あのハマーがEVで復活。前代未聞のカニ歩きモードやスーパーカー並みの加速力に注目

米ゼネラルモーターズの「GMC」ブランドは10月20日、ハマーブランド初の電動ピックアップトラック「ハマーEV」を発表した。

モンスター級のSUVから一転、モーターのみで走行するようになった新生ハマーだが、メーカー自ら「スーパートラック」と呼ぶように電動化しても怪力ぶりは健在。3モーターを搭載するトップグレードは、1,000HP/15,592Nm（！）という超ド級の出力で、0-60マイル/h（約97km/h）加速はおよそ3秒とスーパーカー並み。
　
走破性も磨きこまれており、最大37インチホイールを履く足回りは「エクストラクト・モード」を起動することで、一時的に10cm以上もグランドクリアランスを高めることができる。さらに、類を見ない「クラブウォーク（カニ歩き）」機能も装備しており、4輪操舵により文字どおりカニのように斜め前への走行が実現した。こうしたメカニカルな機構に加え、アンダーボディにはカメラを搭載。車体下部の状態をモニタリングする「ウルトラビジョン」を駆使すれば、障害物で腹を擦ることもなく、あらゆる路面を安心して走行できる。

航続距離も最大563kmを確保。さらに、800Vの急速充電に対応したことにより、わずか10分の充電でおよそ160kmの走行が可能だ。運転支援機能では、32万km以上の道路でハンズフリードライブと自動車線変更に対応する最新版の「スーパークルーズ」を搭載。ラグジュアリーなマテリアルが奢られたインテリアは、コクピットに12.3インチ、センターコンソールに13.4インチの液晶パネルを備え、高度にデジタル化された空間となっている。また、ルーフは分割して取り外すことができ、すべてを開け放てば爽快なオープンエアモータリングが可能だ。

スタート価格はパワー、航続距離とも最高となる「エディション1」が112,595ドル（約1,180万円）で、来年秋から販売開始。その後はアッパーグレードから順次ローンチとなり、最も手の届きやすい２モーターのエントリグレードは、2024年春に79,995ドル（約840万円）で登場予定とアナウンスされる。

Comments

デカいだの、燃費が悪いだの（あ、EVだ）、島国からギャーギャーいわれそうだけど、日本では絶対出来ない発想。GMの電気自動車に向かうに当たって楽しい夢のあるクルマを諦めない姿勢には頭が下がるな。要らない訳の分からない機能満載のまるでA地点からB地点へのただの移動手段にむかっている某国のEVとは違うね。これ見てみるといいよ。　youtu.be/d2Ernb-YGic

トルク値が誤記かと思ったらホントにこの数値なんだね！
ガソリン車の排気量に換算するとザックリ155920cc!?
アメリカ流のバカ炸裂w(誉め言葉)
EVは楽しい未来があるかもね