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早起きする暴走族!真面目なのか不良なのか摩訶不思議? ~木下隆之の、またがっちゃいましたVol.30~

■元旦の朝、暴走族は富士山麓に集合していた

 先週のコラムで「初日の出の暴走族」が減って寂しい……などという誤解を招きそうな記事を書いてヒンシュクを買ったのだが、その勢いがおさまらず、またまた暴走族ネタである。どうやら僕の頭はまだ、お屠蘇で酔っているらしい。題して「何故、暴走族は初日の出に集うようになったのか」である。

悪しき正月の風物詩は今どこに!? 初日の出暴走族がいなくなった日本 ~木下隆之の、またがっちゃいましたVol.29~

 新年を祝う1月1日の元旦の朝、暴走族は富士山麓に集合する。考えてみれば不思議な風習である。

 シャコタンのクラウンにハコ乗りするには、凍てつく富士の冷気は寒かろう。あんなに、ほとんど防寒の意味をなさないそり返った風防では、たとえタンデムで抱きあったとしても暖はとれない。そもそも半キャップだから、耳はチギレそうなはずだ。なのに、あんなに元気に、警察官が待受ける検問に突進していくのだから理解不能なのである。

 暴走族が早起きなのは、どう見ても不自然である。たぶんに偏見を含めて言わせてもらえば、高校で遅刻常習者であることが不良には欠かせない素行のはずなのに、不思議に、元旦だけは早起きなことの説明がつかない。早朝のラジオ体操には、一度も参加したことがないはずだ。おそらく前夜から興奮で寝つけず、深夜の暴走の延長に御来光がセットで行なわれているのだろうが、それにしても、真面目なのか不良なのか、判断がつかないのである。

 そもそも暴走族は、不良を含めて日本的伝統行事にご執心である。授業はサボるのに、卒業式では率先して壇上にあがるし、新撰組のごとく紋付き袴で成人式には参集する。

 そう考えると、暴走族ほど、日本文化を大切にする人種も少ないのかもしれない。直管マフラーで爆音を響かせながら日の丸を掲げるのは、彼らなりの流儀で日本を祝っているのだろう。成人式のその日、そのファッションセンスはいかがなものだとしても、大枚叩いてしつらえた羽織袴で踊るのは、日本人が忘れかけようとしている風情の裏返しなのかもしれない。卒業式の日に壇上に駆け上って叫ぶのは、本当は答辞を述べたかったのだ。だというのに生徒会長でもないから、その役目が回ってこなかったことの裏返しなのである。そう、実に真面目な人達なのである。

 その筋の人達も同様に、日本古来の伝統的行事では奇声をあげるし、日の丸を掲げる。それへの憧れが暴走族のスタイルを作り込んでいるとの説も捨てきれないが、ともあれ、暴走バイクが元旦に集合するのは、暴走族が絶滅危惧種となった今では懐しい。

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