ミサノ・サーキットでMotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGPのMoto2クラス決勝が行なわれ、サム・ロウズ(Elf Marc VDS Racing Team)がポール・トゥ・ウィンを果たした。
Red Bull KTM Ajoのレミー・ガードナーとラウル・フェルナンデスによるタイトル争いが僅差となっているMoto2クラス。今回はランキング2番手のラウル・フェルナンデスが予選で先行し9番手、ポイントリーダーのガードナーは14番手からのスタートとなった。
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ポールポジションはサム・ロウズ、日本の小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は予選で転倒があり18番手からのスタートだ。また決勝日は天候が回復しドライコンディションに。気温20℃、路面温度22℃のコンディションで全25周のレーススタート時刻を迎えた。
スタートが切られると、2番グリッドのアロン・カネット(Aspar Team Moto2)が先頭を奪取。ロウズ、ホルヘ・ナヴァッロ(+EGO Speed Up)、ラウル・フェルナンデスらがカネットを追った。
カネットはレース序盤をリードしていたものの、4周目に最終セクターでロウズによってオーバーテイクされ後退。先頭に立ったロウズは最速ペースを刻んでその差を広げ始めた。さらにフェルナンデスも次周にカネットを追い抜いて2番手に浮上した。
ラウル・フェルナンデスとのポイント差を考えると早めに追い上げたいガードナーだが、彼は8周目にターン14で7番手のソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)を追い抜こうとした際に接触。チャントラが転倒することになり、一連の動きは審議対象となったが、結果的にガードナーにロングラップペナルティが科されることが決まった。
先頭集団では、ロウズが一時は1秒近い差を付けていたが、2番手のラウル・フェルナンデスがその差を削り取っていき、折返しとなる13周目にはロウズを捉えた。
ラウル・フェルナンデスはその勢いでロウズをオーバーテイクして、差を広げていかんとする勢いだったが、15周目にターン8で激しく転倒。ここで戦線を離脱し、ノーポイントでレースを終えることになった。
ラウル・フェルナンデスの離脱によって、先頭に立ったロウズだったが、彼はターン8でマシンを減速しきれずにワイドに膨らんでしまい、カネットによるオーバーテイクを許してしまった。
マシンの挙動を乱しつつも追い上げたロウズは再びカネットに接近。残り4周のターン1でカネットをかわして先頭に戻ると、そのまま突き放す走りで残り周回を消化していき、後続に1秒以上の差をつけてロウズが優勝を果たした。
2番手争いは劇的な形で決着することに。最終ラップの最終コーナーを2番手で立ち上がったカネットが急失速し、直後を走っていたアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)が2位でフィニッシュ。カネットは3位となってしまった。
なおレース中盤にロングラップペナルティを科されたガードナーは、最終的に7位でフィニッシュ。ラウル・フェルナンデスがノーポイントに終わったこともあり、タイトル争いのリードを18点にまで拡大した。
小椋藍はスタートポジションからレースを通じて順位を上げ、9位でフィニッシュしている。
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