■「黒い矢」を意味するモデル
2017年のEICMA(ミラノショー)で世界初公開され、2018年に日本での発売が開始されたハスクバーナのネイキッドモデル、「SVARTPILEN(スヴァルトピレン)401」に試乗しました。
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KTMの傘下となったことで、車体の大きな本格オフロードモデルのイメージが強かったハスクバーナのラインナップに追加されたSVARTPILEN 401。ジャパンプレミアで実物を初めて見た際は、その唯一無二の造形に、かなりの衝撃を受けたことを覚えています。
稲妻マークを路面と水平に配置したような斬新なスタイルは、ただそこに停まっているだけで、その場所をオシャレな空間に変えてしまう程の存在感でした。
その一方で、車体、シート、ハンドルなどすべてが直線で構成されたようなフォルムの乗り味は、ライダーの体にフィットするとはいえないのが正直な感想で、開発のベースとなったKTMの「390デューク」と同じ感覚で乗ると、乗り辛さを感じてしまいます。
そんな、乗り味を楽しむというよりファッション要素が強い印象だった初期モデル、約4年の時を経て再びSVARTPILEN 401に試乗した感想は、かなり乗りやすく進化していてビックリ。
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まず、足つきは良好で身長165cmの私(筆者:先川知香)で、両足の爪先がしっかりと付くので、信号待ちなどの一時停止に不安を感じることはありません。
デザインの性質上どうしても、ライディング姿勢にピッタリとフィットするポイントを見つけるのは難しく、最初は少し戸惑ってしまいますが、自分なりのポジションを見つけてしまえば、思ったほど乗り辛さを感じることはありませんでした。
ちなみに、私にとってちょうどいいポジションは、少しシートの後ろ側に座ること。この部分には個人差があると思うので、最適なポジションを探すのも、楽しみのひとつかもしれません。
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そして驚くべきは、その走り。アクセルを少し開けるだけで、そのファッショナブルなビジュアルからは想像もできない程、力強い加速を感じることができます。
今回は舗装路での試乗だったので、少しアップ目に装着されたハンドルやブロックタイヤのメリットを感じることはできませんでしたが、排気量400ccクラスのロードスポーツと考えれば、その走りは十二分。パワフルに加速して、思い通りのラインでしっかりと旋回してくれます。
欲をいえば、やはりもう少ししっかりとタンクをニーグリップしたいなとか、ホントはもう少し前に座りたいとか、慣れたポジション感覚で乗れた方がさらに集中して走りを楽しめるという勿体なさはありますが、私にとってSVARTPILEN 401最大の魅力は、このアヴァンギャルドなビジュアル。
他のロードスポーツとは一線を画すデザイン性の高さと、ここまでハイレベルな走行性能を両立させるには、この独特なライディングポジションが妥協点なんだと思います。
また、車体は軽くサイズ的にも取り回しが楽なので、初心者ライダーの中型デビューにもオススメ。エンジン自体はパワフルなので、走りを追求したい上級者ライダーも十分楽しむことができるなど、幅広いライダーのスキルに対応してくれるのもSVARTPILEN 401の魅力です。
オシャレも走りも両方欲しい!そんなライダーにうってつけの1台。ハスクバーナ「SVARTPILEN 401」の価格(消費税込)は、75万9000円です。
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