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実は意外な本格派!! 新型エクスパンダー発表! 「タフで使える三菱」が大刷新

 三菱が東南アジアを中心に販売しているクロスオーバーMPV「エクスパンダー」の改良モデルを、2021年11月8日、インドネシアで発表した。今後、同国で販売開始後、アセアン地域を中心に、順次展開していく予定だという。

 今回の改良点を中心に、「使える三菱」エクスパンダーの魅力を解説していこう。

え…ロードスター販売終了? 今年12月に商品改良で新型と特別仕様車発表へ

文/吉川賢一、写真/MITSUBISHI

[gallink]

■東南アジアで大人気!! いま大注目の3列シートMPV

エクスパンダーのサイズは、4475×1750×1700(全長×全幅×全高)mm、ホイールベースは2755mmの3列シートMPVだ

 三菱 エクスパンダーは、スタイリッシュでルーミーなMPVと、タフでダイナミックなSUVを融合させた、次世代クロスオーバーMPVだ。ダイナミックシールド顔を備え、三菱車ならではの力強さ、存在感、上質感をもっている。クラストップレベルの最低地上高(205mm)は、このクルマの魅力のひとつだ。

 東南アジア圏では、絶大な信頼を得ている「MITSUBISHI」ブランド。ピックアップトラック「トライトン」や、SUVの「アウトランダー」、クロカンSUVの「パジェロスポーツ」といったモデルが大人気となっており、今回の「エクスパンダー」も、2017年にインドネシアで発売開始するやいなや、同国で大ヒット。アセアンや中東、中南米、南アジア、アフリカと、販売市場がどんどん拡大している、いま注目のモデルだ。

 2019年にはクロスオーバータイプの「エクスパンダー クロス」までも登場。エクスパンダーの累計販売台数は、シリーズ合計約37万2000台にまで達している(※2021年10月末時点)という。

■デザインを一新、引き締まったデザインに進化

 今作のエクスパンダーでは、フロントとリアデザイン、およびインテリアのデザインが一新されており、SUVらしさを高めると同時に、トランスミッションにCVTを採用(これまでは4速AT)したことで、低燃費化を実現。また、クルマのデジタル対応として、スマホ置き場やUSBジャックを増設するなど、改良が施されている。

<主な商品改良ポイント>
(1)  SUVらしさを強化し、上質感を高めた内外装デザイン
(2)  環境性能を高めながら走行性能を向上
(3)  スマートフォンに配慮した快適装備や各種収納スペースを充実

 新型エクスパンダーのボディサイズは4595×1750×1700(全長×全幅×全高)mm、ホイールベースは2755mm。フロントオーバーハングが75mm、リアオーバーハングが45mm、従来型よりも長くなり、上質で堂々たるスタイリングへとなった。

 また、従来型の特徴であった最低車高が、205mmからさらに、CVT車で220mm、一部グレードを除くMT車では225mmと、15~20mmも高められ、悪路走破性が一段と高まった。

 進化したダイナミックシールドが採用されたフロントフェイスには、低重心をイメージさせる水平基調のバンパーや、立体的なスキッドプレートが採用されたほか、ヘッドライトユニット形状をTシェイプに変更、上級グレードではLED式が採用されている。

 リア周りも、テールランプ形状とリアバンパー形状を見直し、よりワイドで安定感のあるスタイルへと進化した。従来のテールランプとバックランプに加え、ストップランプもLEDに。最上級グレードでは、17インチへタイヤサイズがアップされるほか、アルミホイールには2トーンの切削光輝仕上げのラウンドリムタイプが採用されている。

インテリアも質感が大幅に高められている

 インテリアも、上級グレードは、水平基調で見切りのいいインストルメントパネルへと一新、ステアリングホイールも、グリップサイズが変更されているほか、アームレストやドアトリムに合成皮革とリアルステッチをあしらったソフトパッドが採用されている。風量レベルや温度設定が一目でわかりやすい液晶表示の空調パネルや、グラフィックデザインを変更したハイコントラストメーターも採用、質感が大幅に高められた。

 また、後席シートには、アームレスト装備車ではフロアコンソール背面にType-AとType-C のUSBポートを1つずつ追加、2列目シートのアームレストにカップホルダーを追加するなど、利便性も格段に向上している。

■新型CVT採用で、環境性能と走行性能を向上

 エンジンは、実績のある1.5LのMIVECエンジンを継続しているが、4速ATを高効率なCVTへと変更したことで、シームレスな加速感と低燃費を実現。エンジンには外部EGR(排気ガス再循環装置)を装着し、エンジン出力性能を維持しながら、NOXガス発生抑制も実現する。また、ブレーキオートホールド機能付の電動パーキングブレーキも用意した(グレード別採用)。

 サスペンションも、フロント・リアとも高性能バルブを採用したほか、フロントはストラット取付け部の車体剛性を向上させ、リアはショックアブソーバーのシリンダーサイズを拡大、よりフラットで快適な乗り心地を実現した。

■エクスパンダーは改良モデルも大ヒット間違いなし!!

 エクスパンダーは、MPVでありながら、SUVのテイストも合わせ持ったクロスオーバーSUVだ。日本では、デリカD:5の存在に近い。エクスパンダーのような車高の高いクルマは、現在の日本では嫌われることがあるが、海外では、クルマの魅力性能で優先順位が上がってくることも多い。

車高の高いクルマは海外では、クルマの魅力性能で優先順位が上がってくることも多い

 常に補修が行われ、綺麗な路面が保たれている日本とは違い、海外では未舗装路や、アスファルトが割れた路面が多く存在する。割れたアスファルトの上を多くのクルマが走ることで、アスファルトの割れがさらに広がることもあり、このような地域では、クルマの悪路走破力は極めて重要なのだ。

 今回の改良で、220mmもしくは225mmとなったエクスパンダーの最低地上高。これは2021年8月に登場した現行ランドクルーザー(225mm)とほぼ同じ。エクスパンダーが意外なほど本格派であることがわかると思う。

 強みである悪路走破性をさらに高め、内外装デザインを上質に一新、さらに、新型CVT採用で環境性能と走行性能を高め、各所に利便性を高めるアイテムを装備と、「化粧直し」の域を超えた改良が施された、新型エクスパンダー。残念ながら日本でその姿を見る機会はないだろうが、現地では今作も大ヒットモデルとなること間違いないだろう。

[gallink]

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