ヤフオク徘徊中に見つけたホンダ「Z600」を購入
水中メガネの愛称で知られているホンダ「Z360」。販売は日本国内だけではなく、輸出バージョンも生産されました。輸出向けモデルは排気量が拡大され、空冷並列2気筒600ccエンジンを搭載していました。今回は、日本には存在しない「Z600」を所有するオーナーを取材してきました。
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非常に珍しい右ハンドル仕様車が日本にあった
「おそらく、このクルマは1972年式だと思うんですよ。明確ではありませんが、まず英国輸出仕様として日本からイギリスに出荷されたはずで、手元の資料では1973年にアメリカで登録されています。そういった事実から、1972年に英国に上陸し、翌年、米国へ輸出されたのでは……と考えています。ホンダの社内資料を見るとZ600の本格輸出が開始されたのは1972年であることが分かっています」
そのように話してくれた“プラモデル”さん(取材時年齢64歳)によると、1972年式だと思われるホンダ Z600(欧州名)を買ったのは2021年8月のことで、アメリカではホンダ600クーペと呼ぶのだという。
「Z600にグレードはなく、単一機種です。購入当時、ホンダ S600クーペを所有しており、ガレージに並べて絵になってウンチクを語れるクルマを探していたらZ600をヤフオクで見つけることができたので買ってみました。実は他の趣味車として2022年6月に購入した2008年式のマセラティ グランツーリスモがありますが、Z600はイベントやオフ会に参加するためのクルマとして運用しています」
これまでにさまざまな趣味車を愛用してきた“プラモデル”さんは、昔からZ600のことも知っており、気になる存在だった。たまたまヤフオクでクルマを検索していたら偶然出会ったのだ。輸出されたクルマが多く、左ハンドルが主役となるが、運よく見つけることができた個体は非常に珍しい右ハンドルだったこともあり、オリジナルの状態を維持。しかし、あまりにも乗りやすく、普段使いもできそうだったため、電動エアコンを無理して装着したそうだ。
600ccのエンジンは長距離走行も楽しめる
「愛車との1番思い出深い楽しいエピソードは、2022年にトヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバルに参加するため、自走で茨城県から愛知県まで走ったことです。Z360とは違い、トルクフルなエンジンで、長距離走行も楽しめます。とても扱いやすく、水中メガネの愛称で親しまれている独特のデザインも魅力ですね」
そう話すプ“プラモデル”さんだから苦労もあった。ブレーキのホイールシリンダーがダメになって部品探しに苦労したこと、電動エアコンの装着が暗中模索で苦労が絶えなかったにもかかわらず完璧にはできなかったことなどを挙げてくれた。そして、メーターの照明が驚くほど暗かったため、プロの手でLEDに交換をしてもらった。
「今後、愛車で計画していることは特にありませんね。おそらく、増車することもありません。埼玉の幸手市で開催されている、さくらモーニングクルーズというイベントにZ600が参加しているので、できれば1回ご一緒してみたいですね」
はたして願望は実現するのか? “プラモデル”さんの今後の動向が楽しみだ。
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みんなのコメント
若い頃N600に乗りました。
車体はバンパーを強化した位で、ほぼ軽サイズだったかと。
多分、対外輸出用での安全規則対応かと。
なので、とても軽快で高速も余裕で走れた。
ただ、ブレーキがチープで止まらない。
ホンダの店に言っても直らなかった。
あとは、力が余り、ハンドルを切ってアクセルを吹かすとエライ事に。
肝を冷やした事も。
笑い話ですが、走っててパトカーに止められました。何故?
お巡りさんいわく、軽自動車に普通車のナンバー付けて走ってる車があると通報があったと。
車検証見せて納得。
それ程珍しい個体ではありました。