2020年にレプソル・ホンダからMotoGPクラス昇格を果たしたアレックス・マルケス。彼は前半戦では目立った戦績を残してこなかったが、第10戦フランスGPで遂に初表彰台を獲得。さらに第11戦アラゴンGPではドライコンディションでの初表彰台を記録した。
アレックスが直近のレースで示した安定性やスピード、そして連続表彰台という結果は、彼に対する期待感をより一層高めることにつながっている。
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そしてアラゴンGPと同じ舞台で行なわれてる第12戦テルエルGPで、アレックスは初日FP1をトップタイムで通過し、初日総合では10番手タイムをマークした。
ただアレックス自身は地に足をつけているようで、以前も残るレースでコンスタントに表彰台を獲得していくことは“現実的ではない”と認めていた。そしてテルエルGPに向けては、兄である世界チャンピオンのマルク・マルケスから功を焦らないようにと助言を受けていたようだ。
「マルクは僕に『優勝を目指してここに来るな』と言ったんだ」と、アレックスは語る。
「兄は、もしなんらかの理由でテルエルGPで少し遅くなったとしても、焦って無茶はするなよと、強く言っていた」
「このサーキットは僕と、このバイクに合っているようだ。他の場所でどうなるかはこれから見ていこう」
ホンダはここ数戦でアップデートを導入。新型のリヤショックアブソーバーやシャシーを変更した。これが好調につながっているという声もある。
ただアレックスはターニングポイントとなったのはこうしたアップデートそのものではなく、9月のミサノテストでメンタル面で変化があったことがそのポイントだったと主張している。
「ミサノテストの後からここでは、まるで“別の”アレックスか、違ったライディングスタイルになっているんだ」
「ミサノテストは僕にとって新鮮なものだった。なぜなら何度も話してきたけどカタールからその先、僕らはバイクで1日自由に走るチャンスがなかった……多くのモノをテストするためじゃなく、フィーリングを掴むという面でだ。ミサノではいろんなことを試したよ」
「プランでは60周ほどを走ることになっていた。だけどある時点で、僕は『やることはやったから、タイヤをくれないか? バイクに乗って色々試して、スムーズに行くよう、フィーリングを掴みたいからトラックでひとりにして欲しい。このバイクには自信が必要なんだ』と頼んだんだ」
「そして、それが鍵だった。ホンダは必要なものを僕に与えてくれて、いい仕事をしてくれたのも事実だ」
「でもその一部は、ミサノ2戦目の週末からのメンタル面での変化、そしてアプローチの変化だったと思う」
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狙い過ぎた結果転倒を招いてしまった