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【続報】新型ジープ「コンパス」の技術詳細が判明!「史上最もエアロなジープ」の称号は伊達じゃない。航続650kmの鍵は“風”にあり

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【続報】新型ジープ「コンパス」の技術詳細が判明!「史上最もエアロなジープ」の称号は伊達じゃない。航続650kmの鍵は“風”にあり

徹底的に空力性能を追求した3代目コンパス

2025年5月6日、9年ぶりのフルモデルチェンジとして華々しくワールドプレミアされた新型ジープ「コンパス」。その時点では、刷新されたデザインやBEV(電気自動車)を含む多彩なパワートレインの存在が明らかにされ、世界中のファンの期待感を煽った。そして6月27日、その技術的な核心に迫る追加情報が発表された。新型コンパスは、なぜこれほどまでに効率的で、長大な航続距離を実現できたのか。その答えは、ジープの伝統的なスタイリングに隠された、徹底的な「空力性能の追求」にあった。

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ワールドプレミアでは語られなかった「空力の秘密」

5月の発表では、新型コンパスがより洗練され、モダンなエクステリアをまとっていることは示唆されていた。しかし、そのデザインが単なる意匠の変更に留まらない、機能性を突き詰めた結果であることまでは、深く語られていなかった。

今回新たに発表された情報では、まさにその核心部分に焦点を当てている。新型コンパスは「ジープ史上、最もエアロダイナミックなモデル」と明確に定義され、そのための具体的な技術が明らかにされたのだ。

その筆頭が、「アクティブグリルシャッター」と「完全なフラットアンダーボディ」の採用だ。アクティブグリルシャッターは、エンジンの冷却が不要な高速巡航時などに自動でグリルを閉じ、車体前面の空気抵抗を低減する。一方、車体下部を覆うフラットなパネルは、床下の空気の乱れを劇的に抑制し、まるで路面を滑るかのようにスムーズに空気を後方へ流す。

これらの技術は、決して目新しいものではない。しかし、ジープが伝統的に得意とする、悪路走破性を想起させる箱型のフォルムと、相反する要素である空力性能をここまで高い次元で融合させたことに、3代目コンパスの最大の革新性がある。

航続650kmを実現した、必然のエンジニアリング

この徹底したエアロダイナミクスの追求がもたらす最大の恩恵は、やはり航続距離の伸長だ。特にBEVモデルにおいて、最大650kmというクラスをリードする航続距離を実現できた背景には、この優れた空力性能が不可欠な要素であったことは想像に難くない。

5月の発表で示された「最大650km」という数字に、具体的な技術的裏付けが与えられた形だ。空気抵抗は速度の二乗に比例して増大するため、高速走行時の電費(燃費)に絶大な影響を与える。つまり、新型コンパスの空力設計は、ラボの中での理想値ではなく、ユーザーが実際に高速道路を走行するようなリアルなシーンでこそ、その真価を発揮する。

これは、単にバッテリーを大きく搭載しただけのEVとは一線を画す、車両全体のトータルパッケージで効率性を突き詰めた、ジープの真摯なエンジニアリング姿勢の表れと言えるだろう。

デザインと機能の融合、欧州市場への本気度

競争の激しい欧州CセグメントSUV市場において、デザイン性やブランドイメージだけで戦うことは難しい。燃費(電費)規制が厳しく、環境性能に対するユーザーの目も厳しいこの市場で成功を収めるには、具体的な性能向上が不可欠だ。

今回、空力性能という具体的な技術詳細を前面に押し出してきたことからは、ジープの欧州市場に対する並々ならぬ「本気度」が窺える。ワールドプレミアでデザインという「感性」に訴えかけ、続く今回の発表でエアロダイナミクスという「理性」に訴えかける。段階的な情報公開は、新型コンパスがデザインと機能性をいかに高いレベルで両立しているかを、市場に深く印象付けるための巧みな戦略と言えるだろう。

9年の歳月を経て、ただ姿を変えただけではなかった新型ジープ・コンパス。そのなめらかなボディパネルの下には、“風を制する”ための緻密な計算と、電動化時代をリードしようとするジープの強い意志が隠されていた。さらなる詳細の発表が待ち遠しい。

【画像11枚】伝統の“箱型”と最先端エアロの融合! 新型ジープ「コンパス」の革新的なディテールをチェック

文:LEVOLANT LE VOLANT web編集部
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みんなのコメント

1件
  • 翔愛映奈
    なんでジープの記事なのに、途中関係ない車の写真を見せるためのがでてんだよ
    やめーや
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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