「燃料タンク＝バッテリー」「エンジン＝モーター」じゃない！ EVの性能はバッテリー容量とモーターの出力以外に「バッテリーの出力」が重要だった

バッテリーの性能は一充電距離や出力性能に影響

リチウムイオンバッテリーの諸元で注目されるのは、kWh（キロ・ワット・アワー）の単位で示される容量だ。この数値が大きいと、より遠くまで充電せずに走り続けられる。急速充電への不安から、バッテリー容量の大きな電気自動車（EV）を好む傾向が根強い。

このようにバッテリーは、エンジン車でいう燃料タンクのように、エネルギーを貯めておく機能がある。

同時に、バッテリーは一度にどれほどの電力を出せるかという出力性能も備えている。

Comments

[きんぺい しゆー]

今、EVの走行航続距離が進化しています
動力のモーターを小型化し
CVTなど採用できないのかな？
変速機能の向上はいかがでしょう。

[********]

BEVのバッテリーは化学反応によって電力というエネルギーを生み出す装置。エンジンで言えば、燃焼という化学反応によって熱エネルギーを発生させる燃焼室に該当する。

電気モーターは電力エネルギーを回転運動エネルギーに変換するエネルギー変換器なので、エンジンの腰下に該当する。

KWで表記される出力も、結局のところそれだけの電力エネルギーが入ってくれば運動エネルギーに変換できるという性能であって、電力エネルギーが入ってこなければ運動エネルギーは出てこない。

電池とモーター、二つ揃ってエンジンに該当する。