往年のミニ クーパーが母国のオークションで意外な評価
2025年11月7~9日、イギリス・バーミンガムの見本市会場「NEC(National Exhibition Centre)」で開催された英国最大規模のクラシックカートレードショー「Classic Motor Show」のオフィシャルオークション「The Iconic Sale at the NEC Classic Motor Show 2025」が、大会中日となる11月8日に実施されました。ヤングタイマー・クラシックカーを中心とした約150台の出品ロットのなかから、今回はオースティン「ミニ クーパー」をピックアップ。そのモデル概要と、注目のオークション結果についてお伝えします。
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歴史的傑作BMCミニでも生産台数の少ない第二世代“Mk-II”のクーパーS
英国のみならず全世界の自動車界における巨匠、アレック・イシゴニスの最高傑作にして、1960年代ポップカルチャーの象徴とも言われているオースティン/モーリス(BMC)ミニは、1967年に「Mk-II(マーク2)」へとアップデートされ、その年の英国モーターショーにおいてリリース。歴史的傑作BMCミニの第二世代として、さまざまなスタイリングの近代化が施された。
ドアヒンジは依然として露出したままだったが、フロントグリルやテールランプはMk-I時代の丸みを帯びたものから、いわゆる「クラシック・ミニ」の最後期型ローバー「ミニ」時代まで継承されるスクウェアな意匠に再デザインされるとともに、ドライバーの後方視界を拡大するために、より大きなリアウインドウが取りつけられた。
一方、F1GPにミドシップ革命をもたらしたレーシングカーコンストラクター「クーパー」の助力のもと開発された高性能バージョンの「ミニ クーパー」は、Mk-I時代の1964年にリニューアルされた998ccエンジンとともに継続生産。ツインのSU社製キャブレターとの組み合わせにより、シングルキャブの38Hp「ミニ1000デラックス」を17Hp上まわる55Hpの最高出力を発生した。
またモータースポーツへの参加のため、あるいはストリートでのさらなるハイパフォーマンスを求める顧客のために、1275cc・75Hpユニットを搭載した「クーパーS」もMk-I時代から引き続いて設定されたものの、ミニMk-IIシリーズ自体が1969年には後継の「ミニMk-III」に移行したため、いずれも短命かつ比較的少量の生産に終わってしまう。しかし、とくにクーパーについてはその生産数の少なさゆえに、現在の国際クラシックカーマーケットにおいては、同時代のクーパーS以上に希少モデルと見なされているようである。
母国イギリスで4人のオーナーを渡り歩いたオースティン ミニ クーパーMk-II
「The Iconic Sale at the NEC Classic Motor Show 2025」オークションに出品されたオースティン・ミニ・クーパーは、998ccエンジンを搭載した右ハンドル仕様のMk-IIクーパー。今回のオークション出品者でもある現オーナーが過去11年間にわたり所有している。
1968年5月23日に初登録されたこの個体は、「アイランドブルー」のボディに「オールドイングリッシュホワイト」のトップが組み合わされ、オリジナルのダンロップ製アルミホイールが新品のタイヤに組み合わされている。
ビニール生地のインテリアは、外装カラーに合わせた純正の「パウダーブルー」と「ゴールドブロケード」のコンビで張り替えられ、同じくパウダーブルーのカーペットも非常に美しい状態。実用性アップのためクーパーS用のリクライニング式シートに換装されているほか、リアシート下に配置される、とてもレアな専用ピクニックバスケットがオプション装備されている。
このミニ クーパーは歴代4人のオーナーに愛され、その来歴を辿ることができる優れたドキュメントファイルにくわえて、古い時代のタックスディスク(ウインドスクリーンに貼る丸形の納税証明ステッカー)や同じく過去のMoT車検証(英国の継続車検制度)、そして2026年9月10日まで有効な現在のMoT車検証が付属している。
2003年には大規模なレストアが行われ、それ以来の走行距離はごくわずか。ギヤボックスは1500マイル(約2400km)ほど前にフルリビルドされたばかりである。また、特別に施されたアップグレードとして、近年になって取り付けられたクーパーS用フロントディスクとキャリパー、ブレーキサーボ、タコメーターなどが列記されている。
アイコニック・オークショネア社では、このミニ・クーパーMk-IIについて
「クラシックな外観、賢明なアップグレード、そして全体的に優れたコンディションを誇る、魅力的な第二世代のクーパーです。ご興味のある方は、ぜひNECまでお越しいただき、このクルマをご覧になることをお勧めいたします」
と、自社の公式オークションカタログ内でコンディションの良さを高らかに誇示しつつ、1万8000ポンドから2万2000ポンド(邦貨換算約363万円~444万円)という、ひと頃の国際クラシックカー市場における当モデルの相場から比較すると、少々控えめにも映るエスティメート(推定落札価格)を設定していた。
ところがオークション当日、バーミンガムNECのホール2で行われた競売では、いまいちビッド(入札)の伸びが鈍かったようで、終わってみればエスティメート下限に少しだけ届かない1万7438英ポンド。つまり、現在のレートで日本円換算すると約362万円という、日本で同じモデルを購入するよりも明らかにリーズナブルな価格で落札されることになった。
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みんなのコメント
現地価格は安いが、それを日本に持ってくる輸送費や通関手続き費用、そして日本の車検に適合する改造費(排ガスや灯火類)が含まれていない。
そう言った費用を含むと結局は日本の販売価格と変わらない。
MINIじゃなくなってるから
昔のMINIの人気が落ちない。