■サイケでポストアポカリプス的なクライムアクション
ドイツ映画界の孤狼ローラント・クリック監督が1970年に製作し、闇に葬り去られた伝説のカルト映画『デッドロック』が遂に日本上陸。2021年5月15日(土)より新宿 K’s cinemaほかで公開されます。
閉鎖された鉱山を舞台に、傷ついた若い男、黒づくめの殺し屋、荒れ果てた家に住むさえない中年男と狂女、口のきけない美少女といった一癖も二癖もある登場人物たちが、墓場に埋められたはずの100万ドルを奪い合うクライムアクション。
“アメリカ”が舞台でありながらイスラエル・ネゲヴ砂漠で撮影され、登場人物がたった7人しかいないという、かなりクセの強い本作。伝説のジャーマン・ロックバンド「CAN(カン)」のサイケデリックなサウンドが鳴り響き、セルジオ・レオーネの『続・夕陽のガンマン』(1966年)を思わせる物語にも関わらず、アレハンドロ・ホドロフスキーの『エル・トポ』(1970年)や、ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』(1978年)の影響を受けたようなポストアポカリプス的雰囲気に溢れています。
1970年のカンヌ映画祭で、コンペティション出品のオファーを受けたのですが、ドイツ国内の監督や批評家から、当時勃興していたニュー・ジャーマン・シネマを貶めるものだと出品を反対され、特別上映になってしまったという過去を持つ本作。話はそれだけで終わらず、特別上映の当日が雨で、少数の観客だけでの上映となったため、映画のカルト化に拍車をかけることになったとも言われています。
バイク×カルト映画で思い出されるのは、魂を悪魔に売って不死身の肉体を手に入れた青年が仲間とともに街中をバイクで疾走する『サイコマニア』(1972年)でしょうか。カルト映画はファンには人気が高いものの、劇場で観るチャンスはほとんどないので、気になった方はこの機会にぜひ。
ドイツ映画界の孤狼ローラント・クリック監督の伝説のカルト映画『デッドロック』は2021年5月15日(土)より新宿 K’s cinemaほかで公開です。
■【動画】『デッドロック』予告編
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