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マクラーレンのノリス、序盤から好調維持もマシンには手を焼いている?「思うように走らせられない」

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マクラーレンのノリス、序盤から好調維持もマシンには手を焼いている?「思うように走らせられない」

 2021年シーズンのF1は開幕5レースを終えたが、マクラーレン、特にランド・ノリスが昨年以上のパフォーマンスを発揮している。ノリスは既に2度の3位表彰台を獲得しており、全レースで入賞を記録するなど高い安定感も見せている。

 一方新加入のダニエル・リカルドに関しては2021年マシンのMCL35Mへの適応に苦しんでいる様子。ノリスがコンスタントに予選Q3に進む中、Q2やQ1で敗退するレースもあり、獲得ポイントもノリスの半分以下にとどまっている。チーム代表のアンドレアス・ザイドルもモナコGPの週末で、MCL35Mが“特別な”ドライビングスタイルを要するマシンであると認めていた。

■マクラーレンには特別なドライビングスタイル必要? 大苦戦リカルド「しばらくスイッチを切りたい」

 このマクラーレンのマシンに関しては、2019年からチームに在籍し、今季好調を維持しているノリスでさえも最大限の力を引き出すのに苦労しているという。曰く、以前のマシンではできたようなプッシュの仕方ができないようだ。

「今年のマシンはこれまでと異なっていて、走らせ方を変えなければいけない」

 ノリスはそう語った。

「まだマシンについて学んでいる途中だ。モナコではこれまでで一番良い予選ができたと思うけど、これまでの予選やレースではマシンのことを熟知できていないがゆえにミスをしていた」

「まだまだたくさんのことを勉強中なんだ。特にバーレーンやシーズン最初の数レースで昨年と同じように走らせすぎていた結果、余計に今年のマシンへの適応が必要になった」

「多くの違いがあるのは確かなので、昨年、もっと言えばここ2年の感覚から切り替えるのは簡単ではない」

 ノリスはまた、ジュニアカテゴリー時代から好みとしているセットアップをMCL35Mに落とし込んだ場合うまく機能しないといい、それが苦労している理由のひとつだという。

「これまでと同じように走らせたとしても、良い走りができないんだ」

「色々なことに適応しなければいけないし、今は必ずしも自分の思い通りに走らせられるという訳ではない。つまりF3やF4の時代から続く好みの走らせ方ができないということだ」

「自分の思うような走らせ方ができない。だから適応する必要があるけど、F1マシンというのはどれも違っているものなので、それに慣れないといけない」

 一方、モナコでは入賞を逃すなど苦しいレースを強いられたリカルドは、より快適な走行ができるよう、マクラーレンのシミュレータに時間を費やしたという。

「先週は数日間シミュレータに乗った。一歩引いた視点で、何が起きているのか、マシンがどう動いているのか、マシンを機能させるためには何が必要なのかを知ろうとしていた」とリカルド。

「序盤戦から学習は続けているので、これを“ゼロからのスタート”と言いたくはないけど、ある意味前よりオープンマインドなアプローチで取り組んだ。言うなれば、“正しくない”と思われるようなことも試したりした。そしてトライした結果、なぜうまくいかないかを理解していくんだ」

「つまりたくさんのことに取り組んだ。その結果、いくつかのことが前よりも明確になったから、とても生産的だったと思う。これを(コース上での走行に)落とし込むのが楽しみだ」

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