現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 古巣アルピーヌ“揶揄無線”で話題のピアストリ。デビュー先にマクラーレンを選んだのは大正解だった?「今はそのことは考えていない」

ここから本文です

古巣アルピーヌ“揶揄無線”で話題のピアストリ。デビュー先にマクラーレンを選んだのは大正解だった?「今はそのことは考えていない」

掲載 2
古巣アルピーヌ“揶揄無線”で話題のピアストリ。デビュー先にマクラーレンを選んだのは大正解だった?「今はそのことは考えていない」

 マクラーレンのオスカー・ピアストリが、2位でフィニッシュしたF1オーストリアGPで、無線を通してアルピーヌに不満をぶちまけたことについて振り返った。

 同レースでトップを走るチームメイトのランド・ノリスを追いかけていたピアストリは、その最中で周回遅れとなっていたアルピーヌのフランコ・コラピントとピエール・ガスリーに立て続けに進路妨害されるという一幕があった。その後ピアストリは無線で、「アルピーヌは何年経っても僕のことをめちゃくちゃにしようとしてくる」と言葉を発した。冗談めかした軽口のつもりだったようだが、上記の発言は両者の過去が過去なだけに大きな話題を呼んだ。

■アルピーヌF1の新”代表職”が決定。ブリアトーレとのタッグで王座も経験したニールセンがマネージングディレクターに

 というのもピアストリにとってアルピーヌは、育成カテゴリー時代やF1リザーブ時代を過ごした、いわば古巣。しかし2023年にF1デビューを果たすにあたって、両者の間で契約トラブルが起こった。アルピーヌがピアストリをフェルナンド・アロンソの後任として起用すると発表した直後、ピアストリがSNSでその契約の有効性を否定。その後マクラーレンと契約するに至ったのだ。

「アルピーヌF1が今日の午後遅く、来年僕が彼らの下で走るというプレスリリースを僕の同意なく出したと理解している。これは事実ではなく、2023年に向けてアルピーヌと契約はしていない。僕が来年アルピーヌで走ることはない」

 このピアストリの投稿はX(旧Twitter)における“伝説のツイート”とも言われており、今でも時折この構文が掘り返されることがある。

 ピアストリはイギリスGPの記者会見の中で、前戦オーストリアでの無線交信について質問された。もし当時マクラーレンではなくアルピーヌと契約していたら、F1キャリアはどうなっていたのか……これについてピアストリは、少なくとも今は“もしもの世界”を考えることはないと述べた。

「たまたま、予選でもアルピーヌと絡んで、レースでも2台共に邪魔をされるということがあった。単に偶然が重なっただけだよ」とピアストリは言う。

「正直言うと、最近はその件について考えたことはない。もちろんF1に来た当初は、お互いのチームがどう進んでいくか比較されていたけど、今ではもう1年以上それについて考えていないね」

 このように、両チームの行く末について考えなくなったというピアストリだが、実際マクラーレンとアルピーヌは上記の契約問題以降で明暗がくっきり分かれることになった。2022年時点ではコンストラクターズランキングでマクラーレンを上回っていたアルピーヌだったが、マクラーレンは2023年途中から急速に戦闘力を増して今や最強のチームに。一方のアルピーヌはお家騒動によるゴタゴタもあり、今季はランキング最下位に低迷している。

文:motorsport.com 日本版 Alex Harrington
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

