■使い道によっちゃこれで十分
家族の移動だけに留まらず、大きな荷物の積載や、乗り降りのしやすい両側スライドドア、また多彩なシートアレンジからミニバンは根強い人気を持ちます。
【画像】「えっ…!」 これが「国産で一番安いミニバン」です! 画像で見る(42枚)
しかし、クルマの性能アップや電動化、原材料費高騰などから、ミニバンの新車は300万円を超えることがもはや当たり前になってきました。
そのいっぽうで、シンプルな出で立ちながらも、わずか200万円程度で購入できるモデルもいまだ存在しています。
それが、トヨタ「シエンタ」です。
2003年に登場したシエンタは5ナンバーの小型車枠に収まる扱いやすいサイズのボディに、両側スライドドアと使い勝手のよい3列シートを備え、初代から人気を獲得しています。
現行型は3代目。先代のヒットをそのまま受け継ぐかたちで、2022年8月の発売直後から国内の新車販売でミニバンとしてトップクラスを堅調に維持しています。
現行型では、歴代シエンタから受け継いだ愛らしく親しみやすいデザインはそのままに、最新のTNGAプラットフォームによる基本性能の大幅アップや、最新の先進運転支援を備えました。
ラインナップは1.5リッターガソリンエンジンモデルと、同エンジン+モーターのハイブリッドを用意しています。
このうち、最安となるシエンタは「X」グレードの2WDガソリンモデルで、価格(消費税込)は203万5200円。現在日本国内で販売されている3列シートミニバンでは、ダントツに安い価格です。
Xグレードはシエンタのバリエーションでもエントリークラスを担うもので、中級の「G」や最上級の「Z」と比べると、やや質素な部分もあります。
エクステリアは、ボディカラーの選択肢が限られています。通常モデルが9色なのに対して、ブラック、ホワイトパール、ベージュ、アーバンカーキの4色のみ。上級モデルに設定のオシャレな2トーンカラーは選べません。
これ以外は、基本的にはGグレードと共通です。Zに備わるスタイリッシュなライン発光はないものの、視認性の良好なLEDヘッドライト、LEDテールランプは標準装備。
インテリアでは、ドアのファブリック巻きやステアリングの革張りなどが省略されてややプラスチッキーになり、オシャレなフロマージュカラーも選べませんが、それ以外では基本的には大差ありません。
なお、機能装備を見ると、やはりエントリーモデルらしくかなりシンプルになっています。
日常での使い勝手に関わってくるところでは、パワースライドドアが助手席だけになる点、ディスプレイオーディオが非装着の「オーディオレス」になっている部分です。
ただし、助手席はパワースライドドアがあるので、最低限歩道側があれば十分という人もいます。オーディオも、今乗っているクルマから移植したり、社外品の安いものを取り付ければ、普段遣いも十分可能でしょう。
もし純正の見た目にこだわりたい場合や、後で取り付けるのが面倒な場合、15万5100円~29万7000円のオプションを選択すれば、上級モデルと同じものを装着できます。
このほか、エアコンがダイヤル式のマニュアルになったり、後席用のUSB-Cポートが省略されるなどの細かな違いもあります。
しかし、これ以外は必要十分な装備は揃っています。
衝突被害軽減ブレーキやレーダークルーズコントロール、さらにはオートハイビームや運転の先読みアシスト「プロアクティブドライビングアシスト」などを含めた先進安全装備の「トヨタセーフティセンス」は標準装備。
細かい部分でいうと、「アダプティブハイビームシステム」やドライバー異常時対応システムなどはないものの、日常で使うミニバンとしては必要十分です。
またサイド・カーテンエアバッグやチャイルドシート固定アンカー、坂道でもずり落ちないヒルスタートアシストも標準装備です。
スマートキーやリアのプライバシーガラス、オートライトもしっかり備わり、便利装備も十分です。
スッキリした内外装や若干の装備の違いが気にならないというのであれば、シエンタXは十分お買い得なグレードです。
どうしても3列シートミニバンの新車が必要だが、普段の使い方でこうした点が気にならないのであれば、間違いなく有効な選択肢になりそうです。
ちなみに、シエンタには2列シートの5人乗りモデルもラインナップされており、Xの2WDガソリンモデルの価格は199万5200円。こちらもかなりの“破格”です。
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みんなのコメント
ハイブリッドXとガソリンXでも装備は異なるんですよ。まずガソリンXはフルオートエアコンが無く、ダイヤル3つの古臭いものになる。
また、エンジン始動はハイブリッドXはプッシュスタートだが、ガソリンXはステアリングコラム鍵を差して回す、現代の乗用車には化石みたいな仕様。
公取は何故車業界のこういうセコい景品表示法違反を指摘しないのか