「ずっと放置状態」の声もある阪和線沿いの“更地”
大阪市が2025年7月、向こう10年における都市計画道路の整備計画をまとめた「都市計画道路の整備プログラム[令和7年度改訂]」の案を発表。市はパブリックコメントを経て年度内にプログラムを策定する構えです。この中で「天王寺大和川線」の整備について言及しています。
【超壮大!】これが「天王寺大和川線」の計画です(地図/画像)
天王寺大和川線は、JR阪和線沿いに阿倍野区・東住吉区・住吉区を南北に結ぶ延長約5.5km、幅員29mの大規模な道路計画です。2025年現在、阪和線の高架に沿って天王寺駅から5駅めの我孫子町駅(住吉区)の南側まで、大部分の道路用地が連続的に確保されています。しかし、目に見える形で事業が動いていないため、SNSでは「ずっと放置状態」「何も動きがない」といった声が見られます。
もともとこの道路は、阪神高速の14号松原線と泉北ニュータウン方面を結ぶ「泉北線」として計画され、高架の2階部分が阪和線、3階部分が高速道路という構成で計画されていました。
しかし、1995年の阪神淡路大震災をきっかけに、高い高架構造への懸念が広がったことから、2003年に高速道路としての構想は廃止、地上の一般道路としての「天王寺大和川線」に計画変更された経緯があります。その後、2007年までに阪和線のみ杉本町駅までの高架化が完了しました。
2005年の都市計画決定から、地域と話し合いが重ねられ、構造は基本的に車道2車線とし、歩道や自転車道、そして緑地を重視した基本計画案が2016年に取りまとめられています。しかし、それにも様々な意見が寄せられたとして、大阪市は整備内容について関係者で協議を行っている、としています。
結果として、長居公園のスタジアム付近に関係車両のみが通れる部分が数百メートル暫定整備されただけで、ほぼ全線が未着手のまま、線路沿いに更地が広がっている状態。2022年には、事業の長期停滞を踏まえ、用地の有効活用に関する市場調査が行われているほどです。
この天王寺大和川線は総延長が長く、多大な事業費が必要なため長期化が見込まれることから、駅前より段階的に整備していく予定とされていました。そして今回、「都市計画道路の整備プログラム[令和7年度改訂]」にて、具体的なスケジュール案が示されています。
まず、3工区の「鶴ヶ丘駅~長居駅」区間1160mについては、5年後にあたる2030年度までのあいだに供用。その他の区間については、駅周辺から段階的な整備が進むと想定されており、2035年度までに美章園駅周辺、南田辺駅周辺、我孫子町駅周辺を段階敵に供用していくとしています。全線5520mのうち、10年後までに整備されるのは約半分の約2390mとなる見込みです。(乗りものニュース編集部)
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