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【伝説のF1モナコGP】アイルトン・セナが”ライオン”を飼い慣らした日:1992年

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【伝説のF1モナコGP】アイルトン・セナが”ライオン”を飼い慣らした日:1992年

 今週末はF1第7戦モナコGPが開催される。舞台はモンテカルロ市街地コース。曲がりくねった公道コースであり、道幅は狭い……今の基準なら、とてもFIAの認可は下りなかっただろう。しかし1950年からF1を開催してきた伝統……カレンダーになくてはならない存在である。

 このコースでは、幾度となく素晴らしいレースが展開されてきた。そのうちのひとつ……伝説のモナコGPと言えば、多くの人が1992年のレースを挙げるだろう。日本でも素晴らしい実況も相まって、今も語り継がれている。

【美しきF1マシン】伝説のモナコGP/最後のホンダV12……セナが魅せたマクラーレンMP4/7A

 モナコは、誰もオーバーテイクすることができない。それを如実に表したのがこの1992年のレースである。

 オーバーテイクが難しいことは、近年ではF1を退屈にさせるひとつの要因だと言われてきた。しかし1992年のモナコGPは、”オーバーテイクが難しい”ことにより、F1の歴史上最もエキサイティングなレースのひとつに位置付けられる激戦が繰り広げられ、マクラーレンMP4/7A・ホンダを駆るアイルトン・セナが勝利を収めた。

 このレース前の段階では、セナが勝つ可能性はほぼ皆無と見られていた。同年、ウイリアムズFW14B・ルノーという超高性能の武器を手にしたナイジェル・マンセルは開幕から圧倒的な強さを見せ、開幕5連勝。無敗の状態でモナコに乗り込んだのだ。

 セナにとっての唯一のチャンスは、マンセルが何らかの形でトラブルに見舞われることだった。セナはその千載一遇の機会を逃さないよう、終始正しいポジションに位置している必要があった……そしてセナは、十二分にそれを理解していた。

 しかし予選では、ウイリアムズがやはり速さを見せる。マンセルがポールポジションを手にし、そのチームメイトであるリカルド・パトレーゼが2番手。セナは1.1秒遅れの3番手だった。

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