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なぜ北海道だけ新車価格が違う? 本州より約2万円高い理由とは

■なぜ「北海道地区」だけ車体価格が高いの?

 クルマのカタログを見ると、車両本体価格の欄に「北海道地区価格」という記載があり、通常よりも価格が高くなっています。そのほかの地域では全国共通なのに、なぜ北海道だけ価格が違うのでしょうか。

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 クルマの購入には、車体本体価格以外に税金や諸経費などさまざまな費用がかかります。そのため、車体本体価格だけを見て購入できると考えても、実際に入手できる状態になることには数十万円上乗せされた金額になっているのです。

 そんななか、通常の車体本体価格とは別に「北海道地区価格」という記載があり、北海道地区だけは約2万円ほど高く設定されています。

 たとえば、2019年の登録車年間販売台数で1位となったトヨタ「プリウス」の場合、全グレードで「北海道地区メーカー希望小売価格」が設定され、最大2万4000円ほど価格が高くなっています。

 カタログの注釈を見ると、「北海道地区の価格には寒冷地仕様が含まれます」とあります。では、この寒冷地仕様とは一体、どのような使用なのでしょうか。

 北海道の大手国内メーカー販売店スタッフは、以下のように話します。

「細部は車種によって異なりますが、バッテリー、ガラスやミラー、ライト周りが異なります。

 バッテリーは、冷え込む北海道の冬に暖房をガンガン使っても耐えられるよう、容量が大きくなっています。ガラスやミラーは、熱線が入っており凍結や積雪を防ぐことができます。また、ワイパーは雪をかきわけられるよう、高強度になっているものも多いです。

 さらに、大きな特徴とされているのが『リアフォグランプ』です。吹雪でホワイトアウトしてしまった際でも、自車の視認性を高めてくれるので、追突事故を防ぐ役割を担っています」

※ ※ ※

 なお、リアフォグランプの正式名称は後部霧灯(こうぶむとう)といい、霧がひどい場面でも活躍しますが、使用には注意が必要です。

 道路運送車両の保安基準の第37条の2には、「後部霧灯は、霧等により視界が制限されている場合において、自動車の後方にある他の交通からの視認性を向上させ、かつ、その照射光線が他の交通を妨げないものとして、灯光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。」との記載があります。

 つまり、北海道でもそのほかの地域でも、雪や霧がひどくない場合は使用を控えなければなりません。

 では、本州などでクルマを購入して北海道へ運び、少しでも安くするのは可能なのでしょうか。基本的に、本州など購入して北海道に運ぶことは問題ありません。

 しかし、北海道で寒冷地仕様車以外に乗ることは推奨できないといえます。5年前より北海道に住みはじめたサービス業のスタッフは、以下のように話します。

「私は長野から引っ越したので、当初クルマは寒冷地仕様ではありませんでした。夏場は問題ないのですが、冬場は想像を遥かに超える寒さと雪に見舞われます。

 そもそも積雪や凍結ではクルマを発進できず、やっと発進しても吹雪で前が見えず、しまいにはエアコンを使いすぎてバッテリーが上がるといった経験をしました。

 その後、クルマを買い替えて寒冷地仕様車にしたところ、冬場に苦労することが減りました。大げさな装備でなく、いまでも凍結や積雪はありますが、あるのとないのでは全然違うと思います」

 本州とはいえ積雪の多い長野県から引っ越した人でも、北海道の冬はレベルが違うようです。

 また、中古車における寒冷地仕様車について、北海道の中古車販売店スタッフは、以下のように話します。

「クルマを売る場合、寒冷地仕様でないクルマは、一般的に数千円から1万円ほど買取価格に多少の影響があります。購入する場合は、寒冷地仕様でないクルマは、バッテリーやボディ、そのほかの細かい部分の劣化が激しいことが多いです」

※ ※ ※

 北海道以外にも沖縄県では価格が異なることがありますが、これは輸送費等の費用が上乗せされているだけで、車両自体は共通しています。

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