■“すごく似てる”のに意味が違う「まぎらわしい道路標識」
かつて運転免許を取得する際に勉強した「道路標識」も、長年経過するうちに忘れてしまいがちです。
【画像】「えっ…!?」勘違いで罰金も! これが「まぎらわしい道路標識」です!(12枚)
とくに色や図柄が似ている道路標識の場合、どのような違いがあるのか分からなくなることもあるでしょう。
この記事では、そんなまぎらわしい道路標識を5つ取り上げて解説します。
■そっくりな2つの「ぐるぐる」
色こそ違うものの、そっくりな印象を持つ2つの「ぐるぐる」標識。
左側の「環状交差点における右回り通行」は、この先に右回り(時計回り)の環状交差点(ラウンドアバウト)があることを、右側の「ロータリーあり」は、文字通りこの先にロータリーがあることを意味する標識です。
環状交差点とは、2010年ごろから国内各地で導入が進んでいる交差点で、交差点の中心に円形の道が組み込まれ、内部は右回りの一方通行になっています。
たとえ交差点入り口から見て右側の道へ進みたかったとしても、いったん左折して交差点内に進入し、ぐるりと周回してから交差点を出て目的の道へ向かわなければなりません。
この環状交差点のメリットは2つあり、1つは基本的に信号がないため信号待ちの時間が発生せず、停電時も問題なく使用できること、もう1つは交差点への進入速度が下がって安全性が高まることです。
デメリットとしては、不慣れなドライバーが誤って右折進入してしまう事例があることで、環状交差点を走行する際には他車の動きに一層注意する必要があります。
環状交差点とロータリーではルールが異なり、基本的に前者は交差点内の車両が優先、後者は進入側の車両が優先となりますが、場所によっては両方の標識が設置されていることもあるので、分からない場合は管轄する警察署や道路管理者に問い合わせたほうが良いでしょう。
■「最高速度」と「最低速度」!?
左側の「最高速度」はもっとも見慣れた標識の1つかもしれません。しかし、右側の青い線があるほうの標識はどうでしょうか。
最高速度の図柄に下線が1本追加されたこの標識の正体は、「最低速度」。その名のとおり「この標識を下回る速度での走行を禁止する」という指示です。
「最低速度」標識が設置される場所は、主に橋梁や観光地といった、低速走行してしまうと一般交通に著しく支障をおよぼす区間に限定されており、低速での運転を防いで交通の流れを保つことを目的としています。
見慣れない標識ということもあって、うっかり「最高速度」と誤認すると違反対象になりかねないので、注意しましょう。
■どっちも「追越し禁止」に見える? その違いとは
左の標識は記述があるとおり、追い越しを禁じる指示です。では、右の標識との違いはなんでしょうか。
実は右の標識は、「追い越しのための右側部分はみ出し通行禁止」であり、追い越し自体を禁じるものではありません。
つまり前方の軽車両や、車両が左側に寄って譲ってくれたときなどに、“センターラインを越えて右側部分にはみ出すこと”がなければ、追い越しをしても違反にならないのです。
とはいえ、この標識が立っていても片側一車線で幅員が狭いような場所であれば、実質的にはセンターラインを越えないと追い越しできないこともあります。
そんな事実上の追い越し禁止といえるケースもあるので、この標識がある道路を走行する際にはよく見極めたほうが良いでしょう。
■うっかり勘違いで「いきなり罰金!?」さらに高額反則金も!
■めちゃ似てる!でも「斜線の本数」や「背景の色」で意味が違う!
