■デビュー1か月で受注「約9000台」突破!
日産は、2026年7月16日に販売を開始した新型「エルグランド」のデビュー後1か月の受注状況について明らかにしました。
1997年に登場した初代エルグランドは、それまで多かった商用車ベースのワゴン車とは一線を画す、圧倒的な存在感と豪華な内装を備えた「プレミアムミニバン」という新たなセグメントを創出したパイオニア的存在です。
しかし2010年に登場した3代目(先代)は、度重なる改良を実施しながら進化してきたものの、結果として15年以上の長きにわたり販売を継続していました。
その間、ライバルの高級ミニバンとして、トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」の人気が台頭しており、現在では圧倒的なシェアを獲得するに至っています。そのため、日産ファンを中心に早期の刷新が期待されていました。
今回16年ぶりに刷新された4代目新型エルグランドは、まさに待望のフルモデルチェンジといえます。
新型エルグランドのボディサイズは、全長4995mm×全幅1895mm×全高1975mm、ホイールベース3000mmに達し、先代モデル(3代目)と比較して全長は30mm、全幅は45mm、全高は160mmそれぞれ拡大され、圧倒的な存在感を放ちます。
外観は、日本のDNAを表現するデザインコンセプト「タイムレスジャパニーズフューチャリズム」を具現化し、威風堂々としたスタイリングとしました。
室内は、高級ミニバンらしい特別なプライベートラウンジ空間を目指し開発されました。アイポイントを高めたことで運転席からの良好な視界を確保したほか、3列シートそれぞれの室内スペースについても先代から大幅に拡大されています。
なかでも2列目シートには、身体を広い面積で支える「ゼログラビティシート」や、シートバック上部のみをリクライニングできる「デュアルリクライニング機構」を組み合わせることで、快適なロングツーリングを楽しむことができます。
パワートレインには第3世代となる独自のハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載。電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」や電子制御「インテリジェント ダイナミックサスペンション」を組み合わせ、エルグランドのDNAである「運転の楽しさ」と乗り心地の良さを、高次元で両立させました。
さらにエンジン騒音とロードノイズの双方を低減する「アクティブノイズコントロール」をはじめ、高性能遮音ガラス、吸音材の最適配置を組み合わせることで圧倒的な静粛性を実現しています。
運転支援技術の面では、上級仕様に渋滞時のハンズオフが時速50km以下で可能な「プロパイロット(ナビリンク機能付)」を標準装備し、さらに高精度な「プロパイロット2.0」をオプションとして設定しました。
基本のグレード構成はシンプルな2グレード体系で、駆動方式は全車が4WD(e-4ORCE)。価格(消費税込、以下同)はベースグレード「X e-4ORCE」が689万7000円、上級仕様の「G e-4ORCE」が757万9000円です。
加えて、日産の関連会社である日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)のプレミアムカスタムカー「AUTECH(オーテック)」(824万7800円)をはじめ、「AUTECH LINE(オーテックライン) e-4ORCE」(717万9700円から778万4700円)、ショーファーモデル「VIP(ビップ)」(869万8800円)、「ステップタイプ」(714万6700円から803万4400円)も設定されています。
※ ※ ※
デビュー早々からSNSなどで大いに注目を集めた新型エルグランドですが、その販売状況が明らかにされました。
日産によると、発売からおよそ1か月の8月23日時点の受注は約8900台で、その後8月末までには9000台を超える台数を達成したといいます。
グレードは、上級仕様のG e-4ORCEが57%とダントツのトップを占め、続く2位はAUTECH(15%)、3位はVIP(10%)となりました。日産では、当初の想定以上に700万円以上の高価な上位グレードが人気を集めていると話します。
新型エルグランドの開発者に、購入ユーザーが乗り換え前に乗っていたメーカー・車種について尋ねたところ、次のように話します。
「9000台の内訳は約7割が日産ユーザーで、そのうちの半分は旧エルグランドのオーナーからの乗り換えです。
残り3割は他社銘柄からの乗り換えですが、約半数はライバル車(アルファード/ヴェルファイア)からの代替でした」
担当者は、長くお待たせしていた旧型ユーザーによる購入が先行しているとし、「今後はさらに他社からの代替や新規ユーザーの比率を増やしていきたい」と期待を寄せています。
ボディカラーの人気1位は「プリズムホワイト」(40%)、2位「ミッドナイトブラック」(32%)、3位「至極-シゴク-」(12%)、4位「FUJI DAWN(フジドーン)/至極プレミアム2トーン」(9%)、5位「ダークメタルグレー」(7%)の順。
メーカーオプションでは、「BOSEプレミアムサウンドシステム+プロパイロット2.0」が40%、「BOSEプレミアムサウンドシステム」が30%、「ツインガラスルーフ」が40%、それぞれ選択されました。
16年ぶりのフルモデルチェンジで“元祖”高級ミニバンの復権となるか、今後の新型エルグランドの販売動向にも注目が集まります。(くるまのニュース編集部)
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