中国BYDが9月のミュンヘン自動車ショーで発表した「シール6DM-iツーリング」。同社初のツーリングワゴンで、なんと満タン1350kmも走れるPHEVだ。しかも本国価格は220万円~。ワゴンならではの使い勝手と、驚異的なコスパを兼ね備えた注目モデルである。
文:ベストカーWeb編集部/写真:BYD
こりゃカッコええ!! 日本にも来る!? BYD初のPHEVツーリングワゴンは安さと満タン1350kmという航続距離がウリ!
【画像ギャラリー】中国ではなんと220万円で売ってるシール6をじっくり見て!(21枚)
ワゴンの王道にBYD流のカッコよさをプラス
シール6DM-iツーリング。全長4850mm×全幅1890mm×全高1505mm
シール6DM-iツーリングは、一目でわかる流麗なシルエットが特徴だ。海をモチーフにしたフロントマスク、ダブルウエストラインが描くサイドビュー、そして18インチ「フライングアックス(空飛ぶ斧)」ホイール。どこから見てもシュッとしていて、ツーリングワゴン=地味なんてイメージを一蹴する。
しかもラゲッジは675リットルから最大1535リットルまで拡大可能。電動テールゲートやルーフレールも標準で、アウトドアでも旅行でも大活躍だ。後席も広々、パノラマサンルーフまで装備されていて、家族や仲間と快適にロングドライブを楽しめる。
ちなみにこのシール6DM-iツーリング、本国中国では10万9800元から売っている。日本円にして約220万円。驚くべき価格だ。
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航続1350kmの頼もしさ、日本導入の可能性は?
ワゴンの本場欧州でどう評価されるかが見ものだ
このクルマ最大の武器は、やはり航続距離。BYD独自のスーパーDMハイブリッド技術により、電気だけで100km走行可能で、ガソリンを使えば合計1350km走れる。燃費は1.7L/100kmと超低燃費、さらに0-100km/h加速8.5秒と走りも軽快だ。
安全装備も最新で、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシスト、ドライバー疲労検知まで揃っている。加えてCarPlay/Android Auto対応やOTAアップデートも完備。長距離ツーリングも安心かつ快適にこなせる仕様だ。
シール6については同系のBEV版シールがすでに日本発売されているから、このツーリングもBEV版が上陸する可能性はある。
さらにBYDは2026年から日本市場にPHEVを投入予定だから(第1弾はシーライオン6が濃厚)、PHEVモデルの日本発売もないとはいえない。縮小傾向にあるツーリングワゴン市場に、新たな風を起こしてほしい!
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