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どこにでもいる「営業車」が超イケメンに! プロボックス&サクシードの「カスタム」がカッコ良すぎた

掲載 更新 25
どこにでもいる「営業車」が超イケメンに! プロボックス&サクシードの「カスタム」がカッコ良すぎた

4ナンバーがレース不向きとか誰が決めた? 最速営業車を決める「プロ/サク選手権」のベース車が凄い!

 クルマ好きの中では、MT車こそ操作する悦びが味わえると考える人は多い。そんなユーザーのために、今もスポーツカーを中心にMT車がラインアップされているが、気軽に購入できる価格帯ではないのが現実だ。

プロボックスを旧車風にイジるってどうなのよ!?

 そこで注目されるのが、根強くMT車が支持されてきた4ナンバーの営業貨物車。最近こそ新車でMTを選べない車種もあるが、少し前まではフツーに販売されていたため、安くて楽しめる中古の4ナンバーMT車が市場にゴロゴロ出回っている。その中でも、特に人気なのがトヨタの旧型プロボックスとサクシード。

 この2台は販売チャンネルの異なる兄弟車で、フェイスとリヤゲートが異なる以外はまったくの共通。プロボックスがカローラ・バン、サクシードがカリーナ・バンの後継と若干のグレード差はあったものの、実質の中身は同じといえる。

 プロボックスとサクシード(以下、プロ/サク)が注目されるきっかけとなったのは、2015年からスタートしたワンメイクレースの「全日本プロ/サク選手権(通称:JPSC)」。

 チューニング専門誌の「オプション」(株式会社 三栄 発行)が業界を巻き込んでムーブメントを起こし、安くチューニングやモータースポーツが楽しめるベース車として知られるようになった。今も各地でシリーズ戦が開催され、チューニングパーツも充実してきている。プロ/サクがフィーチャーされた理由は、ベース車の安さはもちろん、ズバリその素性の良さだ。

 プロ/サクのFFプラットフォームは当時のヴィッツ系がベースとなっており、エンジンやフロントまわりの設計は共通点が多い。搭載する1500ccの1NZ-FEエンジンはヴィッツ1.5RSと同じことから、流用できるチューニングパーツは豊富に選べる。

 ヴィッツ以外にもプラッツ、ファンカーゴ、bBなど多くの車種に同一エンジンが搭載されていたため、市場に流通する中古パーツも潤沢。エンジンパーツなどのメンテ費用が抑えられるのも大きなメリットだ。そして何より嬉しいのは、車体が1000kgチョイと軽量なこと。大きめの軽ワゴンに1500ccエンジンが載っていると思えば、MT操作を駆使して十分に楽しめることが理解できるだろう。

誰よりも早く「プロ/サク」の可能性に気づいてカスタム開始!

 実は「全日本プロ/サク選手権」が開始される10年以上前の2004年、ワゴン専門誌「ワゴニスト」にてサクシードをチューニングする連載企画があった。早くからプロ/サクの素性の良さに気づいたのは、この記事を執筆しているライター本人! ブリッツ製コンプレッサーキットを組んで150psまでパワーアップし、クスコ製LSDやレイズ製鍛造ホイールなどを装着して2005年の大阪オートメッセに出展していたのだった。

 当時は専用の車高調もなく、流用チューンを駆使しながらサーキット走行までチャレンジしていたが、今は人気も高まって専用パーツも充実。誰でも苦労なくカスタムできる環境が整っている。ワゴニスト誌で活躍したサクシードは、現在17年目/走行21万キロを越えても現役で活躍中! 個人的に仕様変更を重ねながら、全日本プロ/サク選手権の開催初年度にはプライベートで第2戦に参戦するなど、長年にわたって闘う4ナンバー貨物を楽しんでいる。

 プロ/サクはベース車も維持費も安く、荷物も積めて遊びや仕事に使えるという営業車の大ベストセラー。そのポテンシャルは、チューニングすることで侮れない速さに進化するのだ。

 雑誌「ワゴニスト」で2004年にデビューしたサクシード(オーナー:HIDE川島)は、年月を重ねながら着々と進化。ブリッツ製コンプレッサーをはじめ、ボルドワールド製オーダーメイド車高調、ディクセル製ブレーキローター&パッド、OS技研製クラッチ、クスコ製LSDなどで本格的なチューニングを施す。直近の課題は、青空駐車で劣化した外装の再塗装とか……。

 ノンエアロのまま、タイヤ&ホイールの変更とローダウンだけでそれなりにカッコよくなる。車高を変更する際は、リヤ車軸のズレを補正する調整式ラテラルロッドは必須アイテム。

 今でこそ専用車高調キットが販売されているが、HIDE川島がカスタムした当時に専用品はなく、bB用のフロント車高調とサクシード用リヤダウンサスで対応。その後、本格的なスポーツ走行に向けてS耐制覇の実績を持つボルドワールドに車高調製作を依頼。フロントはヴィッツ用をベースに、リヤは完全オリジナルで作ってもらった。マフラーはコンプレッサーとの相性を考慮し、同じブリッツ製を装着している。

 チューニング誌「オプション」の主催により始まった「全日本プロボックス/サクシード選手権」。2015年のシリーズ開始から5年が過ぎても人気は衰えず、ストリートユーザーにもカスタムが波及している。最近はアウトドアブームの影響もあり、プロ/サクのアゲ系カスタムも人気だ。

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みんなのコメント

25件
  • 僕は仕事でプロボックスもサクシードも乗ったけどそれなのにいい車だった。今は離れたけどマイカーで持ってもいいかなと思う。
  • その前から結構走り屋に人気あったよね

    営業車なのに高さが低いのよねこれ
    スタイリングがやっぱりいい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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