旗艦車。
国内のスバルから3列シートが消えて久しいが、エクシーガクロスオーバー7以来となる7人乗り復活候補で、2026年秋日本導入を検討中だそう。
全幅1930mmの堂々たるサイズは日本の道では覚悟も必要だが、室内の余裕、牽引力、安全装備の充実は圧倒的。左ハンドルやナビ対応など課題はある。
それでもスバリストにとっては、ボクサー×AWD×3列というだけで胸が熱い。価格は未定ながら、ムラーノを見れば700万~900万円級か。ともあれ楽しみだ。
日産 ムラーノ……元祖スタイリッシュSUVが日本再上陸
日産の切り札はムラーノ。初代から“スタイリッシュSUV”を名乗った個性派が、米国テネシー工場製の最新型で帰ってくる。
日本仕様は2.0L・VCターボと9速AT、4WDの組み合わせで、受注価格は796万4000円。流麗な外観だけでなく、12.3インチ二枚構成の画面や広い室内も見どころ。今度のムラーノは、懐かしさよりも新しさで勝負する。復帰の本命になる一台だ。
ホンダ パスポート……V6ガソリンエンジンで王者ランクルに挑戦
ホンダ勢は濃い。パスポートは3.5L、V6を積む本格SUVで、トレイルスポーツ系の武骨な味と日本のホンダにはない「おおらかさ」がウリ。
一方、アキュラ インテグラタイプSは2.0Lターボ+6速MTの痛快派。名前は懐かしいが中身は現代の北米プレミアムスポーツ。左ハンドルでも欲しくなる魅力がある。この2台の日本導入でホンダのイメージ刷新を狙う。
トヨタ タンドラ……V6ツインターボでカウボーイハットが似合うセミキャブトラック
先陣を切ったトヨタは現実味が最も強い。タンドラは全長5.9m級、3.4L、V6ツインターボの巨大ピックアップ。
ハイランダーは7人乗りHEV SUVで、クルーガーの記憶を持つ読者にも刺さる。準備中のカムリまで加われば、セダン、SUV、ピックアップの三役が揃う。
関税対策だけでなく、日本車の選択肢を広げる逆輸入旋風だ。日本市場の反応にも大いに注目したい。
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