チームオーダー要請は「ノリスにフェアじゃなかった」とピアストリ反省。ペナルティ後退でかすかな希望に縋ったと説明
チームオーダー要請は「ノリスにフェアじゃなかった」とピアストリ反省。ペナルティ後退でかすかな希望に縋ったと説明
motorsport.com 日本版
ピアストリのポジション入れ替え要求、マクラーレン的にはウエルカム案件「常々抱えずに伝えろと言っている」
ピアストリのポジション入れ替え要求、マクラーレン的にはウエルカム案件「常々抱えずに伝えろと言っている」
motorsport.com 日本版
マクラーレンのふたりは”友人”のままタイトル争いできる! ブラウンCEO「彼らは握手して互いを祝福できる」
マクラーレンのふたりは”友人”のままタイトル争いできる! ブラウンCEO「彼らは握手して互いを祝福できる」
motorsport.com 日本版
「フェルスタッペンは夏休み明けに移籍を発表する」ラルフ・シューマッハーの見解……根拠に“勝てるマシン”提供への期待薄
「フェルスタッペンは夏休み明けに移籍を発表する」ラルフ・シューマッハーの見解……根拠に“勝てるマシン”提供への期待薄
motorsport.com 日本版
マクラーレンの同士討ち、実はプラスの出来事? ノリス&ピアストリの緊張“ガス抜き”になったとブラウンCEO
マクラーレンの同士討ち、実はプラスの出来事? ノリス&ピアストリの緊張“ガス抜き”になったとブラウンCEO
motorsport.com 日本版
ヒュルケンベルグの初表彰台、チームメイトのボルトレトから熱いメッセージ「僕がどれだけ喜んでいるか、君はわかるだろうか」
ヒュルケンベルグの初表彰台、チームメイトのボルトレトから熱いメッセージ「僕がどれだけ喜んでいるか、君はわかるだろうか」
motorsport.com 日本版
レッドブル重鎮マルコ博士、チーム代表電撃解任のホーナーに謝辞「クリスチャンとは20年以上にわたって、成功を共にしてきた」
レッドブル重鎮マルコ博士、チーム代表電撃解任のホーナーに謝辞「クリスチャンとは20年以上にわたって、成功を共にしてきた」
motorsport.com 日本版
キャデラックF1、ボッタス加入の噂に「可能性はある」。全方位から検討も優先は“経験豊富なドライバー”
キャデラックF1、ボッタス加入の噂に「可能性はある」。全方位から検討も優先は“経験豊富なドライバー”
motorsport.com 日本版
ピアストリ、10秒ペナルティで優勝逃し憮然「セーフティカー中はブレーキを踏んじゃいけないらしい」
ピアストリ、10秒ペナルティで優勝逃し憮然「セーフティカー中はブレーキを踏んじゃいけないらしい」
motorsport.com 日本版
解任の決定打になったのはどれ? クリスチャン・ホーナー元代表がレッドブルで直面した問題のすべて
解任の決定打になったのはどれ? クリスチャン・ホーナー元代表がレッドブルで直面した問題のすべて
motorsport.com 日本版
ピアストリへのペナルティは厳しすぎる? マクラーレンのステラ代表、状況の考慮が無いと不満げ|F1イギリスGP
ピアストリへのペナルティは厳しすぎる? マクラーレンのステラ代表、状況の考慮が無いと不満げ|F1イギリスGP
motorsport.com 日本版
僕はクソッタレだ! ルクレール、F1イギリスGP予選失敗で“Fワード”連発「昔は得意だったのにな」
僕はクソッタレだ! ルクレール、F1イギリスGP予選失敗で“Fワード”連発「昔は得意だったのにな」
motorsport.com 日本版
ついに表彰台のヒュルケンベルグは「彼を疑っていた人たちを黙らせた」……その才能を知るドライバーたちから賛辞
ついに表彰台のヒュルケンベルグは「彼を疑っていた人たちを黙らせた」……その才能を知るドライバーたちから賛辞
motorsport.com 日本版
ホーナー電撃解任は、情報通にとっては“青天の霹靂”ではない? F1解説者ブランドル「状況がよろしくないのは明らかだった」
ホーナー電撃解任は、情報通にとっては“青天の霹靂”ではない? F1解説者ブランドル「状況がよろしくないのは明らかだった」
motorsport.com 日本版
大激震のレッドブル……新CEOのメキーズは”古巣”レーシングブルズに感謝のコメントも、レッドブル・レーシングは沈黙を守る
大激震のレッドブル……新CEOのメキーズは”古巣”レーシングブルズに感謝のコメントも、レッドブル・レーシングは沈黙を守る
motorsport.com 日本版
マクラーレン、ピアストリへの“厳しすぎる”ペナルティに納得せず。FIAとの対話を望む
マクラーレン、ピアストリへの“厳しすぎる”ペナルティに納得せず。FIAとの対話を望む
AUTOSPORT web
戦略大失敗! メルセデス、2度のスリックタイヤ交換が共に裏目に「判断がひどく間違っていた」
戦略大失敗! メルセデス、2度のスリックタイヤ交換が共に裏目に「判断がひどく間違っていた」
motorsport.com 日本版
ポール逃したマクラーレン勢、フェルスタッペンの速さに驚きなし「僕たちが不十分だっただけ」
ポール逃したマクラーレン勢、フェルスタッペンの速さに驚きなし「僕たちが不十分だっただけ」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

2件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村