道路標識としてイメージしやすい“丸に斜線”の標識も、似たような図柄が複数存在します。これらの標識は街に多く存在し、それでいて意味が大きく異なるので見直しておくべきものです。
【1】「車両通行止め」
左上の標識は、「車両通行止め」。下の「駐車禁止」に似ていますが、背景が白くなっているのがポイントです。
進行方向を問わず、すべての車両が通行できない場所を意味します。
ただし、標識の下に補助標識で「自転車を除く」や「居住者用車両を除く」などが設置されている場合、該当される車両には適応されず、通行が可能です。
【2】「駐車禁止」
左下の標識は、「駐車禁止」。赤い斜線が1本で背景が青いのが特徴です。
車両の進入は問題ありませんが、駐車をしてはいけない道路であることを意味します。
標識の上に書かれている数字は対象となる時間を表し、画像のように「8-20」と記載されている場合は「朝8時から夜20時までは駐車禁止」となり、それ以外の時間に駐車しても違反にはなりません。
【3】「通行止め」
右上の標識は、「通行止め」。先ほどの「車両通行止め」と似ていますが、斜線が2本に増えています。
加えて「通行止」の文字も記載されていて間違えにくい標識ではあるものの、注意すべき点としては、“車両”だけでなく“歩行者”の通行も禁止しているということです。
工事中や崩落現場のような危険な場所に設置される標識なので、歩行者としても絶対にこの先には進まないようにしましょう。
【4】「駐停車禁止」
右下の標識は、「駐停車禁止」。「駐車禁止」のように背景が青くありながら、斜線は2本となっています。
この標識が立てられた道路では、駐車に加えて「停車」も違反となり、ドライバーが車両内にいたとしても路肩に停めた時点で「いきなり違反」になってしまうことを意味するものです。
設置されるのは、「急な坂道の頂上付近」や「消火栓から5m以内の場所」といった、停車による危険性が非常に高い場所。
また、「駐停車禁止」の場所に駐車すると、先ほどの「駐車禁止」の場所に駐車した場合よりも厳しく罰せられて、反則金が高額となります。
道に迷ったり、電話をするためにちょっとクルマを停めたい状況では、「駐停車禁止」の標識がないことを確認しましょう。
■「一方通行」と、そっくりさん!?
左側の、青い背景に白い矢印の標識は「一方通行」。
「一方通行」の標識のある道路では、矢印の示す向きの反対方向には通行できません。
対して、右側の白い背景に青い矢印の標識は「左折可」。
対面する信号が赤だった場合でも、合流する道路を走行している車両の妨げにならなければ、信号に関わらず左折できることを意味します。
ただし、合流する道路を走行している車両のほうが優先になるので、左折の際はくれぐれも注意して合流しましょう。
※ ※ ※
このように、まぎらわしい道路標識を5つ紹介しました。
免許取得の際にしっかり覚えたつもりでも、実際に知識を利用する機会がないまま年数が経過していくと、いつの間にか記憶は曖昧になっていくものです。
今回の記事で紹介した中で意味を即答できないものがあったとしたら、交通標識について復習し、安全なドライブを心がけてください。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ新「ハリアー」発売! 最上級より「250万円以上」オトクなのに“快適装備”が充実! 高級感ある「お洒落内装」&上品デザインが目を惹く「最安モデル」とは?
【東京の道路】なぜ「19年経っても」完成しない!? まさかの“理由”に反響殺到!「税金の使い方がおかしい」「無責任すぎる」と厳しい声も!「放射第7号線」の現状とは!
日産「新型スカイライン」登場へ!? 「新モデルの“存在”」が話題に! 14年ぶり全面刷新で高性能な「セダン」化!? 復活なSUVモデル化!? 待望の“14代目”に注目集まる
ミッドウェー海戦で孤軍奮闘した空母…実は残した戦果はかなり大きかった?なぜ最後まで“残れた”のか
全長3.4mで「4人」乗れる! 新車99万円のトヨタ「軽セダン」に反響あり! 「コスパ最強!」「可愛くていい」の声も! 低燃費でめちゃ使える「ピクシスエポック」がスゴい!
【復活希望】「マーチ」こと「マイクラ」が欧州で新型に。デザイン好評、販売店期待も…やはり日本導入は無理なのか?
ハコスカ「170km/hぐらいは楽々と出せます」だけど燃費は…? ときにはリッター5km…「旧車は燃費が悪い」は本当なのか。
石破総理! コメ不足対策もいいけど、高すぎる「自動車税」を何とかしてくれ!
絶対に地面に足を着かなきゃ違反になる!? バイクで一時停止する際の決まりを徹底解説
新車153万円! トヨタ「“商用バンの皇帝” プロボックス」に大注目! 「これでいい」「最高だよ」の声も! 買いやすい価格&丁度いい4.2mサイズに「気配り装備づくし」が超スゴい!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント