純正のエレガンスを残しつつ、前後の造形を連動させて低く長く見せるヴァルドの手法
メルセデスの頂点に、これ以上何を足す余地があるのか。ヴァルドが手がけたスポーツライン・ブラックバイソンエディションは、メルセデス・ベンツ「Sクラス(W223)」の端正な佇まいを崩さないまま、低く鋭い気配だけを上乗せするエアロパッケージだ。前後で呼応する造形が、王道セダンの見え方を静かに書き換えている。
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ヴァルドがSクラス(W223)に用意したスポーツライン・ブラックバイソンエディションの狙い
狙いは、純正の完成度を否定しない点にある。Sクラス(W223)は、メルセデスの頂点としてゆるぎない威厳と静かな存在感を放つセダンとして仕上がっている。ヴァルドのスポーツライン・ブラックバイソンエディションは、そのグラマラスなボディラインが持つエレガントで先進的な印象を生かしながら、フロントフェイスに強いインパクトを、リアエンドにスポーティな空気感をもたらすエアロパッケージとして構成された。
フロントスポイラーとフロントフェンダーカバーで顔つきと横顔はどう変わるのか
変化は、視線の高さに現れる。フロントスポイラーはAMGラインの表情に自然に溶け込みつつ、ロアセクションへ厚みと奥行きを加え、端正な顔つきを一段引き上げている。バンパー下端に量感が生まれることで、路面との距離が実際よりも近く見えるという効果もある。
横から眺めると、その効果はさらにはっきりする。サイドステップとフロントフェンダーカバーが、伸びやかなサイドビューに低さと塊感を与えているためだ。ローワードフォルムと大径ホイールを組み合わせることで、優雅さだけではない大胆さも備わった。上品に流れるルーフラインと、地面に張り付くようなロアボディの対比が、W223の見え方を大きく変えている。
リアスカートとトランクスポイラーが後ろ姿にもたらすブラックバイソンらしい迫力
後ろ姿にも、同じ思想が貫かれている。リアスカートやスポイラー類がベース車の品格を損なうことなく、スポーツセダンとしての存在感を強調する。サイドステップとの連続感が意識されているため、伸びやかなボディがより低く、よりスタイリッシュに映る。
各部の造形は単体で主張しない。前後左右で自然に連動し、重厚なセダンをより低く、より長く、よりアグレッシブに見せる方向へ働いている。ラグジュアリーな雰囲気を守りながら、攻めの姿勢も宿す。この絶妙なさじ加減こそ、ヴァルドが長年培ってきた真骨頂と言える。
足元を締めるヴァルドのホイール「ジェニュインライン BM001」の存在感
足元に選ばれたのは、ヴァルドのオリジナルホイール、ジェニュインライン BM001だ。幾何学的なスポークとブラックポリッシュの塗り分けが立体的に重なり、繊細な表情でSクラスの足元を精悍に彩る。1ピースでありながら面の重なりが複雑で、光の当たり方によって見え方が変わる点も魅力になっている。
エアロで下げた重心感と、大径ホイールが埋めるタイヤハウスの隙間。この2つがそろって初めて、ブラックバイソンエディションが狙うプロポーションが完成する。足元をおろそかにしないという発想は、ヴァルドのコンプリートカー作りにも共通している。
純正の魅力を消してまで個性を主張するのではなく、もとの造形に寄り添いながら気配だけを鋭く研ぎ澄ます。ヴァルドがW223に施した手つきは、素材への敬意と、それでも一歩踏み込みたいという欲求のあいだで揺れている。王道セダンをどこまで攻められるのか。その答えの1つが、この静かな迫力をまとったSクラスに表れている。
■メルセデス・ベンツ「Sクラス(W223)」 カスタムメニュー
エアロ:フロントスポイラー、サイドステップ、フロントフェンダーカバー、リアスカート、トランクスポイラー、ルーフスポイラー(3Pキット/4Pキットの設定あり) ランプ:LEDランプ、リレーハーネス エキゾースト:マフラー TWIN240×2、マフラー BK100W×2、マフラーカッター TWIN240×2、センターマフラー サスペンション:ロワリングキット ホイール:ヴァルド・ジェニュインライン BM001 インテリア:フロアマット(Dancing WALD)
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みんなのコメント
一気に安っぽくなった😂