東京のお台場でモータースポーツジャパン2022が開催され、衆議院議員の山本左近がフォーミュラEデモランを行なった。
日本自動車連盟(JAF)が主催するモータースポーツ体験イベントである『JAF MOTORSPORT JAPAN 2022』。新型コロナウイルスの感染拡大を受けここ2年は中止が続いていたが、お台場での開催は実に3年ぶりとなった。
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スーパーGTやスーパーフォーミュラ、スーパー耐久のマシン展示やデモランが人気を集める本イベント。今年最も注目を集めたのは、フォーミュラEのGen2車両によるデモランだろう。
フォーミュラEは今年9月に東京都が2024年春の開催を目指すと表明し、開催に向けた協定を結んだばかり。実現すれば国内で初の本格的な公道レースということもあり、注目を集めている。
MSJ2022で行なわれたデモランでは、Gen2世代のマシンが走行。2024年のePrix開催が予定されている東京ビッグサイトは、目と鼻の先だ。なお前日に東京都庁前で行われたイベントでも、このマシンが走行を披露した。
ドライブを担当したのは、元F1ドライバーで現在は衆議院議員を務める山本左近。山本議員は2015年のフォーミュラE創設年にロンドンePrixで参戦した経験があるが、Gen2マシンのドライビングはこれが初。前日にはシート合わせも行ない、準備を整えた。
通常フォーミュラEは全天候対応タイヤを使用するが、今回はスリックタイヤが装着されていたため天候が心配された。しかしなんとか空模様は保たれ、無事にデモランが行われた。
なお今回のデモランに用意されたマシンは、お台場にある“人気ロボット像”をモチーフにしたスペシャルカラー。白を基調にしたメインのカラーリングに、黄色で塗装されたヘイロー……会場後方に佇む『RX-0 ユニコーンガンダム』を想起させる名塗装と言えそうだ。
マシンに乗り込んだ山本議員は、思い切りアクセルを踏み込んでコースイン。コースではときには派手にドリフトターンやドーナツターンを披露し、電動マシンらしく”モーター音”を響かせてコースを駆け回った。
走行後、山本”ドライバー”は集まったモータースポーツファンの前で「雨が降らなくて良かった」と安堵の表情を見せつつ、世界の都市部で行なわれているフォーミュラEの魅力を伝えられたら嬉しいと語った。
前述のようにFEは東京都で2024年春の開催を目指した動きが進められている。自民党モータースポーツ議連に所属する山本議員は、地域や行政、政治家、モータースポーツファンが一丸となって開催に向けた機運を高めていくことが大事だとも語った。
「日本で公道レースを実施するということはまだまだハードルが高いです。法律も、我々モータースポーツ議連としてもしっかりと、公道で実施できるような案を作っていかなければなりません」
「今日のモータースポーツジャパンにおけるフォーミュラEのデモランも一つの結果ですし、もっとたくさんのマシンでレースをする、フォーミュラEを観たいという想いが強くなれば実現に向かっていきます。どうぞ皆さん応援していきましょう!」
なお、トークショーの後再びマシンに乗り込んでコースを後にしようとした山本議員だったが、ドリフトターンから方向転換しようとした際に、挙動を乱してウォールに追突。これもモータースポーツの“華”のひとつではあるが、最後にクラッシュという見せ場を残して、カウルを引きずりながらコースを後にした。
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