ルサイル・インターナショナル・サーキットでMotoGP第19戦カタールGPのMotoGPクラス予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのはルカ・マリーニ(VR46)だった。
予選直前のFP2ではファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がトップタイムを記録。ホルヘ・マルティン(プラマック)が2番手、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が3番手というトップ3の並びだった。なおクアルタラロは予選Q1からのスタートだ。
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予選Q1はヨハン・ザルコ(プラマック)が序盤に1分53秒069をマークして暫定トップタイムに。ドゥカティ勢が上位に並ぶかと思われたが、2番手にはフランコ・モルビデリ(ヤマハ)、ジャック・ミラー(KTM)らが続いた。
なお中上貴晶(LCRホンダ)は序盤6分、まだしっかりとしたアタックでタイムを記録できていないうちに、最終コーナーでクラッシュ。後半のアタックに賭けるしか無い状況に追い込まれた。
Q2に進出できる上位2枠を巡る戦いは激しく、タイムはどんどんと短縮されていった。残り3分の時点ではアレックス・マルケス(グレシーニ)が1分52秒437とレコードタイムを更新する速さで暫定トップに立った。
しかしその後ザルコが1分51秒382を記録。レコードタイムをさらに塗り替えて暫定トップが入れ替わった。同じ頃、バスティアニーニも最速タイムを更新するペースを発揮していたが、イケル・レクオナ(LCRホンダ)に走行ラインを邪魔されてしまい、アタックを中断。バスティアニーニはレクオナへの憤りを大きな身振りで示した。
Q1ラストアタックではそのバスティアニーニが自己ベストを更新したが、トップ2には届かず。他ライダーも大きくタイムを縮められず、Q2にはザルコとアレックス・マルケスが進むことになった。
転倒のあった中上はその後復帰してアタックを実施。しかし自己ベストは1分54秒台と伸びず、最後尾12番手で予選を終えた。
ポールポジションを争う予選Q2が始まると、最初のアタックからQ1で記録された新レコードがすぐに更新されていった。ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ)が1分52秒188、2番手に続いたルカ・マリーニも1分52秒352を記録。後半にかけてさらなるレコード更新を予感させた。
またタイトルを争っているフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)はQ2折り返しの時点では5番手、ライバルのマルティンが3番手につけた。
Q2後半のアタックで、暫定トップに立つディ・ジャンアントニオは自己ベストを更に更新。1分51秒829までタイムを縮めた。それに追いつかんとするアタックを見せたのが、バニャイヤ。ただタイムは1分52秒036とディ・ジャンアントニオには少し届かず2番手にとどまった。
ディ・ジャンアントニオのタイムを超えるライダーの出現はラストアタックを待つことに。マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)やマルティンといったライダーが途中まで最速ペースを刻みつつもディ・ジャンアントニオに届かない中、マリーニが1分51秒762でトップタイムを更新。カタールGPのポールポジションを獲得した。
2番手はディ・ジャンアントニオ、3番手はアレックス・マルケスだ。4番手以下にはバニャイヤ、マルティン、ザルコが続き、ドゥカティ陣営が予選トップ6を独占する結果となった。
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