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ホンダ 初代ストリームが偉大すぎた!! 10か月で10万台のヒット作! ホンダらしさが炸裂だった

掲載 更新 35
ホンダ 初代ストリームが偉大すぎた!! 10か月で10万台のヒット作! ホンダらしさが炸裂だった

 低床・低重心でロールーフという革新的なスタイルで、ミニバン市場に新風を吹き込んだホンダ・ストリーム。初代モデルの勢いは凄まじく、発売からわずか10か月で10万台を超える大ヒットを記録した。7人乗りでありながら、7人乗らない時も十分に楽しめる優れたパッケージングは、まさに神業と言えるだろう。センスの塊だった初代ストリームを振り返ってみたい。

文:佐々木 亘/画像:ホンダ、ベストカーWeb編集部

【画像ギャラリー】ミニバンと思えぬほどの低さ! ストリームならミニバンタイプRも夢じゃなかった!?(17枚)

毎日を楽しむための7シーター

 ストリームのコンセプトは「7days 7seater」。日々の生活を楽しむための7人乗りという明確なテーマがあった。5ナンバーサイズの7シーターだからこそ、好きなことを、好きな場所で、好きな仲間と過ごす毎日を楽しめる車として開発されたのだ。

 単に広いだけではワクワク感は生まれない。必要だったのは、生活を豊かに彩る7シーターだった。

 フロアを低く平らにし、室内高を確保しながらも全高と重心を低く抑えるという独創的な5ナンバースタイルは、どの車にも似ていない唯一無二の存在だった。カテゴリー上はミニバンに分類されるが、セダンの要素もステーションワゴンの要素も併せ持つ、ジャンルレスな車だったと言える。

 ストリームは、高次元のスタイリング・快適性・走行性能を一つに凝縮し、従来の車には存在しなかった価値と驚きに満ちていた。令和の現在、このスタイリングが継承されなかったことが不思議でならない。

驚異の多彩なシートアレンジ

 ストリームの車内は、見た目以上に広々と感じられる。数値上はそれほど広くないのだが、実際に乗ってみると数字から受ける印象とは大きく異なるのだ。

 5ナンバーボディに3列7人乗りを実現するのは極めて困難な設計だが、広めに確保された足元スペースが、シート間のゆとりを生み出している。低床プラットフォームから得られる室内高の大きさも、室内を広く見せる効果的な工夫だ。

 基本は7人乗り仕様。フル乗車時でもゴルフバッグが積めるラゲッジスペースを確保している点が素晴らしい。3列目シートは快適とは言い難いが、ある程度の距離なら十分使用できる。

 3列目を折りたためば、ステーションワゴンのような5人乗りに変身する。3列目はヘッドレストを取り外すことなく折りたためるリバーシブル仕様だ。2列目シートは左右独立で240mmのロングスライドが可能。座面に厚みを持たせた快適な設計となっている。

 また、2列目シートのセンターアームレストを倒せば、長尺物も積載できる4人乗りが完成する。ベンチシートでありながら、アームレストを活用することでキャプテンシートのような使い方ができるのも巧みだ。

 2列目シートは左右独立して倒せるため、大型荷物を運ぶ際は片側だけを倒して3人乗りに。さらに2列目まで倒すと、広大なラゲッジスペースが生まれる2シーター仕様となる。

 2列目シートを倒した際もラゲッジスペースに大きな段差が生じないよう配慮されている点も優秀だ。また、フロントシートを完全に倒して2列目を起こせば、セミフラットモードというリラックススタイルも実現できる。

 この豊富なシートアレンジが、様々な世代から支持を集めるストリームの大きな魅力となったのだ。

ミニバンとは思えない走行性能

 運転席に座ると、そこはまさにコクピット。3連メーターにチタン調のメーターパネルが、ドライバーの気持ちを高揚させる。

 ステアリングホイールを握ってドライブを始めれば、一味違う操作感に驚くはずだ。ステアリングホイールのフレームには軽量高剛性のマグネシウムを採用し、自然で軽快な操舵フィールを実現している。

 エンジンには、新世代iシリーズの第一弾として登場したDOHC i-VTECを搭載。中低速での力強いトルクと高速域での伸びやかさを両立し、低燃費にも貢献する新次元のエンジンだった。

 さらにサラウンドフレームボディでサスペンション取り付け部などを補強し、高剛性としなやかに動く足回りを実現した。この優れた走行性能こそが、ストリームの販売を大きく押し上げた要因である。

失われたカテゴリーへの期待

 日本のミニバン市場に革命をもたらしたストリームは、2世代14年で姿を消した。ホンダからも、ライバルのウィッシュを扱っていたトヨタからも、ロールーフミニバンは消滅し、ストリーム・ウィッシュが築いたカテゴリーは一過性の流行のように扱われがちだ。

 しかし、スタイリング・快適性・操作性・利便性といった車に求められる各要素を高次元で融合させたのが、ストリームという形だった。ここ10年以内に、再びストリームに近いスタイルの車が登場し、日本の自動車市場に旋風を巻き起こしてくれるはずだ。

 令和の時代にも、ストリームのようなゲームチェンジャーの登場を期待したい。

文:ベストカーWeb ベストカーWeb
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